(4)地上世界とは異なる幽界での生活

初めて幽界に入った他界者は、そこが地上とあまりにも似た世界であることに驚くと同時に安心します。やがて幽界での生活に馴れるにつれて、実は今いる世界(幽界)が地上とは全く異なる所であることに気がつくようになります。

食べたり飲んだりする必要がない

幽界では、食べたり飲んだりすることが一切必要ありません。なぜならば、死によって肉体を脱ぎ捨てているからです。食べ物を摂ったり水分を補給するのは、肉体を維持するためだけに必要とされることです。

ただしこの後でも述べますが、地上時代の意識が強く残り、幽界に入ってからも依然として食事をするものと思い込んでいる場合には、自分自身の思念で好みの食べ物をつくり出し、それを食べるという状態がしばらく続くことになります。

寝る必要がない

地上では生きていくうえで、睡眠が不可欠です。睡眠不足が続くと健康を害し、精神にも悪影響が出てきます。肉体の維持と休息のために、睡眠はなくてはならないものです。しかし肉体を捨て去った幽界では、もはや睡眠は不要となります。

ただし人によっては、幽界に入ってからも“睡眠は必要なもの”と思い込んでいる場合があります。そういう者は幽界に入ってからもしばらくの間、睡眠をとるようになりますが、やがて睡眠は不要だということに気がつくと、その時から寝ることをしなくなります。

肉体の苦痛・病気がなくなる

地上にいた間、病気で苦しんできた人たちは、かつてのような体の痛みや苦しみがすっかりなくなっていることに驚き、喜ぶようになります。病気は肉体だけのものであって、その肉体を捨てて霊体だけになった今は、完全に健康体になっています。子供の頃のような健康状態に戻っています。身体全体が軽やかになり、風呂上がりのような清々しさを感じるようになります。

ただし依然として“自分は病気である”と思い込んでいる場合には、自らの思念によって地上時代と同じような痛みや病気を持ち続けることになります。「死とともに病気や痛みを抱えていた肉体とは決別した」と自覚した瞬間に、これまでの苦痛は消滅します。

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