『シルバーバーチの霊訓』と、私たち「スピリチュアリズム普及会」

「スピリチュアリズムの普及」を目的とするサークル

このサイトのサークル紹介でも述べていますが、私たち「スピリチュアリズム普及会」は40名にも満たない小さなグループ(サークル)です。スピリチュアリズム普及会の名称が示すとおり、私たちのサークルは「スピリチュアリズムの普及」だけを目的としています。これまで自分たちの力の範囲内で、スピリチュアリズムの普及に努めてきました。

私たちと“スピリチュアリズム”との関わりは、40年ほど前にさかのぼります。それ以来、1983年に『シルバーバーチの霊訓』の訳書が出版されるようになるまで、私たちは心霊科学関連の書物やさまざまな霊界通信、またスピリチュアリズム関連の資料に片っ端から目を通し、そこからスピリチュアリズムについての理解を深めてきました。さらに、さまざまな宗教思想や教義についても可能なかぎり学んできました。そして学び取ったスピリチュアリズムの理念や霊的知識を、自分たちの人生の指針とするように努めてきました。

今にして良かったと思うのは、スピリチュアリズムの霊的知識を単なる情報や思想の領域にとどめず、「日常生活での実践の指針」としてきたことです。どれほど優れた思想や哲学も、実践に移さなければ単なる文字の羅列に過ぎなくなってしまいます。霊的知識は、健康情報と同じようなものです。この世のすべての健康に関する知識を手に入れたとしても、実際にそれらを活用しなければ“宝の持ち腐れ”になってしまいます。霊的知識も、実践に移さなければ何の価値も持ちません。霊的知識は、「信仰実践の指針」として日常生活の中で具体的に活用すべきものです。健康情報の目的は健康増進と病気治療ですが、霊的知識の目的は「霊的成長」なのです。

「心の道場」から「スピリチュアリズム普及会」に名称変更

2011年に「心の道場」という名称を、現在の「スピリチュアリズム普及会」に変更しました。それまでの歩みを通してスピリチュアリズムについての理解が一応納得できるレベルにまで至ったことと、「もっとスピリチュアリズムのPRと普及に励みたい!」というメンバーの思いが一致し、名称変更に踏み切りました。

「心の道場」の時代から私たちは――「自分たちのサークルの拡大を目指さない。会員を募ることもしない。自分たちの力の範囲内で純粋な奉仕活動を通してスピリチュアリズムの普及に貢献する」ということを、サークルのモットーとしてきました。そして私たちの生き方を見て、スピリチュアリズムのために良き霊界の道具を志す人々が現れることを、全員の願いとしてきました。「スピリチュアリズム普及会」でも、そのモットーに変わりはありません。

サークルのメンバー全員が、「霊界の大軍団の一員」としてスピリチュアリズムのために働けることを最高の幸せと思っています。自分の人生を“地上人類の救い”のために捧げられることを感謝しています。そして地上人生の最後の最後まで、スピリチュアリズム普及のために歩み通したいと決意しています。肉体の死を迎えて霊界に旅立つとき――「自分の人生はすべてスピリチュアリズムのためにあった」と確信できるようでありたいと思っています。それがメンバーに共通の願いとなっています。

『シルバーバーチの霊訓』との出会いが、サークルにとっての最大の転機となる

私たちのサークルにとっての最大の転機は、日本で『シルバーバーチの霊訓』が出版された時に訪れました。『シルバーバーチの霊訓』を初めて読んだとき、これこそスピリチュアリズム思想の最高峰であり、霊的知識の集大成であることを直感しました。それまで学んできた霊的知識や宗教思想のすべてが『シルバーバーチの霊訓』の中に包括され、より次元を高めた形で示されていることを実感しました。

私たちはそれまでのサークルの方向を転換し、『シルバーバーチの霊訓』のPRとその布教(霊的真理の伝道)を自分たちの活動の中心におくことに決定しました。こうして『シルバーバーチの霊訓』を中心としたスピリチュアリズムの普及活動が、サークルの方針になりました。私たちのスピリチュアリズムの普及活動は、『シルバーバーチの霊訓』の普及として、いっそう明確化されることになったのです。

『シルバーバーチの霊訓』との出会いは、私たちにとって大きな衝撃であり感動でした。『シルバーバーチの霊訓』によってスピリチュアリズムの理解が一気に深まり、「スピリチュアリズム普及」にかける決意がさらに強固になりました。霊界とのより強い絆が形成され、霊界とタイアップしていく方向性が明確になりました。『シルバーバーチの霊訓』との出会いが、私たちのスピリチュアリスト人生(霊的人生)の質を高めることになったのです。

これほどまでに私たちの“魂”に大きな変化がもたらされたということは、今はスピリチュアリズムを知らない人々も『シルバーバーチの霊訓』との出会いが与えられるならば、人生に根本的な変化がもたらされるようになるということを意味しています。むろん“魂”が新生するためには、シルバーバーチが繰り返し述べているように「一定の霊性レベル」にまで至っていることが大前提となりますが、今後は、苦しみの体験を経てカルマを清算し“魂の窓”が開かれた人が次々と現れるようになっていきます。そうした人々が『シルバーバーチの霊訓』と出会うならば、間違いなく人生最大の転機を迎えるようになるはずです。

『シルバーバーチの霊訓』を普及することは、最高のスピリチュアリズムの布教活動

スピリチュアリズム思想の最高峰である『シルバーバーチの霊訓』を広めることは、人類にとっての最高次元の救済思想をPRすることであり、これに優るスピリチュアリズムの布教活動はありません。『シルバーバーチの霊訓』の知名度は、本物のスピリチュアリズム普及のバロメーターと言えます。

私たちは『シルバーバーチの霊訓』の存在を日本中に、そしてアジア各国に、さらには世界中に知らせたいと思っています。『シルバーバーチの霊訓』の知名度を高めるだけでなく、それが他の思想や哲学とは次元を異にする人類史上最高の叡智であり宗教思想であることを伝えていきたいと思っています。そのために自分たちの力の及ぶかぎり精いっぱい努力していこうと決意しています。

『シルバーバーチの霊訓』の正しい理解のために

実際にスピリチュアリズムの普及活動に携わっていると、シルバーバーチが繰り返し述べているように真理の受容と理解には、本人の「霊性レベル」が大きく関係していることを身にしみて感じるようになります。

『シルバーバーチの霊訓』との出会いは、霊界からの導きによってなされますが、その教えをどのように理解するかは人によって大きく異なります。真理に向き合う姿勢もさまざまです。自分の気に入った教えだけに共鳴する人、慰めと同意を求める人、内容の重大さに圧倒される人、人類史上最高の叡智であることを実感する人など、反応はいろいろです。一度読んだだけで分かったつもりになっている人がいる一方で、繰り返し読んで理解を深め、重要ポイントをノートにまとめるような人もいます。『シルバーバーチの霊訓』を読んだといっても、その理解度は人によってバラバラなのです。残念なことに多くの人が、あまりにも浅い理解にとどまっています。自己流の偏った解釈でよしとしている人もいます。なかには間違った理解をしている人もいます。

このように『シルバーバーチの霊訓』を読んだといっても、理解度において天と地ほどの開きがあります。一度読んだだけで分かったつもりになっている人や表面的な理解でよしとしている人が、人生を根本からやり直すようなことはありません。おそらくそうした人は、今後、大きな苦難の体験を経ることによって『シルバーバーチの霊訓』の価値と重要性を深く理解し、心機一転して真剣に学ぶようになるでしょう。

こうした状況を前にして私たちは、『シルバーバーチの霊訓』を広めると同時に、その正しい理解に向けての働きかけの重要性を自覚するようになりました。『シルバーバーチの霊訓』の普及と同時に、その教えの本質と卓越性、またスピリチュアリズムの霊的背景やスピリチュアリズムの全体像(アウトライン)などを伝えることの大切さを実感するようになりました。そしてそれが私たちのサークルにおける、もう一つの目標となりました。

だからといって、私たちだけが『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解していると言うつもりはありません。それどころか間違って解釈しているようなことがあるかもしれません。しかし、自分たちが正しいと考える見解を広く示すことによって、それを目にした人々に『シルバーバーチの霊訓』の素晴らしさを伝えることができるものと確信しています。『シルバーバーチの霊訓』が、通り一遍の理解でよしとされるようなものではないことを理解していただけるはずです。

私たちのサークルではこれまで、『シルバーバーチの霊訓』の正しい理解の手助けとなることを願って、ニューズレターや書籍やホームページなどを通して私たちの見解を公表してきました。ありがたいことにそれを目にした人々から、「シルバーバーチの霊訓の素晴らしさがよく分かるようになりました」とか「ほこりを被っていたシルバーバーチの霊訓に新たな生命が吹き込まれました」といった声を数多くいただくようになりました。

全国各地から寄せられるこうしたお便りを読むたびに、日本人の中に少しずつ『シルバーバーチの霊訓』の正しい理解が浸透し、それによって日本のスピリチュアリズムのレベルが確実に向上していることを実感することができます。そしてスピリチュアリズムが、イエスを中心とする高級霊たちによって推進されている“地球人類救済運動”であることが認識されるようになり、スピリチュアリズムに対する正しい理解が定着しつつある手ごたえを感じています。

『シルバーバーチの霊訓』の普及に対する世の中の反発と攻撃に対して

純粋な思いから真理を求める人々にとって『シルバーバーチの霊訓』との出会いは、人生最大の転換点となります。真実の生き方に目覚める最高に喜ばしい出来事となります。一方、それとは反対にすでに特定の宗教を熱心に信仰している人にとって『シルバーバーチの霊訓』は、大きな脅威となります。特に宗教組織の責任ある立場にいる人間には“最大の敵”が現れたように感じられ、自分が人生をかけてきた宗教が内部から侵食される恐怖に駆られるようになります。

また『シルバーバーチの霊訓』の登場は、宗教に関わっている人間だけでなくスピリチュアリズム内部にも波紋を呼ぶことになります。心霊現象を中心とした古いスピリチュアリズムにとどまっている人にとっては、『シルバーバーチの霊訓』はあまりにも次元の高い険しいハードルとして映ります。これまで通りのスピリチュアリズムでやっていきたいのにそれが根底から揺さぶられ、何とも落ち着かなくなります。また、古い時代の霊界通信にとどまっている人も、『シルバーバーチの霊訓』が目障りになります。『シルバーバーチの霊訓』によってそれまで築き上げてきた自分なりの見解が崩されるようになるからです。こうして『シルバーバーチの霊訓』は、スピリチュアリズム内部に大きな反響を巻き起こし、多くの反発を招くことになります。

より良いものならば素直になって取り入れ、それまでのものを捨て去るだけでいいのですが、そこにプライドや面子、自己顕示欲や功名心といった自己中心的な思いが入って素直になれなくなるのです。そして『シルバーバーチの霊訓』の普及に批判的な態度を取るようになってしまいます。『シルバーバーチの霊訓』の普及活動に対して、教条主義といったレッテルを貼って非難するようになります。

このように『シルバーバーチの霊訓』の登場は宗教界やスピリチュアリズム界に大きな波紋と衝撃と反発を引き起こします。無神論者や唯物論者が『シルバーバーチの霊訓』に反発し批判的な態度を取るのは当然のことと言えますが、実際には圧倒的に宗教関係者やスピリチュアリズム関係者が『シルバーバーチの霊訓』の敵対者となります。

しかし、いくら非難や反発があっても、スピリチュアリズム思想の真髄とも言うべき『シルバーバーチの霊訓』は、時間とともに確実に世界中に普及していきます。それは『シルバーバーチの霊訓』が、「神の摂理(霊的真理)」を最も正しく示しているからです。シルバーバーチは――「真理の普及を阻止することはできません。真理は、みずからの力によって広まっていきます。誰もそれを規制することはできません」(『The Seed of Truth』)と述べています。

『シルバーバーチの霊訓』をモットーとして歩む私たちに対して、宗教界やスピリチュアリズム界、あるいは無神論者からさまざまな批判の声があがるようになっていますが、それは前もって予想していたことです。

論争を挑み攻撃してくる相手に対して、シルバーバーチは次のように述べています。

「議論したり論争を挑まれたりすることを、私は望みません。私はただ、これまで存在し、そしてこれからも存在し続ける基本的な真理を説くことしかできません。もし人々が、その真理を受け入れることができないならば、残念ですが、私にはどうすることもできません。」

More Philosophy of Silver Birch

「もし人々が私の意見に賛同してくれなくても、あるいは私の意見が間違っているとか、人々を間違った方向に導こうとしていると言ったとしてもかまいません。私は自分が理解しているように真理を述べ、進化の長い歳月の中で学んできたように真理を語ることしかできません。もしそれがキリスト教やヒンズー教などの宗教の教えを混乱させることになったとしても、仕方のないことです。(中略)

もし私の説くことが間違っていると言われるなら、誰に対してもそれを受け入れてもらおうとは思いません。私は自分が知っていることを可能なかぎり謙虚に、誠実に、そして敬虔な気持ちで述べています。私はこれまで獲得してきたあらゆる知識と知恵を、それを受け入れることができる人々の足元に置いて差し上げようとしているのです。もし人々がそれを受け入れないならば、それはその方の責任であって、私の責任ではありません。」

The Seed of Truth

私たちは長い真理探究の歩みを経て、『シルバーバーチの霊訓』こそが人類史上最高の叡智であり、そこに最高次元の真理が最も多く含まれていることを確信しました。私たちは自分たちが確信したものを、人々に伝えていきたいと思っています。それこそが地球人類にとって“最高の救い”になると考えるからです。

シルバーバーチは――「自分が正しいと思うことを説いているだけです」と述べていますが、私たちも『シルバーバーチの霊訓』が最高だとの思いを人々に伝えているだけなのです。それに異論を唱える人に対しては、議論も反論もするつもりはありません。ただ「残念です」とのみ答えたいと思っています。私たちはシルバーバーチの姿勢を見習って、『シルバーバーチの霊訓』の普及に臨んでいこうと決めています。

「真の霊界の道具」となる人材が、日本中から輩出することを願って

『シルバーバーチの霊訓』を通して、私たちはスピリチュアリズム運動を霊界から推し進めているイエスや高級霊の切実な思いを知ることになりました。シルバーバーチは、スピリチュアリズム運動を主導する高級霊たちの思いを代弁して次のように述べています。

「忘れないでいただきたいのは、皆さん方のような地上での道具がなくては、私たちも何も為し得ないということです。皆さんは私たちに戦いのための武具を供給してくださっているようなものなのです。皆さんの力をお借りする以外に、地上には頼りにすべき手だてが何もないのです。喜んで私たちに身を委ねてくださる人以外に、道具とすべきものがないのです。

今はまだ、私たちに十分な道具が提供されているとは言えません。霊界には、準備が整った地上人を道具として使用したいと思っている多くの霊がいて、その時をずっと待ち続けているのです。(中略)

もっともっと多くの人材――これが私たちの大きな叫びです。いつでも自我を滅却し、犠牲を払う用意のできた、勇気と熱意と誠実さにあふれた男女が欲しいのです。それによって霊力がふんだんに地上世界へ降下し、自らの人生を大霊の意図された通りに、豊かさと美しさと光輝にあふれたものにすることができるのです。

私たちの仕事は、情熱を持って取り組むべき仕事で、その使命の尊厳性の中に大いなる誇りを抱いて携わっていくものなのです。」

A Voice in the Wilderness

私たちは、このシルバーバーチの言葉をサークル全体のモットーにしています。そして自分たちの人生をすべて『シルバーバーチの霊訓』のPRに捧げ、それによってスピリチュアリズムの普及に可能なかぎり貢献していきたいと思っています。「霊界の道具」として、スピリチュアリズムのために人生を捧げていくことを目標にしています。

『シルバーバーチの霊訓』はスピリチュアリズム思想の最高峰であり、地球人類にとっての最高の救済の書です。したがって『シルバーバーチの霊訓』の普及が、真のスピリチュアリズム普及のバロメーターになります。私たちはシルバーバーチが訴えているように、「霊界の道具」として人生をスピリチュアリズム普及のために捧げる人材が現れることを願っています。「霊界の道具」になる人材が現れるなら、日本人が世界に先駆けてスピリチュアリズムの最前線を開拓することになり、やがて日本は“スピリチュアリズム大国・霊的大国”になっていきます。こうして日本が世界のため・地球人類のために最大の貢献する道が開かれていくようになります。

国民が霊的であるということ、利他的な奉仕精神を持っているということが国家の真価なのです。現在では世界中の国々が経済成長だけに関心を向け、経済力が国家と国民の優秀性を示すものと錯覚しています。毎日のニュースでは経済問題が大きなウエイトを占め、経済成長が停滞したりマイナスになると一大事であるかのように騒ぎ立てます。経済力があることが国家のステイタスとされ、一等国であることの証明とされます。

国家も国民も経済的に豊かであることが幸福になるための必須条件のように思っていますが、そこにあるのは“カネ、カネ、カネ”といった「物質的価値観・物質的幸福観」だけです。精神性や霊性は後回しにされ、人間にとってさほど重要なものとは見なされていません。これが地球上を覆っている“物質中心主義とエゴイズム”の実態です。そこには人間にとって一番大切な「霊的成長」への希求は見られません。まさに地球は霊的な暗黒世界となっています。

霊的真理の普及に携わることは、全人類に対して「最高の利他愛」を実践することです。もし多くの日本人がスピリチュアリズムの霊的真理を受け入れ、それを実践に移すなら、日本人は地球人類に対して最高の貢献をすることになります。日本中に『シルバーバーチの霊訓』の名前が知れわたり、シルバーバーチが説く“利他愛”という「神の摂理」を人々が実践するようになったとき、日本は世界の中で霊的な道の開拓者として、人類の先頭を走ることになります。物質的な権威はなくても霊的な権威を持つことになり、世界中の人々から真の意味での尊敬を勝ち取ることができるようになるのです。

霊界の人々が道具となる人材を求めているように、私たちも霊界の道具・スピリチュアリズムの兵士に志願する人材が現れることを願っています。この日本から、「真の霊界の道具」として地球の同胞のために働く人材が多く輩出することを切に願っています。

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