“古いスピリチュアリズム”から“新しいスピリチュアリズム”へ、そして「真のスピリチュアリズム」へ(スピリチュアリズムの進化の3段階)

――イエスの地上再臨にともなう、「真のスピリチュアリズム」の確立

インフォメーションNo.48

2021年4月、二千年前に十字架上で他界したイエスが、地上次元に降臨しました。クリスチャンは二千年間、イエスの地上再臨を待ち望んできましたが、それはキリスト教ではなく、スピリチュアリズムの中から起こりました。イエスの地上再臨の重大性は、地球上のいかなる歴史的大事件も比較になりません。イエスの地上再臨の霊的意味と真実は、優れた霊性と豊富な霊的知識を持った一握りのスピリチュアリストだけに知られてきました。

イエスは、地上再臨を実現するための準備として“スピリチュアリズム運動”を計画し、その地上展開を図ってきました。スピリチュアリズムは、3段階の進化のプロセスを経て、最終的に「真のスピリチュアリズム」に至ります。こうしたプロセスをたどって日本のスピリチュアリズムは、イエスの地上再臨計画の中で“スピリチュアリズム大国”に向かって進展していくことになるのです。

今回のインフォメーションでは、スピリチュアリズムに関する今後の展開と奥義について学んでいきます。

(1)これまで知られてこなかった“スピリチュアリズム”に関する重要な事実

――スピリチュアリズム運動の主役と目的

何十年もスピリチュアリストとして歩んできた方に、「スピリチュアリズムにとって一番重要な内容は何ですか?」「スピリチュアリズムの本質とは何ですか?」と質問すると、おそらく決まったような返事が返ってくることでしょう。スピリチュアリズムとは、19世紀半ばに欧米から始まった心霊現象の研究であり、交霊会を通して死者と交流し、死後の生命の存続を確認する運動である、といった答えが示されることでしょう。これが、従来のスピリチュアリズムに対する一般的な見解でした。そして今も大半のスピリチュアリストが、そのように考えています。インターネット百科事典“ウィキペディア”を見ると、まさにそうした見解が示されています。

しかし、それらはスピリチュアリズムに関するほんの一部分の事実を述べているだけで、肝心な点については完全に抜け落ちています。とても正しいスピリチュアリズムの定義とは言えません。現在に至るまで、スピリチュアリストの間においても、スピリチュアリズムに関する重要な事実、本質的内容が全く理解されてこなかったのです。ほとんどのスピリチュアリストが、スピリチュアリズムについて勘違いをし、的外れの見方をしてきたのです。

では、スピリチュアリズム運動を説明するうえで最も重要な点、すなわちスピリチュアリズムの本質とは、どのような内容なのでしょうか。以下では、それについて見ていきます。

霊界からの働きかけによって始まった“スピリチュアリズム運動”

「スピリチュアリズムの本質とは何か?」「スピリチュアリズムの目的とは何なのか?」――その答えを知るための最も適切な方法は、スピリチュアリズム運動を始めた当事者に聞いてみることです。では、誰がスピリチュアリズム運動を始めたのでしょうか。

その質問の答えは、ずばり霊界の人間、“霊界人”ということになります。スピリチュアリズム運動は1848年に始まりましたが、それを興したのは、地上の人間ではなく霊界の人間、すなわち“霊”だったのです。こう言うと多くの人が、そんな子供だましのような話は信じられない、と思うことでしょう。しかし、スピリチュアリズムは実際に、今述べたように霊界人の働きかけによって始まりました。世間一般には、スピリチュアリズムは、19世紀半ばに偶然発生した心霊現象から出発したとされていますが、実はその心霊現象は、霊界からの計画的な働きかけによって演出されたものだったのです。これが、スピリチュアリズムの出発についての事実です。スピリチュアリズムの出発には、“霊界からの働きかけ”という明確な理由があったのです。もし霊界人による地上世界への働きかけがなかったなら、スピリチュアリズム運動が始まることはありませんでした。

スピリチュアリズム運動の目的とは

――地上に「霊的真理」をもたらして、一人一人の“魂”を救うこと

スピリチュアリズムを始めた当事者は、霊界の人間(霊)であることが分かりました。では、霊界人は何のためにスピリチュアリズム運動を始めたのでしょうか。

霊界人がスピリチュアリズム運動を興し、計画的に心霊現象を演出したのには、明確な目的がありました。それは、心霊現象を通して「霊魂説の正当性」を証明し、「霊界通信」の道を準備するためだったのです。霊界の人々は、霊界通信を通して地上人に「霊的真理・霊的教訓」を伝えることを目指していました。なぜなら人間は、神の摂理である霊的真理を受け入れ、それを実践することによって霊的成長をするようになっているからです。人間は、真理を拠りどころに霊的成長の道を歩むことで、“霊的救い・魂の救い”が得られるようになっているのです。

こうした理由があって霊界人は、霊界通信を通して地上に「霊的真理」をもたらし、人類を救うという計画を立てたのです。

(2)“古いスピリチュアリズム”から“新しいスピリチュアリズム”への進化

1848年から地上で展開を始めたスピリチュアリズムには、2つの歴史的プロセスがあります。1848年からイエスの地上再臨(2021年)に至る約170年間の歴史は、大きく“古いスピリチュアリズム”と“新しいスピリチュアリズム”に分けられます。

“古いスピリチュアリズム”とは、初期段階に展開してきたスピリチュアリズムであり、“新しいスピリチュアリズム”とは、古いスピリチュアリズムに続いて展開するようになったもので、それぞれに特徴があり違いがあります。ここでは、それについて見ていきます。

古いスピリチュアリズム

“古いスピリチュアリズム”とは、スピリチュアリズム初期から盛んに行われてきた心霊現象と心霊研究、交霊会と死者との交流を中心とするスピリチュアリズム運動を指します。古いスピリチュアリズムを説明するキーワードは、「心霊現象・心霊研究」「交霊会・霊媒」で、それらを総括した「霊魂説の証明」です。

「霊魂説」とは、人間が死後も霊として存続すること、霊が死後に生活する場所(霊界)があること、霊界にいる霊は、通信などを通して地上人と接触し働きかけることができるとする考え方です。「霊魂説」は、スピリチュアリズム初期に行われた交霊会と心霊研究によって、その正当性が立証されました。

“死後の生命の存続”とか“死後の救い”といった問題は、それまでもっぱら宗教が取り扱うものと考えられてきました。ところがスピリチュアリズムは、従来の宗教(信仰)とは無関係なところで、死後の生命や死後の世界の実在を明らかにしたのです。それは人類の歴史の中で画期的なことであり、実はそれこそが、初期のスピリチュアリズムにおける人類への最大の貢献と言えます。しかし、人間の“魂の救い”というスピリチュアリズム本来の目的に照らして見るなら、それでは十分とは言えません。霊魂説の証明だけでは、魂の救いは得られないのです。

新しいスピリチュアリズム

古いスピリチュアリズムの限界を破り、より高い霊的レベルを目指したのが“新しいスピリチュアリズム”です。新しいスピリチュアリズムは、霊界通信を通して人類に画期的な霊的知識・霊的教訓をもたらし、それに基づいて人々に霊的救いの道を歩ませようとします。古いスピリチュアリズムが心霊現象や死者との対話を重視したのに対し、新しいスピリチュアリズムは、霊的真理や霊を中心とする生き方(霊的人生)を重視します。新しいスピリチュアリズムのキーワードは、「霊界通信・霊的真理・霊的人生」です。

その霊界通信の中で最高峰とされるのが、『シルバーバーチの霊訓』です。したがって『シルバーバーチの霊訓』は、新しいスピリチュアリズムの中で最も中心的な部分を占めています。

古いスピリチュアリズムから“新しいスピリチュアリズム”への移行

スピリチュアリズムは古い段階から新しい段階に至ることで、人類救済というスピリチュアリズム本来の目的に、一歩近づくことになります。心霊現象を中心とする段階から、霊的真理・霊的人生を中心とする段階に移行することで、スピリチュアリズムは霊的に大きく向上することになります。

新しいスピリチュアリズムは時代の経過とともに、スピリチュアリズムの主流を占めていくようになります。「地球人類の救済」を目的とするスピリチュアリズム運動にとってそれは必然的な流れであり、新しいスピリチュアリズムが盛んになるにともない、古いスピリチュアリズムは時代遅れになっていきます。そして時代遅れになった古いスピリチュアリズムは徐々に衰退し、消滅していくことになるのです。

21世紀初期の現在はまさに、“新しいスピリチュアリズム”が古いスピリチュアリズムに取って代わろうとする時代なのです。

古いスピリチュアリズムにしがみつき、時代遅れになった“英国スピリチュアリズム”

英国をはじめとする欧米各国では、いまだに“古いスピリチュアリズム”が主流を占めています。そうした中で、日本では“新しいスピリチュアリズム”が始まり、それが徐々に勢力を拡大して、古いスピリチュアリズムに取って代わろうとしています。新しいスピリチュアリズムは、時代遅れの古いスピリチュアリズムを圧倒して、すさまじい勢いで拡大しています。霊界からの莫大な働きかけを受けて、日本のスピリチュアリズムは今、世界に先駆けて新しい道を切り開こうとしているのです。

これまで世界のスピリチュアリズム界をリードしてきた“英国スピリチュアリズム”は、古い段階にとどまり続け、新しいスピリチュアリズムに移行していくことができずにいます。古いスピリチュアリズムに固執し、霊界からの働きかけが得られない中で方向が定まらず、迷走状態に陥っています。長い間、世界のリーダーであった英国スピリチュアリズムは今や、完全に時代遅れになろうとしています。

SNU(英国スピリチュアリスト同盟)は、英国スピリチュアリズムにおける最大の組織で、多くのスピリチュアリスト・チャーチを抱えています。ゴードン・ヒギンソンをはじめ、そうそうたるスピリチュアリストが歴代の会長を務めてきました。昨年、長年会長を務めてきた前任者(デービッド・ブルトン)に代わって、霊媒のジャッキー・ライトが新会長に就任しました。

サイキック・ニューズの編集長であるトニー・オーツセンが、彼女にインタビューをしています。インタビューを通して、新会長としてSNUを改革し発展させようとの彼女の意気込みは伝わってきましたが、残念なことに『シルバーバーチの霊訓』という言葉は一度も出てきませんでした。それが、現在の英国スピリチュアリズムの実情を端的に物語っています。

日本の「心霊科学協会」も、英国と同様“古いスピリチュアリズム”にとどまり続けています。日本におけるスピリチュアリズムの先駆者として知られる浅野和三郎は、日本の現状を嘆き、イエスの指示の下で次のような通信を送ってきました。

「霊界へ来て、己のお粗末さを知り、驚愕いたしました。(中略)私自身が一から学び直さなければならなかった。こちらへ来て初めて、スピリチュアリズムを本格的に学んだというのが実情です。情けないことだが……。日本のスピリチュアリストの皆さんには、ぜひ普及会に学んでいただきたい。それ以外にスピリチュアリズム発展の道はありません」日本心霊科学協会は、浅野和三郎が昭和4年に設立した「東京心霊科学協会」を前身とするスピリチュアリズムの組織。)

イエスにとって英国スピリチュアリズムの停滞状況は、大きな懸念となっています。現在の英国スピリチュアリズムの第一人者であり、「シルバーバーチの交霊会」の唯一の生き証人であるトニー・オーツセンに対して、イエスは二度、厳しいメッセージを送ってきています。トニーへのメッセージは日本語で受け取るため、イエスの指示のもとで、英語に翻訳して送ることになりました。その内容をここで述べることはできませんが、トニーはイエスから送られてきたメッセージに驚愕し、大きな衝撃を受けました。

私たちは、トニーをはじめとする英国のスピリチュアリストが、英国スピリチュアリズムを『シルバーバーチの霊訓』を中心とする段階にまで向上させてくれることを心から願っています。『シルバーバーチの霊訓』を地上に送り出すという大きな貢献をなした英国スピリチュアリズムが、イエスの願いに応え、再び世界のスピリチュアリズムの最前線に立つようになることを祈っています。

(3)スピリチュアリズムの本質とは

――スピリチュアリズムは、イエスによって始められた「地球人類救済計画」

ここまでの話を通して、スピリチュアリズム運動の霊的背景と、これまでの歴史的歩みが明らかになってきました。スピリチュアリズムは、地球人類を救済するために霊界人によって興されたものなのです。この意味で“スピリチュアリズム”は、「霊界主導の地球人類救済計画」と定義することができます。

スピリチュアリズム運動の歴史を理解するうえで大切なことは、従来のスピリチュアリズムは“古いスピリチュアリズム”と“新しいスピリチュアリズム”に分けられるということです。スピリチュアリズム運動は、人類の霊的進化を最終目的としているため、それは必然的に“古いスピリチュアリズム”から“新しいスピリチュアリズム”へと移行していくことになります。

実はスピリチュアリズムには、さらに重要な内容、より本質的な内容があります。それは、スピリチュアリズムという「霊界主導の地球人類救済計画」を指導してきたのが、“イエス”その人であるという事実です。

スピリチュアリズム運動の一番の本質

――イエスがスピリチュアリズム運動の“真の主導者”

スピリチュアリズムには、1848年の開始から現在(2023年)に至る175年の歴史があります。ところが現在に至るまで、スピリチュアリズムに関するきわめて重要な内容が、スピリチュアリストの間において理解されてきませんでした。大半のスピリチュアリストが、スピリチュアリズムについての深い霊的背景を知らずにいるのです。

すでに述べたようにスピリチュアリズム運動は、「霊界主導の地球人類救済計画」ですが、そこにはより重要で、より本質的な内容があります。それは、「二千年前に十字架にかかって他界したイエスが、スピリチュアリズム運動の全体を高みから指導してきた」ということです。イエスがスピリチュアリズム運動のすべてを計画し、統括してきたのです。この事実こそ、スピリチュアリズムにおける最大の奥義であり、一番の本質なのです。スピリチュアリズムにおけるこの最も重要な内容は現在、ほんの一握りの日本のスピリチュアリストに知られているだけです。

(4)イエスの地上再臨によって始まった「真のスピリチュアリズム」

新しいスピリチュアリズムから、「真のスピリチュアリズム」への移行

『シルバーバーチの霊訓』を中心とする“新しいスピリチュアリズム”は、地上に再臨したイエスの下で「真のスピリチュアリズム・本物のスピリチュアリズム」へと進化していきます。それは、たとえ『シルバーバーチの霊訓』を中心とする新しいスピリチュアリズムであっても、「イエスの再臨」を受け入れることができないなら、存在価値を失ってしまうということを意味しています。存在価値を失ってしまうどころか、イエスの願いに背き、イエスに反逆する有害なスピリチュアリズムに堕ちてしまう可能性があるのです。当然、すべての霊界人を敵に回すことになり、霊界からの援助・協力は一切得られなくなります。

現在の日本のスピリチュアリズムにとって最大の課題は、“新しいスピリチュアリズム”から「真のスピリチュアリズム」に移行できるかどうかということです。それが、今後のスピリチュアリズム運動の展開を大きく左右することになるのです。

「真のスピリチュアリズム」に至るための条件

新しいスピリチュアリズムが「真のスピリチュアリズム」に至るためには、3つの厳しい条件をクリアしなければなりません。その第一の条件は――「イエスの地上再臨を受け入れる」ことです。スピリチュアリズムとは、イエスの地上再臨を実現するための準備(手段)であるという事実を認めるということです。2つ目の条件は――「イエスが地上再臨のために準備した『シルバーバーチの霊訓』と“思想体系”を正しく理解し、実践する」ということです。そして3つ目の条件は――「イエスの人類救済計画の道具・兵士として、地上に再臨したイエスに自分の人生を捧げる」ということです。

こうした3つの条件を完全に満たしたとき、『シルバーバーチの霊訓』を中心とする新しいスピリチュアリズムは、その次元をさらに高めて「真のスピリチュアリズム」へと進化することができるのです。

『シルバーバーチの霊訓』を中心とするだけでは、「真のスピリチュアリズム」には至れない

『シルバーバーチの霊訓』を中心とした“新しいスピリチュアリズム”の段階では、まだ地上に再臨したイエスとの直接的な結びつきはありません。「真のスピリチュアリズム」に至るためには、イエスの教えである『シルバーバーチの霊訓』を重視するだけでは不十分なのです。人類救済のために『シルバーバーチの霊訓』を降ろしたイエスに思いを寄せ、イエスとの絆を築いていく努力が求められます。

新しいスピリチュアリズムであっても、そこにとどまっているかぎり、イエスとの深い結びつきは持てませんし、霊界の援助・協力も得られません。「真のスピリチュアリズム」に至るためには、『シルバーバーチの霊訓』だけでなく、イエスが準備した“思想体系”と、イエスの地上再臨の受け皿・足場である「スピリチュアリズム普及会」との繋がりも不可欠なのです。それらとの繋がりがなければ、イエスとの直接的な関係を築くことはできません。

自分流に「シルバーバーチ読書会」を開いても、イエスや高級霊との繋がりは持てない

ここで問題となるのが、これまで自分流に「シルバーバーチ読書会」を開いてきた人(スピリチュアリスト)です。誠意を尽くし、人々を救おうとの情熱を持って『シルバーバーチの霊訓』の普及を目指してきた人であっても、イエスが地上に再臨した現在では、従来の方法に固執することは許されません。今後は、イエスとの直接的な繋がりを持てないまま読書会を開いても、人類の救いに寄与することはできないのです。

「イエスの地上再臨」によってより高い救いが示された以上、真に利他性のある人なら、真っ先にイエスに従うようになるはずです。“魂の声”は、その人が歩むべき方向・正しい道を示します。地上人である以上、独占欲や嫉妬といった醜い思いが湧き上がるものですが、それを克服しないかぎり、自分ばかりか、自分に従う者たちの“魂の救い”をも奪い去ってしまうことになるのです。

自分流のやり方に固執し、魂の声が示す方向に背くことは、利己性という“大きな霊的罪”を犯すことになります。自己中心的な思いが増幅し、憎しみにまで至ってしまうとするなら、これまで「シルバーバーチ読書会」を開いてきた努力が、すべて無駄になってしまいます。読書会主催者の前には、恐ろしい踏み絵が置かれているのです。

<イエスの言葉>

「これから内部の敵の一掃にかかる。“内部の敵”とは、スピリチュアリズムの真理を自らに都合よく利用する者、自分の利益・実績のために、真理を悪用する者のことである。自らスピリチュアリストと名乗り、およそスピリチュアリストとは言えない行為をする者のことである。私の通路・窓口となっている普及会に繋がらず、普及会の読書会に参加せず、勝手に読書会を開いている者のことである。さらには、真理を利用するヒーラー・霊能者・カウンセラー・霊媒のことである。(中略)

スピリチュアリズムによる人類救済は、霊界の大霊団と地上のスピリチュアリストが手を組み進めていく、唯一の霊界と地上のタイアップ作戦を主体とする事業である。だから我々の認めないスピリチュアリスト・読書会・グループ・団体・組織は、やる意味がないのだ。我々が主流を強調するには訳がある。霊界の意向にそわない流れをつくる者は、死後、大変な後悔と苦しみが待っている。そういうことが、あってはならない」

(イエスからの通信 2022.09.29)

(5)「真のスピリチュアリズム」が拡大し、日本は“スピリチュアリズム大国”になっていく

スピリチュアリズムに関するイエスの計画は、これまで述べてきたようにスピリチュアリズムの霊的レベルを引き上げて、「真のスピリチュアリズム」を確立することに向けられています。そして「真のスピリチュアリズム」を日本中に展開し、日本を“スピリチュアリズム大国”にすることを目指しています。イエスは、世界に先駆けて日本で確立した「真のスピリチュアリズム」をモデルとし、人類の霊的救済を地球規模で達成しようと計画しているのです。

現時点では、英国をはじめ世界各国のスピリチュアリズムは、かつての古い段階にとどまっていて、『シルバーバーチの霊訓』を中心とする新しいスピリチュアリズムの段階にすら至っていません。世界全体で見るなら、従来のスピリチュアリズムは、完全に時代遅れになっています。

まずは、古いスピリチュアリズムを『シルバーバーチの霊訓』を中心とする新しいスピリチュアリズムに引き上げなければなりません。そしてそこに「イエスの地上再臨」の事実と、再臨した「イエスの霊的影響力」が加わることで、「真のスピリチュアリズム」へと高められることになるのです。2021年、イエスが日本に再臨を果たし、日本において初めて「真のスピリチュアリズム」が確立することになりました。『シルバーバーチの霊訓』を中心とする新しいスピリチュアリズムは、地上に再臨したイエスを中心とする「真のスピリチュアリズム」へと進化することになったのです。

今、日本のスピリチュアリストは、世界中の人々に先駆けてイエスと出会い、イエスの兵士としての立場に立つことができるようになりました。イエス主導のスピリチュアリズムを旗印にして、世界中の人々を救済する使命を担っています。その意味で日本のスピリチュアリストは、世界で最も恵まれた立場に立っているのです。

イエス主導の「真のスピリチュアリズム」が拡大していくにともない、地球上の間違った宗教・霊的無知な宗教は追放され、存在することができなくなっていきます。「真のスピリチュアリズム」の拡大によって今、地球上に前代未聞の“大宗教革命”が進行しているのです。

日本のスピリチュアリストは、人類史上“最大の霊的貢献”ができる立場、“最高の人類愛”を実践できる立場を与えられています。私たちは、地上に再臨したイエスを受け入れ、神の兵士としてイエスと共に真理普及に人生を捧げるスピリチュアリストが現れることを心から願っています。イエス率いる霊界の大霊団と一体となって、人類史上初めて開かれた“霊的新時代”の推進に全力を傾けていきたいと思っています。

(6)スピリチュアリズムの3段階の進化(まとめの図)

スピリチュアリズムの3つの段階の内容を整理すると、次のようになります。

スピリチュアリズムの3段階の進化

(7)先輩“英国スピリチュアリスト”からの切実なメッセージ

最後に、今回のインフォメーションの内容を、霊界からのメッセージを通して確認します。紹介するのは、3人の先輩“英国スピリチュアリスト”からのメッセージです。3人はいずれも生前『シルバーバーチの霊訓』と深い関わりを持っていた人たちで、『シルバーバーチの教え』(Teachings of Silver Birch)の中に登場する、皆さん方もよく知っている人物です。

1人目は、“ハンネン・スワッファー”です。彼は『シルバーバーチの霊訓』の生みの親とも言うべき人物で、交霊会の立役者でした。シルバーバーチの交霊会は当初、スワッファーの自宅で開かれていて、正式にはハンネン・スワッファー・ホームサークルと呼ばれていました。霊媒のバーバネルを説得して、シルバーバーチからの通信を活字として世に送り出したのもスワッファーで、当時のスピリチュアリズム運動における重鎮です。彼は、世界的に著名なジャーナリストとしての知名度を利用して、各界の有名人を交霊会に招待し、『シルバーバーチの霊訓』を世界的に有名な通信に押し上げました。

そのスワッファーは1962年に他界しましたが、長い間、他界後の様子が知られることはありませんでした。今回、イエスの指導の下で送られてきた通信を通して、彼が死後、霊界で反省の時を持っていたことが明らかにされました。

イエスの地上再臨後、普及会には多くの先輩スピリチュアリストから通信が送られてくるようになりましたが、その中に英国スピリチュアリズムの指導者たち(ハンネン・スワッファー、モーリス・バーバネル、ハリー・エドワーズなど)からの通信は、ほとんどありませんでした。これには何か重大な理由があるものと考えていましたが、今回の通信を通して彼らが死後、深刻な状況に置かれてきたことが明らかにされました。

2人目は、“Teachings of Silver Birch”(『シルバーバーチの教え』上下:普及会発行)の編集者“A.W.オースティン”です。“Teachings of Silver Birch”は、シルバーバーチの霊訓の中で最初に出版(1938年)されたものです。オースティンは、膨大なシルバーバーチの通信を的確なテーマ建ての下で整理し、スピリチュアリズム運動の全体を正しく理解できるように編集しています。普及会では『シルバーバーチの教え』を、シルバーバーチの霊訓の最適な入門書として勧めています。)

オースティンは、バーバネルによってサイキック・ニューズ社の記者として採用され、それがきっかけとなって『シルバーバーチの霊訓』の編集に携わることになりました。彼の通信から、当時の英国のスピリチュアリストたちが『シルバーバーチの霊訓』をつくり上げていく苦労がうかがえます。

3人目は、“バーノン・ムーア”です。メソジスト派の牧師であった彼は、交霊会でキリスト教の是非をめぐって、シルバーバーチと激しい論争を展開しました。その様子が『シルバーバーチの教え』(下)21章の中に示されています。

シルバーバーチと出会ってキリスト教の間違いに気がついたバーノン・ムーアは、潔く牧師の職を退き、スピリチュアリストとしての人生を歩み出しました。彼は長い間、シルバーバーチの交霊会にレギュラーメンバーとして参加し、大きな貢献をしてきました。バーノン・ムーアは優れた人間性を持った人物で、トニーは彼を良きスピリチュアリスト・良き信仰者として尊敬していました。1981年にバーバネルが亡くなった後、バーノン・ムーアはアメリカに渡り、そこで余生を送りました。

では、3人の先輩“英国スピリチュアリスト”の霊界からのメッセージを紹介します。ハンネン・スワッファーとA.W.オースティンの通信は2023年2月13日の交霊会で、バーノン・ムーアの通信は2月14日の交霊会で受け取ったものです。

ハンネン・スワッファー(1879~1962)

「ハンネン・スワッファーです。こうして恥を忍んで出てきました。シルバーバーチの交霊会の構成メンバーとしては、初となります。ここに出させていただけることを、栄誉なことだと思っています。

『シルバーバーチの霊訓』を世に出し、世界中の著名な人物を招待し、この教えを広めたことは、評価されました。そのことは事実です。私は、この仕事に携わることができ、幸せでした。

ただし、一番問われるのは、自分自身が真理にそって信仰の歩みをしてきたかということです。我々はシルバーバーチの教えを直接霊界から受け取り、真っ先にその真意を理解すべきだった。

当時、我々は『シルバーバーチの霊訓』の素晴らしい内容、キリスト教と真っ向から対立する霊界の事実に、ただならぬ驚きと感動を覚えました。そのことに、偽りはありません。これは英国中に広めなければならない、そして世界中の人々にも知らせなくてはならない、そのことだけに意識が向いたのです。この本は、スピリチュアリズムの発展に寄与することは理解していました。

問題は、『シルバーバーチの霊訓』を愛読していたが、部分的な理解にとどまっていた。これが正直な告白です。世界中に広まればよい、それで我々の使命を果たしたと、そう思い込んでいたのです。バーバネル自身もそうでした。

『シルバーバーチの霊訓』を広めると同時に、ニセモノを淘汰するために、英国でスピリチュアリストの組織をつくり、霊能者の養成機関を設けてきました。しかし最も致命的な点は、『シルバーバーチの霊訓』の霊的教えより、心霊現象・心霊能力を重視し、それに力を注いだことでした。『シルバーバーチの霊訓』を誕生させた英国が、今や『シルバーバーチの霊訓』の存続すら危ぶまれる状況にまで堕ちてしまっている、ということなのです。これは、我々“英国スピリチュアリズム”の確立と発展を目指してきたスピリチュアリストにとって、恥ずべき汚点と言えます。

私は死後、この事実を目の当たりにして、日本に我々が成し遂げられなかった使命を果たしてもらうよう、期待しました。日本に『シルバーバーチの霊訓』が届けられるよう、これが定着するよう、霊界から全身全霊を注ぎました。

バーバネルも、そうでした。当時、『シルバーバーチの霊訓』を世に出すのに携わった者たちは、他界して、その驚愕の事実を知ったのです。だから我々は、陰から日本を全力で応援してきました。あなた方スピリチュアリズム普及会が、心の道場と呼ばれていた時から(実際はその前から)、私はこの日本に注目し、望みをかけたのです。

ゴードン・ヒギンソンは、シルバーバーチと霊界に敬意を表していたし、事の本質を見極めていた人物です。普及会の皆さんが彼に注目したことは、大いに頷けます。ご存知の通り、ゴードンは今、霊界で重職に就いています。

我々は決して表に出ません。日本がスピリチュアリズムの最前線に立っている中、今回この場をお借りし、英国の実情をお話しできたことは、感謝以外の何ものでもありません。このことを、英国のスピリチュアリストに知ってもらいたいと願うばかりです。“『シルバーバーチの霊訓』に回帰せよ”と、それだけを願っています。

以上、ハンネン・スワッファーが、かつての交霊会メンバーを代表し、お伝えしました。ハンネン・スワッファーです。神に誓って」

指導霊

「ゴードンだ。パーフェクトだ。神に誓って」

マザー

「マザーですよ。神に誓って。大丈夫。聞き取れています。間違いありません」

イエス

「続いて、A.W.オースティンだ」

A.W.オースティン

「私のような者がこの場に出させていただけるとは、思ってもみませんでした。日本のスピリチュアリストの皆さんに、『シルバーバーチの霊訓』を読んでいただけることが、せめてもの救いです。

我々『シルバーバーチの霊訓』の編集者は、膨大な霊界の教えをどのようにまとめたらよいのか、それに大変苦労しました。編集者それぞれは、真理の理解度も違いますし、どこを重要視するか、それも異なっています。ですから、編集者それぞれの力量で1冊の本にまとめあげ、それをシリーズで(すべて)読んでもらうことで、読者に総合的に分かってもらおうという考えで、書籍化しました。霊的真理の重要性は分かっていましたから、我々地上側の人間の考えを入れることなく、純粋なまま人々に伝えたいという一心で通信をまとめた、というのが率直なところです。キリスト教における聖書作成のように、地上サイドの人間が作り話でまとめた書物にしてはならないと思ったのです。

しかし霊界へ来て、“シルバーバーチの教えを忠実に実践してこそ救われる”という事実を知り、愕然としました。死後の世界は、シルバーバーチが言っていることに、間違いありません。それは、私がこの場を借りて訴えたいことです。バーバネルが受けた内容は、100%正しかったのです。

だからこそ、その霊的事実の要点、特に“地上人が真に霊的に救われる重要な真理”は地上サイドでまとめる必要があった、ということなのです。正直なところ、その力は我々にはありませんでした。そういう方向に、意識が全く向かいませんでした。

スピリチュアリストと呼べる者は、真理の重要性を深く理解し、霊的に救われるには何をすればよいのかを知り、それを実践する人のことです。『シルバーバーチの霊訓』をバイブルにして、生きる人のことなのです。

普及会の皆さんが、霊界の意向、イエス様のご計画にそった働きをしてこられたことに敬意を表します。私たちが編集した『シルバーバーチの霊訓』が、ここ日本ほど定着し、愛読されている国はないからです。それだけでも救いです。英国の情けない実情に、胸が張り裂けそうです。

ハンネン・スワッファーも申したように、私たちが、日本を全力で応援する理由をお伝えしました。この場に出られましたことを、神とイエスに感謝いたします。

私が申し上げたいことは、『シルバーバーチの霊訓』は私も含め、当時の十分に理解の及ばない参加者・編集者によって書籍化されましたが、その霊的教えについては、100%自信を持って“唯一のバイブル”だと断言できるほど、死後の世界の正確な知識が反映されています。

しかし我々は、『シルバーバーチの霊訓』に従い、信仰の道・霊的成長の道を歩むためのガイドブックを用意することができませんでした。普及会さんは、我々ができなかった思想体系を確立してくださいました。日本が“スピリチュアリズム大国”と呼ばれる所以です。

ですから、日本に倣っていただきたい。英国・米国のスピリチュアリストは特に、日本のスピリチュアリストを見習ってほしい。その一言に尽きます。

では、この辺にいたします。A.W.オースティンでした。神に誓って」

イエス

「今日はこの辺にしよう。また送れる状況になったら知らせる。以上だ。イエスだ。神に誓って、正真正銘イエスだ」

指導霊

「ゴードンだ。パーフェクトだ。神に誓って」

マザー

「マザーですよ。神に誓って。大丈夫。聞き取れています。イエス様の言うことに、間違いありません」

バーノン・ムーア

「バーノン・ムーアです。神に誓って。かつて牧師でしたが、スピリチュアリストに転向しました。最初はずいぶんスピリチュアリズムの教えに懐疑的でしたが、今思えば、地上で改宗できることほど幸いなことはありません。

当時は、改宗後もシルバーバーチの教えを理解するのに苦労しましたが、元々キリスト教を信じていたこともあり、イエスに関し、特別な思いを抱いていました。イエスは、地球人類救済のために立ち上がっておられること、神とは別の存在だということも、地上で理解していました。日々の祈りなどを通して、信仰生活をできるだけ維持しようと、努めてきたつもりです。それは死後、実りました。(霊界は)シルバーバーチの説く内容と、全く同じ世界だったからです。

私は本当に救われた思いでした。地上で改宗できたことほどありがたいことはないと、何度も何度もその喜びをかみしめました。私は地上のクリスチャンに改宗してもらいたいという思いが強くありましたので、地縛霊の救済の役目を仰せつかりました。

そこで何と、2021年に、あのイエス様がお出ましになられたのです。そこからの救済活動は、急ピッチで進められました。そして幽界下層も、神の光が届く場へと変化していったのです。さらには、(イエスが)地上再臨まで果たすという、本当に奇跡のような出来事が、スピリチュアリズムによって実現したのです。

私が申し上げたいのは、真のスピリチュアリストとは、イエスの再臨を信じ、イエスの教えである『シルバーバーチの霊訓』に従って生きる人のことです。地上のクリスチャンにはぜひ、地上でその真理を手にし、聖書との違いを比較していただきたい。そして妄信ではなく、良心に従う道を進まれることです。そして今、スピリチュアリストと自覚している人たちには、『シルバーバーチの霊訓』にそって信仰生活を歩んでいただきたい。まかり間違っても、この“真のバイブル”となる書を汚すようなことをしてはならない、ということです。これを悪用した者の罪は大変重いということを、よくよく心に刻んで、真理に基づく信仰生活を送っていただきたい。

この場をお借りし、忠告しておきたいと思います。バーノン・ムーアでした。神に誓って」

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