2021年4月、「イエスの地上再臨」実現!

――二千年来のイエスの悲願成就と、地球の霊的新時代の始まり

インフォメーションNo.41

前回のインフォメーション(No.40:「イエスの幽界降臨」と、クリスチャンの地縛霊の救済)では、二千年前に地上を去って高級霊界に入ったイエスが、2021年に霊界下層(幽界)に降臨するという歴史的大事件について述べました。「イエスの幽界降臨」は、霊界にいる億万の高級霊にとって、想像を絶する出来事でした。霊界の二千年の歴史において前例のない、まさに奇跡的な出来事でした。「イエスの幽界降臨」を機に、それまで幽界に存在してきたさまざまな宗教の“地縛霊グループ(霊的牢獄)”が崩壊し、幽界の状況が根本から変化することになりました。そしてイエスによって救われた聖職者・宗教者の地縛霊によって“大宗教革命”が起きることになりました。そうした幽界における大変動について、当事者である霊たちの証言を通して見てきました。

「イエスの幽界降臨」は前代未聞の大事件ですが、それとほぼ同時期に、さらに重大な事件が発生していたのです。それが「イエスの地上再臨」です。今回のインフォメーションでは、「イエスの地上再臨」という人類史上、最大の出来事について見ていきます。

二千年間、キリスト教徒は「イエスの再臨」を待ち望んできました。初期のキリスト教徒は、イエスが地上に再臨して、自分たちは神の約束した永遠の救いにあずかることになると信じてきました。そしてその日の到来を待ち続けてきました。イエスの再臨は、キリスト教徒にとって希望であっただけでなく、地球が“神の国”になる歴史的な時でもあったのです。しかし、いつまでたってもイエスの再臨は起こらず、キリスト教徒さえも、再臨は実際には発生しないのかもしれないと考えるようになりました。

ところが21世紀になって、「イエスの地上再臨」が突如、現実のものになったのです。シルバーバーチやインぺレーターなど、霊界からスピリチュアリズム運動を推し進めてきた高級霊たちも、イエスの再臨という思ってもみなかった大事件の発生に驚愕しました。

「イエスの再臨」は、物質世界に住む私たち地上人には認識できません。それは霊的次元の変化として発生するため、その大事件に気づく地上人はいません。イエスの再臨は霊界の人々には認識できますが、物質的な視点しか持ち得ない地上人にとっては夢のような出来事です。科学的な方法で神や霊魂や心の存在を証明できないのと同じく、イエスの再臨を物質的手段で証明することは不可能なのです。私たちがいくら声を大にして「イエスの再臨」の事実を訴えても、ほとんどの人はそれを認めることはできないでしょう。

しかし、2021年に間違いなく、「イエスの地上再臨」が実現しました。それは、すべての高級霊が認める事実であり、今後、時間の経過とともに地球上に知れわたっていくようになります。スピリチュアリズム運動の進展にともない、イエスの再臨が真実として受け入れられるようになります。そして数百年後には、21世紀の初期にイエスが地上に再臨したことが歴史的事実として、地球人類の常識となるのです。現時点では「イエスの地上再臨」は、ごく一部のスピリチュアリストしか知らないトップシークレットと言うべき霊界の最新情報なのです。21世紀の現在、私たちは人類史上かつてなかった“霊的転換期”を迎えています。地球人類全体の運命を決定する最も重大な分岐点、歴史的な大転換点に立っています。

「イエスの地上再臨」という人類史上“最大の出来事”は、霊的次元の大変化として現れます。多くの現代人が、人類は環境問題地球温暖化問題、エネルギー問題、食料問題、プラスチック問題など)によって危機的状況に立たされるようになるかもしれないと考え、不安に駆られていますが、イエスの地上再臨を機に、地球上に霊的光が差し込むようになるのです。

今回のインフォメーションでは、「イエスの地上再臨」について見ていきます。イエスの地上再臨について霊的知識・理論的方向から明らかにすると同時に、地上再臨の事実を霊界からの声(霊の証言)に基づいて確認していきます。

今回の「イエスの地上再臨」に関する霊的事実の公表は、「イエスの幽界降臨」について公表したとき以上の驚きを人々に与えると同時に、反対者からの激しい非難・反発を生み出すことになるものと思います。

前回「イエスの幽界降臨」について公表するまで私たちは、霊界の情報や霊界通信の公表を意識的に控えてきました。しかし、「イエスの幽界降臨」「イエスの地上再臨」という、地球人類の未来を決定することになる重大な出来事に直面する中で、従来の方針を変更して公開に踏み切ることにしました。霊界サイドから、「一連の出来事を公表するように」との要請があったからです。霊界通信の公表は必然的に、それに関係する私たちのサークルの実情もおおやけにすることになります。本来、私たちはそれを望みませんが、霊界の事実を知っていただくために公表することにしました。

私たちは、『シルバーバーチの霊訓』を地球上に広めて、それを地球人類の新たなバイブルにしたいと考えています。『シルバーバーチの霊訓』の正しい理解を促し、人々が霊的真理の実践を通して霊的成長の道を歩んでくれるようになることが、私たちの願いです。私たちには、霊的知識を利用して有名になろうといった野心は全くありません。私たちはどこまでも、イエスの道具・高級霊団の地上の道具にすぎません。私たちを通して霊界の人々に多くの働きをしてもらうことが、サークルの目的なのです。

スピリチュアリズムを個人の野望達成や名声獲得のために利用することは、「神の摂理」に反しています。もしそうした摂理違反を犯すなら、霊界の道具としての役目から直ちに除外され、低級霊の餌食になってしまうことを、私たちはよく理解しています。

私たちは、日本がイエスの願いに応えて“スピリチュアリズム大国”となり、世界に霊的光を発信し、人類救済のために最大の貢献をするようになることを願っています。そしてスピリチュアリズムの最終目的である「霊的同胞世界」が、一刻も早く地上に確立されるようになることを心から願っています。その目的のためだけに「霊の道具」に徹し、与えられた時間とエネルギーを捧げていきたいと思っています。

今回の内容は、次のようになっています。

(1)二千年に及ぶ「イエスの地球人類救済計画」の全容

――十字架上での死から地上再臨に至る、イエスの霊界での二千年間の歩み

2021年に発生したイエスの幽界次元・地上次元への降臨によって、霊界のすべての霊たちに大きな衝撃が走りました。「イエスの幽界降臨」は、幽界全体を巻き込んだ大変革、歴史的な“大宗教革命”を起こすことになりましたが、それとほぼ同時期に(正確にはそれより少し前に)、イエスは地上に降臨しています。イエスの地上降臨、すなわち「地上再臨」は、私たちの住む地上世界に、これまでになかった霊的大変動を起こすことになります。イエスの再臨によって、地球は“霊的新時代”を迎えることになりました。

ここでは「イエスの地上再臨」という人類史上“最大の出来事”に対する理解を深めるために、二千年に及ぶ「イエスの地球人類救済計画」の全容について見ていきます。霊界における、イエスの二千年間の歩みをたどることにします。イエスは死後、直ちに人類救済のための計画を立て直し、地上再臨に向けて周到な準備を開始しました。イエスは霊界で二千年間、地上再臨のための準備を進めてきたのです。

ここでは、そうした「イエスの地上再臨」に向けての準備のプロセスについて見ていきます。

1)二千年前のイエスの誕生と、使命開始時点での他界(使命の頓挫)

イエスの誕生と死

今からほぼ二千年前に、イエスはパレスチナ地方(ガリラヤ地方)に誕生しました。イエスがいつ生まれたかについては諸説ありますが、イエス自身が自分の誕生は紀元前7年であることを明らかにしています。イエスは30歳頃から伝道を始め、その後わずか2~3年で、十字架上で死を迎えることになりました。イエスの誕生が紀元前7年であるとすると、イエスが伝道を始めたのは紀元23年頃、死んだのは紀元25~26年頃ということになります。

時期尚早であった“イエスの教え”

イエスが地球人類にもたらそうとした教えは、キリスト教の教義とは全く異なります。イエスは、物質よりも霊を優位にする生き方、神という同じ霊的親のもとで互いに尽くし合う利他愛の生き方を説いたのです。そしてそれを各自が実践することによって「霊的成長を達成する」という、自力救済の道を示したのです。

しかし、イエスの教えは、当時の社会と人々にとっては時期尚早でした。正しく理解されないどころか、その教えが人々の反発を招き、イエスは十字架上で死を迎えることになってしまいました。

イエスの復活とキリスト教の始まり

死後、3日目にイエスは復活し、生前の姿をとって弟子たちの前に現れました。この“復活”をきっかけにして、その後、現在に至る二千年のキリスト教の歴史が始まりました。

生前のイエスの伝道期間は、あまりにも短いものでした。しかも、当時の人々の霊性の低さと霊的無知の度合いはひどく、これらが原因となってイエスは、自分の教えが弟子たちにさえ正しく理解されないまま死を迎えることになってしまいました。これがその後、イエスの教えからかけ離れたキリスト教をつくり出し、人々を間違った方向に導いていくことになりました。

十字架上の死は、神の計画にはなかった

キリスト教では、イエスが十字架上で死を迎えることになったのは、神の計画による予定された出来事であるとしていますが、それは間違いです。イエスがわずか2、3年の伝道で生涯を終えるようになることなど、神の計画にはなかったのです。キリスト教の見解の間違いを、いずれの高級霊も鋭く指摘しています。

その中から、インぺレーター霊の見解を見ていきます。インペレーターは、“世界三大霊訓”に数えられる『霊訓』の通信霊)

「人間の無知と悪意によって、その神聖な生命は早々に断ち切られたのです。キリスト教徒が、イエスは地上人類の犠牲となるために降臨したと述べる時、彼らはその真の意味を理解していません。(中略)その意味は、熱烈なるキリスト教徒の説く意味とは異なります。カルバリの丘でのあの受難のドラマは人間の為せる業であり、神の意図するものではなかったのです。使命遂行に着手したばかりの時点においてイエスを葬ることは、神の悠久の目的の中にはありませんでした。それは人間の為せる行為であり、邪悪にして憎むべき、忌まわしき出来事だったのです。」

『Spirit Teachings』

「あのカルバリの丘でのイエスの死は、神によって予定されていたと考えられてきましたが、イエスはそのような目的を持って来たのではありません。(中略)もしイエスが地上生活を全うしていたなら、人類がいかに大きな恩恵をこうむっていたか、それは計り知れません。が、時期尚早だったのです。彼らは、その施された恵みをわずかに味わっただけで捨て去りました。それを受け入れる用意ができていなかったのです。」

『Spirit Teachings』

「その意味で、イエスの地上人生における使命達成は失敗し、後世の人間に影響力をもたらすことだけにとどまってしまったのです。」

『Spirit Teachings』

2)死後、直ちに再開したイエスの人類救済計画

――他界直後から始まった再臨への準備

イエスの教えに反したキリスト教の成立

二千年前のイエスの地上への誕生は、「地球人類の救済」を目的としていました。神による人類救済計画のもとでイエスは受肉し、地上に誕生することになったのです。しかし、イエスが説く教えは、当時の人々には受け入れられませんでした。そのためイエスは使命を果たす前に殺されて、霊界入りすることになってしまいました。

イエスは最後の手段として、物質化した身体をもって弟子たちの前に現れ、人間は死後も生き続けるという証拠を示そうとしました。しかし、イエスの意図は正しく理解されず、キリスト教というイエスの教えからかけ離れた宗教がつくられることになってしまいました。そしてイエスの教えに反したキリスト教は、皮肉なことに世界中に広まり、地球上で最大・最強の宗教組織を形成することになりました。イエスの教えに逆行するキリスト教は、人類を救済するどころか、人々を悲劇と不幸の中に追い込み、幽界に多くの“地縛霊”を生み出すことになってしまったのです。

死後のイエスの行き先と、そこでの活動

イエスは死後、地上圏霊界を通過して(素通りして)、再生の必要がない「脱・地上圏霊界」に入りました。そこで、イエスは直ちに、中途で終わってしまった人類救済活動を再開しました。計画を練り直し、「地上再臨」の準備に取りかかったのです。そうした歩みが、2021年に至るまで二千年間、続けられてきました。

イエスは、キリスト教が説いてきたような、神の右に座して超然と人類に臨むような存在ではありません。イエスは二千年もの間、キリスト教が自分の名のもとで繰り返す非道な行為を目の当たりにし、幾度となく悲しみの涙を流してきました。シルバーバーチは、イエスの霊界での様子を次のように述べています。

「ナザレのイエスは、大霊から託された使命を達成するために物質界へ降誕した大霊の使者の一人でした。イエスは地上でなすべき使命は果たしましたが、それで使命のすべてが終わったわけではなく、今なお霊の世界から働きかけています。」

『シルバーバーチの教え・上』

「“ナザレのイエス”と呼ばれた人物を通して顕現した霊は、二千年前に開始した使命を成就すべく今なお地上界へ働きかけています。その間、数え切れないほど十字架にかけられ、今も毎日のように十字架にかけられています。」

『シルバーバーチの教え・上』

3)1848年から、地球人類救済計画の“地上展開”が始まる

――スピリチュアリズムを通して、イエスの人類救済計画が新たな段階に入る

1848年、イエスの人類救済計画が、地上で展開を始める

霊界においてイエスは、「地球人類救済計画」を達成するための準備を進めてきました。そして19世紀半ばに至って、イエスの人類救済計画は“地上展開”という新たな段階を迎えることになりました。

1848年のフォックス家事件は、スピリチュアリズム運動の出発点として知られていますが、その本当の意味は――「1800年にわたる霊界での長い準備期間が終了し、“イエスの霊的影響力”が初めて地上に及ぶようになった」ということなのです。フォックス家事件は、単なる心霊現象ではありません。イエスが霊界において1800年もの時をかけて準備した計画が、近代スピリチュアリズム運動として地上で展開を始めるようになったという、大きな意味を持っているのです。1848年に霊界サイドの準備が整い、「イエスの人類救済計画」は、地上で“スピリチュアリズム運動”として展開することになったのです。

初期のスピリチュアリズム運動

――心霊現象の演出を通して「霊魂説」を証明

地球人類が悲劇に陥ってきた根本的な原因は、「霊的無知」にあります。すなわち人類が霊的真理・霊的事実について全く知らないところから、地球上のあらゆる悲劇が発生してきたのです。霊的無知が、人類を悲劇と不幸に追いやってきた“元凶”なのです。

地球人類の「霊的無知」の最たるものが、神と死についての無知です。地上人は、死と死後の世界についての真実を何も知りません。キリスト教は、間違った死生観・死後世界観を説き、それを信者の心に植えつけてきました。そのためキリスト教徒は死後、地縛霊になって“霊的牢獄”の中で苦しむようになってしまいました。宗教が人類を救うためには、「人間は死後も生き続けること」「人間は死後、霊界に行って永遠の生活を送るようになること」を教えなければなりません。すなわち「霊魂説」が“真理(真実)”であることを示さなければなりません。

初期のスピリチュアリズムでは、さまざまな心霊現象を演出して「霊魂説の正当性」を証明してきました。霊界から地上に通信を送るためには、その前提として“霊界に霊がいる”という事実を示さなければなりません。そのために初期のスピリチュアリズムでは、盛んに心霊現象が演出されたのです。そしてそれによって「霊魂説の正当性」が証明され、次の「霊界通信」の段階に進んでいくことができるようになりました。

霊界通信の展開

――霊界から「霊的真理」を地上に伝える

霊界から地上に「霊的真理」を伝える方法が霊界通信です。初期のスピリチュアリズムにおいて演出された心霊現象は、「霊界通信」を登場させるための準備だったのです。スピリチュアリズムの霊界通信を通して、地上人がこれまで知ることのなかった「霊的真理」が次々ともたらされました。

数ある霊界通信の中で最も優れたものが、『シルバーバーチの霊訓』です。これは“シルバーバーチ”と名乗る通信霊が「霊的真理・霊的知識」を送ってきたものですが、その通信内容は“イエスの思想(教え)”になっています。すなわち『シルバーバーチの霊訓』とは、自分の教えを地上人に伝えるために、イエス自身が準備した手段だったのです。

『シルバーバーチの霊訓』を通して「霊的真理」がもたらされたことで、人類の「霊的無知」が取り除かれるようになります。スピリチュアリズムは、“イエスの教え”を地上に届けることに成功したのです。それによって、イエスが高級霊界から地上レベルに降臨する準備が整うことになりました。『シルバーバーチの霊訓』は、イエスの「地上降臨(再臨)」を決定するという、きわめて重要な意味を持っていたのです。

今後、『シルバーバーチの霊訓』が地球上に広まり、人々がそれを実践することによって、イエスの使命である「地球人類の救済」が達成していくことになります。

4)「イエスの地上再臨」が実現

――2021年4月、二千年来のイエスの悲願が成就

2021年、イエスが地上に降臨

『シルバーバーチの霊訓』1920年初期から始まる)が地上に降ろされて、ほぼ百年が過ぎた2020年代初期に、イエスが地上に降臨する準備が整いました。それはちょうど二千年前に、パレスチナでイエスが伝道を始めた時期と一致します。イエスは、西暦23年頃から伝道を開始しています。

霊界と地上の両方の準備が整い、イエスは神から「地上降臨(再臨)」の承認を受けることになりました。そして長年の神との約束を果たすために、イエスは地上に降臨する決断を下しました。イエスの地上への降臨は、シルバーバーチやインぺレーターなどの高級霊でさえ予想していなかった出来事でした。こうして霊界始まって以来の大事件が突如、発生することになったのです。それは、イエスの二千年来の悲願が成就した瞬間でした。地上再臨を果たしたイエスの喜びは言葉に尽くせるものではありませんが、それでもイエスは繰り返し、その喜びを私たちに伝えてくれました。

「地上再臨」の実現に至るまで、イエスは多くの失敗・挫折を味わってきました。そのたびに計画を修正し、新たな方法を試みるという試行錯誤の歩みを続けてきました。それと同時にイエスは、霊界の高級霊たちを教育し、人類救済計画を担う道具へと引き上げてきました。こうして二千年にわたる霊界での準備期間を経て、2021年4月、ついにイエスは「地上再臨」を果たしたのです。

「地上再臨」に先立っての準備

イエスは――「自分が一方的に地上に再臨したとしても意味がない」と言っています。単に地上に降りるだけでは、人類を救済するという「地上再臨」の目的を達成することはできません。イエスの再臨を受け入れ、イエスと一緒に働く地上人がいなければ、二千年前と同じ失敗を繰り返すことにもなりかねません。イエスの再臨を受け入れ、その目的を理解し、イエスと共に働く地上人(献身的なスピリチュアリスト)を準備しておく必要がありました。

また、“イエスの教え”を前もって地上に届けておくことも必要です。『シルバーバーチの霊訓』を百年前から降ろしてきたのは、そのためでした。イエスは地上再臨の準備として、自分の教えを『シルバーバーチの霊訓』として示してきたのです。

“大量の地縛霊”を解放

イエスが地上に再臨するためには、さらに別の準備が必要となります。それが、霊界下層の霊的状況を整えることでした。地上近くの霊界(幽界)には、地上的意識を拭い去れない無数の“地縛霊”が住みつき、霊的暗黒の領域をつくり出しています。イエスは「地上再臨」に先立って、そうした霊たちを地縛状態から解放し、霊界下層に“霊的光”が届くようにしようと考えました。そして救済した霊たちを味方につけて、地上伝道を進めるための強大な戦力にしようと思ったのです。 

こうした目的にそって、それまで霊界の救済霊団によって細々と行われてきた“地縛霊の救済活動”が、大々的に展開されることになりました。そのための体制が組まれ、霊界と地上がタイアップして、これまでにない地縛霊の救済活動が進められることになったのです。それは、2020年頃から始まりました。

地縛霊は、地上臭・物質臭を多く持っているため、霊界人より地上人に共鳴しやすくなっており、地上の“霊媒”に強く引き付けられます。そこで「霊的真理」を学んだ地上の霊媒と霊界の救済霊団が協力して、地縛霊の救済活動を開始したのです。それによってすさまじいスピードで、大量の地縛霊が救済されることになりました。1日に何十万、何百万、時には何億もの地縛霊が解放されることになりました。無数の地縛霊が、それまで閉じ込められてきた“霊的牢獄”から抜け出し、霊的成長の道を歩み出すことができるようになったのです。

こうして2020年以来、多くの地縛霊が解放され、霊的暗黒の領域に光が差し込むようになり、幽界の状況が大きく変化しました。

イエスの「幽界降臨」が実現

それまでイエスは「脱・地上圏霊界(超高級霊界)」にいて、そこから高級霊を通して霊界全体に指示・命令を発してきました。そのイエスが、霊体をまとって、自ら霊界の下層(幽界)にまで降りてきたのです。霊体という身体形式を必要としない超高級霊界から霊界の下層に降りてくるということは、想像を絶する負担が強いられることを意味しています。それは地表にいた人間が、いきなり8千メートルの高山の頂上に立たせられたり、3千メートルの海底に投げ込まれるのと同じことなのです。こうした理由によって、それまで二千年の間、イエスが霊界の下層に降下してくることはありませんでした。

ところが地縛霊の解放が進展する中、イエスが突如、二千年ぶりに「霊界下層(幽界)」に降りてきました。2021年になって、イエスは長年の願いを達成するために幽界に降臨しました。それはイエスと神との間で決定したことで、直前まで高級霊たちにも一切知らされていませんでした。イエスが幽界に姿を現したことは、全霊界に大きな衝撃を与えました。すべての高級霊が驚愕する大事件が起こったのです。

初めてイエスと対面した霊たちの驚き

イエスによる人類救済計画が“スピリチュアリズム”として地上で展開を始めた時から、年に2回、霊界で“大審議会”が開かれるようになりました。イエスが主催する“大審議会”には、スピリチュアリズム運動を推進する高級指導霊が集います。審議会への参加が許された高級霊たちは、そこで初めてイエスと会い、イエスの姿を見ることになりました。それまでは、イエスに会って話をすることなど、あり得ないことだったのです。

ところが、2021年4月、イエスが突如、霊界の下層(幽界)に降臨しました。それは幽界に留まっていた地縛霊にとって、寝耳に水の衝撃的な出来事でした。高級霊にとっても、想像を超えた大事件でした。

幽界に降臨したイエスの姿を拝したキリスト教の聖職者たちは、腰を抜かさんばかりに驚きました。そしてそれまでの意識が根本から変わり、キリスト教の間違いに気がつき、地縛状態から抜け出すことができるようになりました。そうして救われた聖職者たちの証言は、「イエスの幽界降臨」がいかに衝撃的なものであったのかを示しています。イエスの幽界降臨を機に、地縛霊が形成してきた“宗教の壁(霊的牢獄)”が崩壊し始め、解放された霊たちは皆、スピリチュアリズムに向かうようになりました。こうして幽界において“大宗教革命”が発生することになったのです。この辺りの状況については、先のインフォメーション(No.40:「イエスの幽界降臨」と、クリスチャンの地縛霊の救済)で詳しく述べています。)

幽界における動きは、幽界に隣接している地上世界と連動しています。幽界で発生した“大宗教革命”という激しい動きは、自動的に地上世界に波及していくようになるのです。

(2)キリスト教のイエス再臨信仰と、スピリチュアリズムのイエス再臨観

キリスト教徒にとって「イエスの再臨」は、最大の関心事であり悲願です。ここでは、その「イエスの再臨」に関するさまざまな考え方について見ていきます。最初に“イエス再臨信仰”の出発点について取り上げ、キリスト教の中で説かれてきた再臨観(イエスの再臨についての考え方)を説明し、その後で、1848年から始まったスピリチュアリズムにおける再臨観を見ていきます。

スピリチュアリズムのイエス再臨観は、2021年の「イエスの地上降臨」をきっかけに修正されることになりました。ここでは、そうした「イエス再臨観」に関する変遷状況についても見ていきます。

1)イエス再臨信仰の出発点と、イエスの再臨についてのさまざまな考え方

イエス再臨信仰の出発点

――“イエスの復活”

キリスト教のイエス再臨信仰が、二千年前に起きた“イエスの復活”という大事件に端を発していることは、すでにインフォメーションで説明してきました。死後、復活して弟子たちの前に姿を現したイエスは、40日後、天に昇っていきました(昇天)。弟子たちは、イエスがすぐに地上に戻ってくるものと思っていました。こうして「イエスの再臨」を待ち望む信仰が生まれました。

キリスト教徒は、イエスが地上に再臨する終末の到来を希望とし、その時を待ち続けました。しかし、彼らの期待に反し、待てど暮らせどイエスは姿を現しませんでした。そして五百年、千年、千五百年の歳月が過ぎ去りました。

3種類の「イエス再臨説」

イエスの再臨については、考え方の違いから、大きく3つの立場に分かれます。その1つは、「イエスが二千年前に復活した身体で、多くの弟子たちを従えて天から降りてくる」というものです。2つ目は、「人類救済というイエスと同じ使命を担った人物が地上に登場する」というもので、この場合、再臨するのはイエスとは別の人間になります。キリスト(救世主)の使命を持ったある人物が、イエスに代わって地上人を救済することになると考えるのです。そしてこうした人物を教祖とする新興宗教が、世界各地に現れました。再臨に関する3つ目の考え方は、「イエスが輪廻転生して、別の時代に地上人として姿を現す」というものです。この場合、二千年前のイエスが、別の時代に生まれるということになります。このように「イエスの再臨」をめぐって異なる考え方が生まれ、それぞれが自説の正当性を主張してきました。

しかし、いずれの再臨説も「霊的事実」に照らして見れば、根本的に間違っています。イエス(キリスト)の再臨は、原罪を持って生まれた人類を救済することを目的としています。これがイエスの再臨の本義ですが、多くの再臨説における救済の内容は「霊的事実」と一致していません。そもそも人間には、キリスト教が説いてきたような“原罪”はありませんし、それをつくり出すことになった“サタン(堕天使)”もいません。原罪がない以上、原罪から人間を救済するキリストは不要です。こうした点から言えば、これまでのイエス(キリスト)再臨説はすべて間違っている、ということになります。クリスチャンがイエスの再臨をいくら待ち望んでも、それが実現しなかったのは当然です。

2番目の、「イエスとは別の人間が、イエスと同じ人類救済の使命を持って誕生する」という再臨説は、イエスの使命を“原罪からの救済”としている点で、伝統的キリスト教と同じ間違いを犯しています。「霊的事実」に照らしたとき、全く根拠のない再臨説と言えます。

再臨のメシアとして地上に誕生したとされる人物の“死後の様子”を見れば、本物でないことは明白です。他のキリスト教の宗派と同じく、信者たちは死後、幽界でニセの再臨主を中心に地縛霊集団を形成し、“霊的牢獄”の中で狂信的信仰を続けています。

偽メシア、偽キリストの出現

聖書には、イエスの再臨に先立って、世界各地で偽キリストが現れるようになるとの記述があります。これを記したクリスチャンが霊的状況を正しく認識していたとは思えませんが、結果的には偶然、真実を述べることになっています。

19世紀以降、さまざまな「イエス再臨説」が説かれ、狂信的な教団が次々と成立しました。世界各地で、メシア(キリスト)を自称する人物が現れました。“もうじきイエスの再臨が実現する”と言う教団から、“すでにイエスは地上に再臨している”と主張する教団まで現れ、熱烈なイエス再臨信仰が広がりを見せました。しかし、今述べたように、これらのすべてが霊的事実からかけ離れた信仰であって、その実態は作り話・空想の類にすぎません。

2)1848年以降の、スピリチュアリズムの「イエス再臨観」

――イエスの再臨とは、イエスの霊的影響力の地上降下のこと

ここまで、さまざまな「イエス再臨説」について見てきました。では、スピリチュアリズムでは「イエスの再臨」を、どのように考えているのでしょうか。

霊界にいるイエスの“霊的影響力”が、1848年から地上世界に降下を開始

1800年間にわたって霊界で進められてきた「地球人類救済計画」は、1848年のフォックス家事件をきっかけに、地上で展開するようになりました。こうして“スピリチュアリズム運動”の歴史が始まることになりました。では、スピリチュアリズムでは「イエスの地上再臨」について、どのように考えているのでしょうか。スピリチュアリズムで説かれてきた「イエスの再臨」とは、どのようなものなのでしょうか。

結論を言えば、スピリチュアリズムではイエスの再臨を、「イエスの霊的影響力の地上への降下」と考えてきました。すなわち、イエスから発せられる人類救済の働きかけが、霊界の高級霊を通して地上にもたらされることを「イエスの再臨」と考えてきたのです。

イエスは死後、幽界で40日という短い期間この間に、イエスは復活して弟子たちの前に姿を現す)を過ごした後、姿を消して昇天しました。地上人には“イエスが天に昇った”と見えたのですが、実際には死後の世界である「霊界に入った」ということです。イエスは、普通の人間が何百年、何千年もかけて少しずつ上昇していく「地上圏霊界」を一気に素通りし、直接、「脱・地上圏霊界(超高級霊界)」に入っていきました。きわめて高い霊性を持っていたイエスにとって、地上への再生を通して霊的成長を達成していくというプロセスは不要だったのです。そのため死後、再生のプロセスを踏むことなく、「脱・地上圏霊界」に直行したのです。こうした点に、イエスと一般の地上人の霊性には格段の差があることが示されています。

1800年間に及ぶ霊界での準備が整って、19世紀の半ば(1848年)に、イエス主導の「地球人類救済計画」が、いよいよ地上展開を始めることになりました。イエスの立てた計画が“スピリチュアリズム運動”として、地上で展開することになったのです。これをきっかけに霊界にいる“イエスの霊的影響力”が、地上世界に及ぶことになりました。実はスピリチュアリズムの地上展開は、その後、2021年に実現する「イエスの地上再臨」の準備だったのです。)

スピリチュアリズムの「イエス再臨観」

――イエスの霊的影響力の地上降下が、イエスの再臨の真相

スピリチュアリズムでは「イエスの再臨」を、イエスの霊的影響力の地上世界への降下と考えてきました。すなわち、スピリチュアリズムが地上で展開を始めた年(1848年)から、イエスが地上に再臨したと考えてきたのです。1848年以降、イエスが主導する霊界の大霊団の働きかけが、スピリチュアリズム運動として地上で展開するようになりました。したがってこの“スピリチュアリズム運動”こそが「イエスの地上再臨」の実体であり、それは1848年をもって始まったことになるのです。

イエスが推進している“スピリチュアリズム運動”は、地上に「霊的真理」をもたらしました。その真理を地上の人間が受け入れ実践することで、地球人類の救いが達成されていくようになります。スピリチュアリズムによってもたらされた霊的真理によって、悲劇の元凶である「霊的無知」が克服され、人類の救いが成就することになるのです。地上の人間は「霊的真理」を通して、“イエスの霊的影響力”に触れることになります。霊的真理と出会い、それを受け入れることによって「イエスと霊的に出会う」ことになるのです。

以上が1848年以降の、スピリチュアリズムにおける「イエス再臨観」――イエスの再臨についての見解です。

それについてインぺレーター霊は、次のように述べています。

「イエスの再臨とは、イエスの霊的再来のことなのです。人々が思い描いてきたような、肉体を持っての再来ではありません。使徒を通じて、聞く耳を持つ者にイエスが語りかけるという意味での再来なのです。『聞く耳を持つ者は聞くがよい。受け入れ得る者は受け入れるがよい』と、イエスは言っています。」

『Spirit Teachings』

「イエスは愛の摂理を成就し、そして彼自身の本来の領域に昇っていきました。二度とその姿を拝することも、じかに接することもできません。もはや形体を備えた存在ではなく、霊的恩寵の源泉であり、影響力としての存在となっているのです。」

『Spirit Teachings』

ここには「脱・地上圏霊界」にいるイエスの様子が述べられています。

3)2021年以降の、スピリチュアリズムにおける「新たなイエス再臨観」

――イエスが地球人類救済のために、霊体をまとって直接、地上次元に降臨して“霊的影響力”を行使すること

今述べてきたように1848年以降、スピリチュアリズムではイエスの再臨を「イエスの霊的影響力の地上降下」と考えてきました。それがその時点における、「霊的事実」に一致した最も適切な考え方でした。霊的事実に照らしたときの、イエスの再臨についての真相だったのです。

ところが、そうしたスピリチュアリズムの「イエス再臨観」が、2021年になって大きく変更されることになりました。それは2021年4月に、イエスが霊体をまとって直接、地上次元にまで降下したからです。

2021年4月に、人類史上“最大の出来事”が発生

――イエスが霊体をまとって地上近くに降下

2021年に、従来の霊界(高級霊界)での常識が根底からくつがえることになりました。それはイエスが、それまであり得ないとされてきた「地上降臨(再臨)」に踏み切ったからです。イエスが二千年ぶりに、霊体をまとって地上近くに降りてきたのです。イエスの地上降臨は、シルバーバーチやインぺレーターなどの高級霊にとって、まさに“青天の霹靂へきれき”と言うべき衝撃的な出来事でした。イエスは直前まで側近の高級霊たちにも知らせることなく、大霊(神)の承認のもとで地上に降臨しました。

2021年4月まで、高級霊たちは、超高級霊界にいるイエスが、波動が粗く物質的要素が濃厚な地上次元にまで降りるようなことはないと考えていました。霊界の高級霊たちを介して、自らの影響力を地上に及ぼしていくと思っていたのです。

イエスの地上降臨という前代未聞の大事件の発生に、すべての高級霊が驚愕しました。この歴史的な大事件によって、それまでの霊界の常識が根本から変化することになりました。「イエスの再臨」についての定義が、大きく変わることになったのです。

スピリチュアリズムにおける「イエス再臨観」の根本変更

1848年から2021年までのスピリチュアリズムのイエス再臨観は――「高級霊界にいるイエスの霊的影響力が、霊界の高級霊を介して、地上に届けられること」となっていました。ところが2021年4月に、それまでの常識を覆す、イエスの「地上降臨」という出来事が発生し、これにともない「イエスの再臨」についての定義が、根本から変更されることになりました。2021年4月以降、スピリチュアリズムのイエス再臨観は――「イエスが高級霊界から霊体をまとって地上レベルに降下し、イエスが直接、地上世界に影響力を及ぼすこと」、このように大きく変化したのです。

(3)「イエスの地上再臨」の真実と、霊的新時代の始まり

2021年、「イエスの幽界降臨」が幽界全体を大混乱に巻き込んだのとほぼ同時期正確には幽界降臨の少し前)に、「イエスの地上降臨(再臨)」が起こりました。実はこれこそが、イエスの二千年来の最終目的だったのです。「地上再臨」を機に、幽界にイエスが直接、出向くという「幽界降臨」が実現することになったのです。

ここでは、人類史上初めて実現した「イエスの地上再臨」の真実について見ていきます。

多大な困難を克服して実現した「イエスの幽界降臨」

イエスの幽界への降臨とは、イエスが霊体をまとって霊界下層(幽界)に降りることです。霊体という身体形式をとって現れるため、霊界の霊たちには、イエスの姿が認識されることになります。イエスがまとった「霊体」は、一般の霊のものとは異なる、きわめて特殊な霊体でした。それについての詳しい内容は、現時点では奥義とされています。)

とは言え、高級霊界にいるイエスが、霊体をまとって低い霊界(幽界)に降りていくのには、想像を絶するような困難がともないます。それは地上にいる人間が、突然、海底数千メートルまで降りていくようなものです。深海の底ではすさまじい水圧がかかり、一瞬にして身体は押しつぶされてしまいます。したがって深海に降りていくためには、分厚くて頑丈な重い潜水服を着なければなりません。

それと同じような困難を克服して、イエスは幽界に降りてきたのです。幽界に現れたイエスの姿は、地縛霊たちにとって光り輝くまぶしい光源のように映りました。そしてそのイエスから、何人かの聖職者が直接、声をかけられました。その感動と衝撃の声を、前回のインフォメーションで見てきました。

二千年で初めて、「イエスの地上再臨」が実現

幽界降臨の少し前に、「イエスの地上再臨」が実現しました。イエスが、幽界よりさらに低い地上次元にまで降りてきたのです。「地上再臨」を果たしたことでイエスは、地上次元に姿を現し、地上人に向けて直接、影響力を及ぼすことができるようになりました。イエス自らが先頭に立って“地上伝道”の指揮を執ることができるようになったのです。地上レベルに立って、そこから地上人に指示を与え、直接「人類救済計画」を進めることが可能となったのです。

「イエスの地上再臨」の真相と奥義

イエスの地上再臨は、キリスト教が説いてきたような、肉体を持ってイエスが地上に出現することではありません。地上への再生がすでに不要となっているイエスが、肉体をまとって地上に降臨するようなことはありません。

イエスの地上再臨とは――「イエスが特殊な霊体をまとって地上次元に降臨し、直接、地上世界と地上人に働きかけること」です。そのためにイエスは、地上人には想像もつかないような方法で、地上次元に姿を現すことになりました。それは、特定の地上人と霊的・魂的に一体化し、その地上人を通して地上次元に姿を現す、ということです。

イエスは二千年前に、私たちと同じ人間として地上に誕生しました。人間は死によっていったん肉体を捨て去ったなら、その肉体を取り戻すことはできません。霊体は新たにつくることができますが、肉体はそういうわけにはいきません。そこでイエスは、特定の地上人と霊レベル・魂レベルで一体化することによって、地上世界に臨むことにしたのです。

霊界の各界層では、霊的成長レベルの等しい霊たちが集まり、“類魂(グループソウル)”を形成するようになります。そこでは、同一の霊格を持った霊たちの心(魂)が融合して、“大きな心(意識体)”を形成するようになります。これと同じようなことが、イエスの心と特定の地上人の心との間に一時的に生じるのです。それによってイエスは、その人間(特定の地上人)を通して地上レベルに出現し、地上人に語り、地上人と触れ合い、地上人に感動を与えることができるようになるのです。これが「イエスの地上再臨」の真相です。

イエスは特定の地上人と霊的に一体化することによって、二千年ぶりに直接、地上世界に影響を及ぼすことができるようになりました。地上次元に姿を現して、地上人のように地上の人々に働きかけることが可能となったのです。

「幽界降臨」と「地上降臨」の違い

幽界降臨では、イエスは霊体という霊的身体をまとって姿を現わしますが、地上降臨では、それと同じ方法で地上人に姿を示すことはできません。そのため今述べたように、特定の地上人と霊的に一体化する状況をつくり出して、地上に降臨するのです。

こうした「イエスの地上降臨」を霊界側から霊視すると、イエスが特定の地上人と一つになって地上人に語り、働きかけているように映ります。幽界の地縛霊が、幽界に降臨したイエスを光源体として認識したように、霊視能力のある人間は、イエスと霊的に一体化した地上人の背後に、まばゆい光を放つイエスの姿を見ることになるのです。

今ここで述べたことは、「イエスの再臨(降臨)」に関する最大の秘密であり、奥義中の奥義です。この時代に誕生したスピリチュアリストの特権として、再臨に関する奥義を真っ先に知ることができたのです。

イエスの幽界降臨では、イエスは独立した一個の霊体を持った高級霊として姿を現しますが、地上降臨の場合は、それとは状況が異なります。イエスは地上人と一体化した形で姿を現すのです。その様子を、次の(4)の“霊の証言”を通して知ることができます。

“霊的新時代”の始まり

イエスが長い準備期間をかけて地上に降臨したのは、二千年前に始めた「人類救済計画」を達成するためです。そのためにイエスは、二千年もの歳月を霊界での準備に費やしてきたのです。その間、イエスは常に「地上再臨」の実現を願い、それを通して「地球人類の救済」という神との約束を果たすことを心に描いてきたのです。

2021年4月、イエスはついに二千年来の悲願であった「地上再臨」を果たしました。それを機に、イエスは直接、地上世界に働きかけることができるようになりました。自ら先頭に立って、「人類救済計画」を推し進めることができるようになりました。これまで高級霊を介して進めてきた“スピリチュアリズム運動”を、直接、指揮・指導することが可能となったのです。こうして地球の“霊的新時代”が始まることになりました。

〈補足〉十字架上の死から地上再臨に至るイエス二千年の歩みと、霊界から地上へ向けての働きかけ(全体図)

イエスの二千年の歩みと、霊界からの働きかけを図示すると次のようになります。

イエスの二千年の歩みと、霊界からの働きかけ

(4)霊界サイドから見た「イエスの地上再臨」の様子

――霊による、イエスの地上再臨の証言

2021年にイエスが地上に再臨

――イエス自身の決断によって実現した、人類史上“最大の出来事”

ここでは「イエスの地上再臨」の様子を、霊の証言を通して見ていきます。イエスの地上再臨では、イエスが地上次元に降下し、直接、地上人と接触し、教えを語り、地上人の魂に感動を与え、伝道することになります。

2021年、イエスは、二千年にわたる霊界での準備期間を経て地上に再臨しました。「イエスの地上再臨」は、超高級霊界にいるイエスが地上に降りてきたということだけでなく、二千年前に始めた「地球人類救済」という悲願を達成するために、イエス自身の決断によってそれが実現した点に重要な意味があります。

「地上再臨」に先立つ、さまざまな準備

地上再臨(降臨)に先立って、イエスはさまざまな準備を進めてきました。まず、1848年に“スピリチュアリズム運動”を興し、それまで霊界において進めてきた「人類救済計画」を地上で展開することにしました。1920年代から『シルバーバーチの霊訓』を降ろし、自らの教え(思想)を地球人類に示し、思想的な受け入れ態勢を整えてきました。それと同時に、降臨の受け皿となる“スピリチュアリストのグループ”をつくって、地上再臨のための足場を築き上げました。また、幽界に暗黒の領域をつくり出してきた“無数の地縛霊”を解放して、幽界下層に霊的光が差し込むようにしました。それまで地縛状態にあった霊たちを、地上伝道のための強力な援軍とする体制を整えたのです。

そうした準備が完了し、2021年4月、イエスは「地上再臨」を果たしました。

「イエスの地上再臨」にともなう地球上の大変化

イエスの地上再臨にともない、幽界での大変動と同じく地上にも、人類史上“最大の霊的変化”が生じるようになります。地球上に“霊的新時代”が到来することになります。イエスの地上再臨は、イエスが二千年前に始めた「人類救済計画」を、イエス自身が直接、達成する道を用意したことになるのです。

イエスの再臨を機に、『シルバーバーチの霊訓』に代表される「霊的真理」が加速度的に普及し、真理を受け入れられる時期のきた人間が、次々と現れるようになります。また、再臨したイエスに触れた人々の魂に、大きな衝撃と感動がもたらされるようになります。イエスの地上再臨によって、イエスの道具として人類救済のために人生を捧げる人材が、世界中から続々と輩出されることになるのです。

今後、人々の中から「イエスの地上再臨」を実感する人間が多く現れるようになります。二千年前にイエスと出会ったサウロが、魂に霊的光が差し込んで大改心したのと同じような体験をする人間が、次々と現れるようになります。そしてイエスが地上に再臨していることが、世界中に広まっていくようになります。こうして「イエスの再臨」を機に、スピリチュアリズム運動が大発展することになるのです。

霊界サイドから見た、イエスの地上再臨の様子

イエスの地上再臨が実現した2021年は、地球人類の歴史における、最も重要な年となりました。サークルの交霊会を通して、霊界から見た「イエスの地上再臨」の様子が伝えられています。また、イエスの「幽界降臨」と「地上再臨」の違いについても、霊界人の視点から詳しく示されています。

以下では、2021年6月の交霊会と11月の交霊会における、イエスの地上再臨についての“霊の証言”を紹介します。

1)2021年6月の交霊会での霊の証言

2021.06.23(水)

夜、20:25に、サークルの交霊会の指導霊(ゴードン・ヒギンソン)の声がした。「ゴードンだ。神に誓って。今から大解放を行う」

そこでヒーラーに、霊的エネルギーのサポートを頼んだ。

1人目の霊が出てきた。(男性霊)

「聖職者だった者です」

霊媒

「キリスト教の間違いは、分かっておられますか?」

「大いに分かっております。苦しみましたし、懺悔の日々でしたが、今ではスピリチュアリズムの霊的真理を学ぶまでになりました」

霊媒

「地上時代のことは分かりますか?」

「アメリカで牧師をしていました。(宗派を尋ねたが、エホバ、福音派、メソジストといった名前が聞こえ、複数の霊がそばに控えていることが分かった)」

霊媒

「こちらで学ばれたのですか?」

「ええ、いろいろと教えていただきました。毎週そちらの礼拝で学びました。そこでイエスのお姿も拝しました。“とうとうイエスは、地上に再臨されたのか”という感無量の思いです」

霊媒

「少し声が遠いようですが……(聞き取りにくい)」

「失礼いたしました。慣れないもので……。礼拝で、そちらのサークルの女性が語っておられると、イエスが現れます。イエスのお姿を拝し、これまで味わったことのない感動と衝撃で、その場に立ちすくみました。最高の喜びに浸りました」

霊媒

「すべては、イエスがなさっていることです。その女性は、イエスの道具として役目を果たしているのです。でも、あなたのお話を聞かせていただいて、嬉しく思っています」

「とんでもありません。こちらの方こそ感謝しています。では、そろそろ失礼します」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ」

続いて、2人目の霊が出てきた。(女性霊)

「聖職者だった者です。シスター(修道女)の取りまとめをしていた者です。アメリカです。実はエホバの証人でした。ずいぶん長い間、盲目状態でしたわ。今思うと情けなく、恥を忍んで出てまいりました。でも、これが罪の償いになると思っておりますので、こうしてあなたに語っております」

霊媒

「今は、どのような状況なのでしょう?」

「そちらのお蔭で救われましたわ。そちらの学習会や礼拝に出させていただいて。礼拝では、イエスのお姿をこの世界(幽界)から拝することができました。そちらの女性の背後に、イエスが控えておられます。私たちは、この日(イエスの地上再臨)が来るのを待ち望んできました。生涯、イエスの地上再臨を信じ、待ち続けてきました。でも、今はキリスト教の間違いがはっきりと分かります」

霊媒

「そうでしたか。あれ(地上再臨)は、イエスがなさっていることです。サークルの女性は、イエスの道具としてやっているのです」

「まあ、そうでしたか。よく実現したものだと。スピリチュアリズムだからなのですね。スピリチュアリズムは、霊界では必須の教え(信仰)ですもの。皆、これに改心しなければ、高い世界へは行けませんわ。とにかく感謝しかありません」

霊媒

「どこまでも私たちは、イエスの道具としてやっているまでですが、お話を聞かせていただき、嬉しく思っております」

「こちらの方こそ感謝です。では、ごきげんよう」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。次行くか?」

続いて、3人目の霊が出てきた。(男性霊)

「聖職者だった者だ」

霊媒

「すみません。お待たせして」

「いやいや、本当に、感謝に堪えん。アメリカのモルモン教(末日聖徒)だった。牧師だった者だ。何と私は愚かだったのかと、本当にこれまでの人生を無駄にしたと後悔した。苦しんだ。だが、救いの手が差し伸べられた」

霊媒

「目覚めのきっかけは、何だったのでしょう?」

「幽界に激震が起こり、バチカンの教皇が次々と改心し、それがヨーロッパやアメリカの牧師だった者たち、教会にも波及した。(自分も)盲目状態から目覚め、改心し、この教会を閉鎖しなければならないと思うようになった。幽界でイエスのお姿を拝した時は驚いた。本当に再臨されたのだ。そちらの二人の方が、イエスに引き合わせてくれた。それからそちらの会(礼拝)へ出て、さらに驚いた。何と、女性と一緒にイエスが現れたではないか! もう感無量だ。このような場に居合わせることができるなど、あり得ないのだ。感謝に堪えん。何と礼を言ったらいいのか」

霊媒

「それはどこまでも、イエスがなさっていることです。二人はイエスから要請を受けて、再臨のお手伝いをしているのです。イエスの道具としてやっているにすぎません」

「なぜ、そんなに謙遜するのだ? こんなにすごいことはないのだぞ! その感謝を二人に伝えてくれ。長いこと盲目状態だったが、苦しんでもきたが、これで報われたと。これから自分の課題は山積みだが、希望だと。そちらの方たちを見倣って、精進していくつもりだ。恩に着る」

霊媒

「二人に伝えます」

「感謝だ。では、さらばだ」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。次行くか?」

すぐに、4人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。バチカンの教皇だった。ピウス10世だ。再臨派も大勢改心しているぞ。イスラム、仏教、ヒンズー、その他の民俗宗教の者も、スピリチュアリストになってきている。これで、この幽界の世界も、今までは自分も含めて地縛霊の巣窟そうくつだったが、一掃されて浄化されつつある。イエスの再臨は、圧巻だった。幽界だけの話ではない。地上再臨のことだ。私の世界からも、それが見て取れるのだ。とうとうイエスは二千年の時を経て、地上にお出ましになったのだ。我々にとって、(それを)どれほど待ち望んできたことか。これから、この地上には明るい光が差し込む。もちろん地上の宗教はまだまだはびこっていて、一掃される日はすぐには来ないが、イエスの再臨は本当に特別なものである。これから地上は大きく変化していく。我々もイエスの指揮のもと、全身全霊で与えられた使命を果たしていく。そちらもどうか最後まで砦を守り抜いてくれ。では、さらばだ。ピウス10世だ。神に誓って」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ」

続いて、5人目の霊が出てきて「英国国教会の者だった」と名乗ったが、それ以上は聞くことができなかった。次の日に再び現れ、交信することになる。

2021.06.24(木)

朝、7:45に指導霊(ゴードン)が出てきて、「(昨夜に)引き続き大解放を行っているぞ!」と言った。

すると、1人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者です。英国国教会の大主教をしていました。最後に亡くなった者です。(昨夜の交霊会の終わりに、少しだけ出てきた霊)」

霊媒

「(歴代の大主教の一覧を見て)ロバート・ランシーさん(在位1980~1991年)でしょうか?」

「そうだ。(西暦)2000年に亡くなった」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。ここまでパーフェクトだ」

「お礼を言いに出てまいりました。生前、スピリチュアリズムを軽蔑していたことを、心よりお詫び申し上げます。私は、本当におのれの身を恥じています。実は私は、地上時代に『シルバーバーチの霊訓』を知っていたのです。しかし、(当時は)とてもそれを受け入れることなどできませんでした」

霊媒

「地上人類は二千年もの間、霊的無知だったのです。間違った教えに洗脳されてきたのです」

「かたじけない。そのような言葉をかけてくださって。今はそちらでスピリチュアリズムを一生懸命学んでいます。罪滅ぼしの一環です。イエスに出会えたことは、生涯忘れられない出来事です。地上であのような形でお出ましになるとは思ってもみませんでした」

霊媒

「様子をお聞かせください」

「はい。そちらの女性が出ていらして、その方も立派ですが、背後に神々しい光を放つイエスが現れます」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。ここまでパーフェクトだ。調子いいぞ」

「それで二人(イエスと女性)が一体となって映るのです。信じられないような光景だが、私には、そう見える。そうとしか表現のしようがない。これが、まさにイエスの地上再臨なのだと分かりました。幽界でも、そちらの二人がイエスを連れてきてくれました。その時は、イエスは独立した姿で、神々しい光を放って我々の前に現れましたが、イエスの地上再臨は、その時とは状況が違っています」

霊媒

「地上での再臨と幽界での再臨が少し違うということですか?」

「ええ、そうです。幽界再臨の場合は、イエスは独立していらっしゃり、私たちに直接、語られました。地上再臨の場合は、語るのは地上の人間(女性)ですが、背後のイエスと一体となっているのです。明らかにイエスがその女性を通して語っているのです」

霊媒

「そうですか。いろいろお聞かせくださり、ありがとうございます」

「滅相もない。こちらこそ感謝に堪えません。この再臨によって、希望が見えたのです。今度こそ真実を皆に説きたい。スピリチュアリズムの真理を(説くということ)です。これがイエスの教えであることは、間違いありません。我々国教会も、あなた方のために力を尽くします。一言、お礼を申し上げるために出てまいりました。では失礼します」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ」

体が重くなり身の置き所がなくなったので、ヒーラーに霊的エネルギーのサポートを頼んだ。

すると、2人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。お礼を言うために出てきた。英国国教会の者だ。先ほどの者ではない。ロバート・ランシーではない。その前だ」

霊媒

「(歴代の大主教の一覧を見て)ドナルド・コガンさん(在位1974~1980年)でしょうか?」

「そうだ。2000年に死去した。もう感謝に堪えん。イエスを地上に出現させるなど、あり得ないことだ」

霊媒

「再臨はイエスが計画して、実行に移されたのです。こちらの者は、イエスの道具としてやっているまでです」

「いやいや、そんなことはない。礼を伝えてくれ。真の勇者だ! 真のスピリチュアリストだ!」

霊媒

「イエスの教え、『シルバーバーチの霊訓』を受け入れ、実践しようとしてきただけです」

「私は愚かだった。『シルバーバーチの霊訓』を受け入れることなど、地上では全くできなかったのだ。ああ、愚かなことだ。地上に降ろされていながら……。あれこそがイエスの本当の教えだったのに、私は何ということだ。ウソの聖書なんかを信じてきてしまって……

霊媒

「地上人は二千年もの間、間違った教えに洗脳されてきてしまったのです。無理もありません」

「今、ようやく時期がきて、キリスト教を捨て、スピリチュアリズムを受け入れることができた。この世界(死後の世界)へ来て、20年経ってしまったが、周りにも説得されたし、何よりもスピリチュアリズムによって、イエスは幽界にお出ましくださった(それで受け入れることができた)。さらにあなた方は、イエスの地上再臨にも貢献されたではないか」

霊媒

「イエスの道具として共に歩めることを、最大の幸せと感謝しております」

「そうだとも。イエスが再臨することなど、奇跡以外ないのだ。とにかく礼を言う。二人に伝えてくれ。地上人にとっても、幽界の人間にとっても、素晴らしい信仰者の見本だと。必ず伝えてくれ。ここに集っている者一同が、お礼を言っていると」

霊媒

「承知いたしました。必ず伝えます」

「では、さらばだ」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ」

続いて、3人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。感謝を伝えてほしい。英国で、牧師をしていた者だ。メソジストだった。イエスの再臨のことだ。人類の誕生以来、イエスの降誕以来の大きな出来事だ。そちらの二人が尽力したと聞いている。感謝を伝えてくれ」

霊媒

「再臨は、すべてイエスが計画し実行に移しておられることです。二人はどこまでも、イエスの道具にすぎません。でも、二人に伝えます」

「恩に着る。そちらの礼拝に出させてもらい、地上のイエスの姿を目の当たりにしたのだ。あの神々しい輝き、穏やかで凜としたお姿、ああ、キリスト教の教えは間違っていたが、イエスは本当に、人類のために今もなお力を尽くしてくださっていたことを思うと、感無量だ。それも、地上に出現してということになれば、なおさらだ。我々の信じたイエスは本物だったのだ。実在していたのだ。これ以上の喜びがあろうか」

霊媒

「ええ、本当です。私たちも、イエスと共にこの地上人生を歩めることを、最高の栄誉だと思っております」

「一言礼が言いたくて出てきた。では、さらばだ。二人には必ず伝えてくれ。心から感謝していると」

霊媒

「かしこまりました。伝えます」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。次行くぞ!」

すぐに、4人目の霊の声がした。(女性霊)

「聖職者だった者です。女性信徒です。エホバです。日本人でした」

霊媒

「いつ亡くなられたのですか?」

「ずいぶん前です。死後、40~50年くらい経っているでしょうか。あなた方の住んでおられる地区(東海地区)の施設に通っておりました。自分の盲信状態を恥じております。今ようやくその状態から解放され、そちらのスピリチュアリズムの真理に目覚めて、助かりました。今、振り返ってみても、不思議なのです。なぜあんな馬鹿げた教えを信じ込んでいたのだろうかと。憑依体質で、(霊に)取り憑かれた状態だったとも言えます。自分が一番いけなかったのですが……。ただこの状態から脱却でき、感謝です。そちらに素晴らしいスピリチュアリストの会(サークル)があったことに、驚きを禁じ得ません。なぜエホバなど信じてしまったのかと悔やまれますが、仕方ありません。でもそちらで学ばせていただき、イエスの再臨を目の当たりにした時は、もう倒れるかと思うほど感動いたしました。そちらの女性が語る一言、一言が、魂に響き渡りました。背後のイエスが神々しい光を放ち、慈悲深く、親しみのこもった表情で、皆を包み込んでくださるのです。私は毎週、そちらの礼拝に参加させていただいております」

霊媒

「再臨は、すべてイエスがやっておられることです。サークルの女性は、イエスの道具としてやっております」

「まあ、そんなご謙遜を。でも本当に輝いていらっしゃる。まさに私たちのかがみです。本物のスピリチュアリストになって、神様に認めていただけるよう努力いたします。ありがとうございました。よろしくお伝えください」

霊媒

「承知いたしました。伝えます」

「では、ごきげんよう」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。次行くぞ!」

続いて、5人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。お礼を言うために出てきた。もうキリスト教を捨てている。英国国教会の大主教をしていた。(大主教の一覧表を見て確認した)そうだ。ジェフリー・フィッシャー(在位1945~1961年。1972年死去)だ。私もようやく改心した。英国で、あのイエスの教えである『シルバーバーチの霊訓』が出ていて、“何たることだ!”(と叫ばざるを得なかった)我々は本当に愚かだったとしか言いようがない。当時の、英国の(シルバーバーチの)交霊会のメンバーには、本当に申し訳なかったと思っている。交霊会のメンバーには、すでに会って、心から詫びた。今更だが、彼らは許してくれた。

多くの信者に間違った教えを説いてきたのだ。今こそ我々は、立ち上がらねばならん。これまで聖職者だった者たちは、一致団結して、それぞれに与えられた任務を遂行している。地上でスピリチュアリズムに関心を向けてほしい、受け入れてほしいと心から願っている。イエスが直接お出ましになって、総指揮を執り、励ましてくれているのだ。やらずして、どうする! 幽界(再臨)もそうだが、地上再臨もすごかった。今年の4月からだ。度々、そちらの礼拝に出させてもらっているが、すごいことだ。毎回、感涙にむせんでいる。あの女性司祭は……。すごすぎる。なぜ、あの一言、一言が魂に、我が全身に響き渡るのだ? そして、背後のイエスのあのお姿! 地上に本当に高貴な光が灯ったのだ。この暗黒でうっとうしい地上も捨てたものじゃない。イエスが直接、地上人や我々に臨んでくださるのだから。もう何も言えない。感無量だ」

霊媒

「再臨は、すべてイエスが計画し、実行しています。礼拝の司祭を務めている者は、どこまでもイエスの道具としてやっております」

「そうなのか。心から感謝申し上げる。では、さらばだ。皆に伝えてほしい。そちらのことを手本にしていると、皆、がんばってほしいと」

霊媒

「承知いたしました。伝えます」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ」

別のヒーラーに、霊的エネルギーのサポートを頼む。

すると、6人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ」

霊媒

「あなたは、キリスト教の間違いは分かっておられますか?」

「大いに分かっている。恥を忍んでこの場に出てきたのは、一言、礼を言うためだ。そちらのリーダーがイエスを連れてきてくれた。イエスはその方の背後にいつも寄り添うようにして登場する。私は初めて、イエスの地上再臨というものを見た。自分の想像とは違っていた。雲の上に乗って降りてくる姿を想像していたが、違っていた。(イエスは)地上人と共に、背後についてくるのだな。そちらのリーダーは、イエスの専属弟子だ。本当に驚き、圧倒されたが、イエスはかつて地上時代に現れた時のように、地上人に対し、親しみを込めて接しておられる。本当にすごいことだ。今の地上人は特別だ。うらやましいほどだが、私も特別の恩恵に浴しているということだ。この感謝の思いを、そちらの二人とサークルの皆に伝えてくれ」

霊媒

「こちらをよくご存じのようですが……

「ああ、かつてはアメリカで牧師をしていた者だ。福音派だった。でも今は、すべてを捨てた。指導霊に連れてこられて、そちらのサークルで学ぶうちにスピリチュアリズムのすごさを知った。スピリチュアリズムは霊界で唯一通用する宗教なのだな。それがよく分かったのは、摂理にそう努力をする度に、我々の住む世界に明るい光が差し込むのだ。我々も徐々に余計な地上的意識が拭われ、浄化されていくことがよく分かる。この世界(霊界)で生きていくためには、イエスの教えに従っていかなければならないのだと、それを肌身で実感しているところである。あなた方を手本にして、ということだ。本当に恩に着る」

霊媒

「私たちはどこまでもイエスの道具として、イエスの教えにそって実践していこうとしているまでです。しかし、あなたのお話を聞いて、嬉しく思います」

「とにかく、皆に伝えてくれ。これからも、地上人のためにがんばってくれと。では、さらばだ」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。終了だ。よしいいぞ」

この後、いったん通信は終わったが、15:00頃に再び霊の声がした。

7人目の霊。(男性霊)

「聖職者だった者です。私は、米国のキリスト教の一司祭にすぎませんでしたが、そちらの司祭の方に、スピリチュアリズムの伝道者としてのあり方、理想を見たように思いました。イエスを背後につけ、堂々とした威厳と、慈悲の心を持って語ることなど、到底できることではありません。スピリチュアリズムの伝道者は、イエスの証人あかしびととして立っていくのだと、見ていて思いました。他の宗教では、こうはいきません。地上の宗教の伝道者に、高い霊がつくこともありません。ましてやイエスなど、つくはずもありません。本当に感謝でいっぱいです。あなた方を見倣っていこうと思います。では、失礼します。お礼を伝えてください」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。本当に終了だ」

これで通信は終わったと思っていたところ、18:45頃に再び霊の声がした。

8人目の霊。(男性霊)

「聖職者だった者だ。一言、お礼が言いたくて、恥を忍んで出てきた。キリスト教の間違いは分かっている。死後の世界で暗闇に置かれた。今だから分かる。イエスのお姿を見て、本当に光明はあるのだと、希望はあるのだと、それがスピリチュアリズムだということを知った。スピリチュアリズムは、イエスが興した霊的刷新運動だ。これが、あの神々しいお姿を拝することに、再臨にまで結びついたとは。これまでの地上の宗教の間違いを、まざまざと見せつけられ、人間の愚かさを思い知った。

(私は)アメリカで牧師をしていた。バプテストだった。イエスが地上を去ってから二千年間、霊界でスピリチュアリズム運動を主導されていたとは、どのクリスチャンが知っていただろうか。本当に知る由もない。教会には一切、その片鱗すら示されなかったのだ。これほど教会には霊力が流れず、すさんでいたことを、ありありと見せつけられた。今、ようやく真相を知ったのだ。そちらにお世話になった。特にイエスの地上再臨は本当に感涙にむせんだ。キリスト教に縛られてきてしまったが、今、こうしてイエスのお姿を拝することができるのは、本当に感謝以外の何ものでもない」

ここでいったん通信が中断したが、しばらくして再びつながる。

「先ほどの牧師です。どうかそちらの二人に、よろしくお礼を伝えてください。スピリチュアリストの鑑だと、イエスのそばでよくやっていると、本当に見倣っていくと(伝えてください)」

霊媒

「すべてはイエスから出たことです。二人は、イエスの道具としてやっています。しかし深い内容をお話くださり、感謝しています」

「いやいや、それでは失礼します」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。パーフェクトだ。終了だ」

2)2021年11月の交霊会での霊の証言

2021年11月に、関東(東京)と関西(神戸)で「特別読書会」が行われました東京は14日、神戸は21日)。この「特別読書会」は、イエスから前もって「地上に降臨する場となる」との予告を受けており、サークル以外で初めての地上再臨の現場となりました。イエスの予告どおり、まさにその日、イエスの地上再臨が実現しました。イエスが直接、地上人(参加者)に臨み、メッセージを送るという記念碑的な集会となったのです。

二千年前、イエスは12弟子を選び出して伝道の土台を確立し、それから大衆(ユダヤ民族)への伝道に乗り出しました。イエスの伝道期間は、わずか2、3年であったため、イエスが直接足を運んで伝道した地域は限られていました。

イエスは、霊界における二千年の準備期間を経て「地上再臨」を果たし、地上人に直接、伝道することができるようになりました。今回の関東と関西での「特別読書会」は、イエスが二千年前にパレスチナで開始した伝道を、地上次元で再開するという重大な歴史的意味を持っています。日本の首都と第二の都会(関西圏)にイエスが直接、足を運んだということは、イエスがパレスチナで伝道を開始したことに重なる重要な出来事なのです。

そのためイエスは「特別読書会」を心待ちにし、当日は大勢の高級霊たちを引き連れて現場に臨みました。『シルバーバーチの霊訓』の中には、「今夜だけで5千人もの霊が集まっています」との交霊会についての記述がありますが、特別読書会には、それとは比べものにならないほど多くの霊が集結していました。

当日、会場はまばゆいばかりの霊的光に包まれ、参加者全員が深い感動を味わい、生まれて初めての霊的雰囲気を体験することになりました。そして、イエスが身近にいらっしゃることを感じ取ることができました。また、その場を支配する強烈な霊的エネルギーによって“霊的視野”が開かれ、講演者(女性)の背後にイエスの姿を霊視する人も現れました。イエスと女性が重なって一体化している様子を霊視する人もいました。

特別読書会の数日後の交霊会(11月25日、26日)で、当日参加した“霊の声”が届けられました。以下では、そうした霊の声を紹介します。霊界から見た「イエスの地上再臨」の様子が感動的に語られ、まさにイエスの再臨の証言となっています。それを通して、イエスの再臨の現場に立ち会った霊たちの感動と驚きが、実に生き生きと伝わってきます。

2021.11.25(木)

イエスからの通信の後、1人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。この前の決起集会、特別読書会に出た者だ」

霊媒

「関東ですか? 関西ですか?」

「東京だ。いやあ、実に素晴らしかった! 地上の人間が、あれほどイエスと一体となって語れるとは恐れ入った。イエスの地上再臨をこちらの世界から眺めるのは、感無量だ。我々、元クリスチャンの(今はスピリチュアリストだが)、悲願だったからだ。“イエスの心からの願いに今度こそ応えていこう”と決意を新たにした。本当に勇気が湧いた。イエスと一体となっていた女性は、地上人ではないように映ったぞ。実に素晴らしい。イエスは光り輝いていたが、女性も負けないくらい輝いていた。幽界のイエスと地上人が一体となるなど、次元を超えた超大技だ。よく、ぴたっと一致できるものだと心底圧倒されている。二人の愛情の深さが実に魂に響く。心を打つ。あれほどの演説を私は聞いたことがない。本当に圧巻だった。恩に着る。こちらの者は、皆、涙している。今度こそイエスのお役に立ちたいと、皆、心底願っている。この魂からの決意ができたことを感謝する。以上だ。これで失礼する」

間髪をいれず、2人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。恥を忍んで出てきた。関東の決起集会に参加させてもらった。本当にすごいとしか言いようがない。皆はメッセージ(プレゼント)をもらったのだな。感動と喜びがこちらにも伝わってきた。我々もイエスの声を直接聞くことができて、感無量だ。これ以上の喜びがあろうか。地上再臨を果たしたイエスの思いが、よく伝わってくるではないか。我々も立ち上がろう! イエスのために! 今度こそ真理普及のために、スピリチュアリズムのために立ち上がるのだ。二度と間違った道には外れない。我々もお許しをいただいて、イエスのもとで働くことになった。地上のスピリチュアリストたちと、さらに手を組んで、手を取り合って邁進していくぞ!」

霊たち

「おーっ!(大歓声)」

「こちらも感謝と感激と喜びに満ちあふれている。では失礼する」

すぐに、3人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者だ。私は関西に参加させてもらった。いやあ、実に素晴らしく圧巻だった。地上の盛り上がりのすごさも、こちらに手に取るように伝わってきたぞ。イエスの声の響きを全身で受け止めた。我々もイエスのもとで、全身全霊を捧げて臨んでいく! 記念すべき地上再臨が実現したのは、大勢の霊の協力があってのことと聞いている。ただただ、末席に加えてもらい、感無量である。そちらの普及会の方々に、お礼を伝えてほしい。特にあの場にいた二人には感謝している。地上再臨には欠かせない人材と聞いている」

霊媒

「かしこまりました。伝えます」

「そうしてくれるとありがたい。以上だ。これで失礼する」

続いて、4人目の霊が出てきた。(女性霊)

「シスターだった者です。いたく感動いたしました。“素晴らしい”の一言です! あの地上の一角が、まるで霊の世界のようでしたわ。あの醜い地上もあそこまで浄化された世界へと変わるものなら、地上の将来も捨てたものではありません。イエス様の地上再臨は、それだけ絶大な威力を持っているのです。私はこのイエス様が地上伝道をすることによって、今度こそ神の国が実現すると確信いたしております。本当に嬉しいことです。イエスの地上再臨に協力しているそちらのお二人に、くれぐれもお礼を伝えてください。お二人を地上に使わした神は、本当に素晴らしい逸材を準備されたものだと、いたく感動しております。では、くれぐれもよろしくお伝えください。失礼いたします。関西(参加)です」

指導霊

「ゴードンだ。以上だ。パーフェクトだ。神に誓って」

マザー

「マザーですよ。神に誓って。4人ともすべて間違いありません」

2021.11.26(金)

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って」

イエスからの通信を受けた後、1人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者です。特別読書会に参加させてもらった者です。関東です。実に素晴らしいイエスの地上再臨となりました。まるでイエスが一人一人に直接語りかけてくださっているようで、幽界にいる私たちも感動が溢れました。二千年の時を経てイエスが現れるとは、感無量としか言いようがありません」

霊媒

「(しばらく無言なので)聞けません」

「中断しました。失礼しました。とにかく参加させていただき、ありがとうございます。サークルのお二人にお礼を伝えてください」

霊媒

「かしこまりました」

「では失礼します」

間髪を入れず2人目の霊の声がしたが、中断してしまった。しばらくして、ゴードンが「続きをやる」と言ってきた。

すぐに、2人目の霊の声がした。(男性霊)

「聖職者だった者です。私も関東に出させていただいた者です。驚嘆しました。イエスが地上にあのような形で降りられるとは。地上の女性と、ピタッと一体化するのです。イエスの声は地上にもクリアに響いたと思いますが、幽界にも怒濤のごとく声と光が押し寄せ、こちらも圧倒されそうでした。感動、感動の嵐です。その一言です。私はこのようなものを見たことがありません。イエスも女性も光り輝いています。スピリチュアリズムを信じることができて、受け入れることができて、心から良かったと実感しています。私が救われたように、地上の人々にもイエスの教えを伝えたい。これが私の心からの願いです。素晴らしい決起集会となり、感謝に堪えません。では失礼します」

マザー

「マザーですよ。すべて聞き取れています。神に誓って」

指導霊

「ゴードンだ。神に誓って。すべてパーフェクトだ。神に誓って」

続いて、3人目の霊の声がした。(女性霊)

「シスターだった者です。あの高貴な光を拝し、かつて二千年前にイエス様が降誕された、それ以来の大イベントに参加でき、感無量としか言いようがありません。関西に参加させていただきました。あの光に触れたら、誰もが改心することでしょう。それくらいイエス様は輝いておられました。莫大な光を放っておられました。その光の恩恵にあずかれる私たちは、何と幸せなことでしょう。私はこの記念すべき日を、一生忘れることができません。サークルのお二人に、どうか私の心からのお礼を伝えてください。私の命の恩人だと。いくら感謝してもしきれないと」

霊媒

「かしこまりました。必ず伝えます」

「そうしてくれると助かります。ではこの辺にいたします。ごきげんよう」

間髪を入れず、4人目の霊が出てきた。(男性霊)

「聖職者だった者だ。関西に出た者だ。感無量としか言いようがない。特別読書会のことだ。地上のメンバーが喜んでいる以上の盛り上がりだ。こちらは。皆、心から“救われた!”“新しく生まれ変わった!”と感謝しているのだ。“イエス直々にお許しをもらった”と。なにせ我々元クリスチャンは結局、イエスを裏切り続けてきたのだから。この日を決して忘れない。新しい門出の日となった。我々は、今度こそスピリチュアリズムを地上に広めるために尽力する。最後まで戦う。そうイエスに誓ったのだ。我々の決意は固い。我々は本気だ。イエスのご恩に報いるために、我々は真理という武器を手に立ち上がる! 地上の皆もがんばってほしい。以上だ。これで失礼する」

指導霊

「ゴードンだ。パーフェクトだ。神に誓って」

マザー

「マザーですよ。神に誓って。大丈夫。4人の証言はすべて聞き取れています」

今年(2022年)から本格化する“イエスの地上伝道”

交霊会に出現した幽界の霊たちの証言を通して、「イエスの地上再臨」の様子がリアルに示されています。これを読んだ皆さんは、大きな驚きを持たれたことと思いますが、ここで紹介している話は、すべて事実です。

2021年4月、地上人が全く気づかないところで「イエスの地上再臨」が実現しました。イエスの再臨は、キリスト教徒にとって二千年来の悲願であり、希望であり、彼らの心の支えとなってきました。そのイエスの再臨が、キリスト教とは関係のない“スピリチュアリズム”から発生したのです。

イエスの地上再臨は、人類史上最大の出来事です。それが実現したということは、地球がこれまでにない“霊的新時代”の出発点に立ったことを意味しています。地球人類は、歴史上“最大の霊的転換期”に差しかかっているのです。その重大な事実を、私たち日本のスピリチュアリストが真っ先に知ることになったのです。

19世紀以降、“人類は大きな転換期を迎えようとしている”とか“人類は霊的に新生するようになる”といった啓示や予言が、次々ともたらされました。そして終末論やキリストの再臨が、世界各地で話題となりました。“キリストがもうじき地球に再来する”とのうわさが流れ、世界のあちらこちらで再臨のメシアを自称する人物が現れました。

一方、従来の伝統宗教や精神文化に反発して、新しい精神文化を目指す動きが発生し、“ニューエイジ運動”が広がりを見せました。奇跡的現象や神秘体験、終末思想、アセンションと新しい時代の到来、予言、癒し、古代文明、超能力、心霊現象、リーディング、チャネリング、占星術、輪廻転生、前世療法、霊的エネルギー療法、チャクラ、無意識、潜在意識、シンクロニティーといった新しい分野に注目が集まるようになりました。

それらは新しい時代の到来を予想させるものですが、実はそうした動きのすべてが、霊界からの働きかけによって発生したものなのです。そしてその霊界からの働きかけは、21世紀に実現することになる「イエスの地上再臨」に向けての準備としてなされたものだったのです。

「イエスの地上再臨」という大事件を機に、私たちは『シルバーバーチの霊訓』では明かされてこなかった霊界の奥義を知ることができる時代に入りました。それは地球人類として“最高の霊的恩恵”にあずかったことを意味しています。「イエスの地上再臨」という人類史上最大の出来事によって、今後、スピリチュアリストの一人一人に「イエスの再臨を受け入れるのか、受け入れないのか」という踏み絵が突きつけられることになります。そして世界中のすべての宗教関係者にも、同じ踏み絵が示されることになります。幽界では降臨したイエスを前にして、聖職者たちに決断が迫られました。光り輝くイエスの姿を見て圧倒された霊たちは、それまでの自分の宗教を捨て去り、スピリチュアリストになりました。それと同じことが、地上世界でも起きるようになるのです。

「イエスの地上再臨」が真実であることを実感していただくために、“霊の証言”を提示しました。今後も、イエスによって救われた霊たちの証言を紹介していくつもりです。私たちのサークルに届けられている“霊界からの声(霊の証言)”は、膨大な数に上ります。

皆さんが、霊の証言をじっくりと読み、それが示唆する深い意味をくみ取り、勇気をもって最高に価値ある人生へと歩み出してくださることを願っています。それこそが、イエスの心からの願いであり、シルバーバーチやインぺレーターやパウロなど、イエスのもとで働くすべての高級霊の願いでもあるのです。

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