イエスの地上再臨にともなう“心霊治療革命”
――真のスピリット・ヒーリングの確立と、スピリチュアル・ヒーリングの一元化
インフォメーションNo.53
はじめに
――イエスの地上再臨と霊的新時代の到来
2021年に実現した「イエスの地上再臨」は、地球上に大衝撃を与え、地球の歴史が始まって以来、初めての“霊的新時代”をもたらしました。「イエスの地上再臨」をきっかけに、さまざまな分野において根本的な変革・革命が発生することになりました。
まず、それまでのスピリチュアリズム運動が根底から覆されることになりました。間違ったスピリチュアリズム運動が一掃され、地球上のスピリチュアリズム運動が一元化されることになりました。「イエスの地上再臨」が、スピリチュアリズム運動の革命を起こしたのです。
それに続いて「イエスの地上再臨」は、地球上の宗教界に大衝撃を与え、“宗教革命”を起こすことになりました。永い間はびこってきた「神の摂理」から外れた宗教を消滅させ、地球上の宗教を一元化する方向へ強力に押し出すことになりました。
また「イエスの地上再臨」は、地球上のニセ霊能者やニセ霊媒をけん制・排除し、「霊界通信」に根本からの変革をもたらしました。“低級霊”に翻弄された霊能者や霊媒による低次元の霊界通信を地上から一掃し、「イエスの地上再臨」に呼応する高級霊の通信(『シルバーバーチの霊訓』)に一本化する動きをつくり出しました。こうして“霊界通信の革命”が起こされました。
さらに「イエスの地上再臨」は、それまで地球上で行われてきた“心霊治療”の分野にも革命を起こすことになりました。ニセヒーラー(ニセ治療師)によって行われてきた心霊治療を一掃し、神が認める「本物の心霊治療」だけに限定して一元化するという“心霊治療の革命”が起こされたのです。
このように「イエスの地上再臨」によって、地球上にさまざまな衝撃が走り、革命的動きが発生することになりました。今回のインフォメーションでは、その中の一つ、“心霊治療革命”について見ていきます。
(1)スピリチュアリズム運動と心霊治療
スピリチュアリズム運動は、霊界からの働きかけの下で1848年から始まりました。それは最初、「さまざまな心霊現象を演出する」という形をとって展開していきました。霊界側が心霊現象を演出した目的は、「霊魂説」を証明することでした。霊魂説とは、「人間は死後も霊として生き続ける」「霊が住む死後の世界(霊界)がある」「霊界にいる霊は、通信などを通して地上へ働きかけることができる」――こうしたことを主張するものです。霊魂説の証明は、次の段階である「霊界通信」の準備となっていました。
霊界通信とは、霊界にいる死者(他界者)が、地上人にメッセージや情報を送ってくることです。霊界通信を通して、他界した愛する人との交流が可能となり、地上に残された遺族の心が慰められることになります。また、霊界から多くの知識や情報・教訓が届けられることになります。初期のスピリチュアリズム運動は、こうした「心霊現象」と「霊界通信」を中心として展開していきました。
20世紀初期(1930年代)に至ると、スピリチュアリズムでは「心霊治療(スピリチュアル・ヒーリング)」という新しい心霊現象が演出されるようになりました。これは、霊界にいる霊が、地上のヒーラーを用いて地上人の病気を治療するという現象です。“病気治療”という物的事実を通して、霊界にいる霊と霊的力の存在を証明しようというものです。それまで世間一般の宗教においても、これに類する病気治療が広く行われてきました。しかし、スピリチュアリズム運動による「心霊治療」は、あらゆる点で従来の心霊治療を凌駕し、“霊的治癒”を最高次元にまで高めています。
当時、英国はスピリチュアリズム運動における世界の中心の立場にあり、心霊治療が盛んに行われていました。心霊治療は人々の注目を集め、一世を風靡することになりました。そうした英国の心霊治療(スピリチュアル・ヒーリング)の中心者が、W・T・パリッシュであり、ハリー・エドワーズだったのです。ハリー・エドワーズは、英国スピリチュアル・ヒーリング界の第一人者であり立役者です。スピリチュアリズム運動における心霊治療は、ハリー・エドワーズによって大成されることになりました。
(2)スピリチュアリズム運動における心霊治療「スピリット・ヒーリング」
――世間一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングの違い
心霊治療(スピリチュアル・ヒーリング)は、スピリチュアリズム運動の目玉の一つとなっています。世の中でも、多くのヒーラー(治療師)によって心霊治療(スピリチュアル・ヒーリング)が行われていますが、スピリチュアリズム運動で行われているスピリチュアル・ヒーリングは「スピリット・ヒーリング」と呼ばれ、世間一般のヒーリングとは大きく異なります。多くの点で、根本的に違っているのです。
一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングの違いを整理すると、次のようになります。
- ①治療師(ヒーラー)の違い
- ②治療効果の違い
- ③治療メカニズム(治療方法)の違い
- ④ヒーリングの目的の違い
- ⑤治療理論の違い
こうした点で、スピリチュアリズムのヒーリング(スピリット・ヒーリング)は、一般のヒーリング(心霊治療)とは全く違っているのです。以下では、それについて説明します。
スピリット・ヒーリングの治療者
――霊界の霊医と地上のヒーラー
一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングにおける最も大きな違いは、治療師(ヒーラー)についての捉え方です。「誰が患者を治療するのか」という点で、一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングでは根本的に異なります。治療の主役が違うのです。一般のヒーリングでは、地上の治療師(ヒーラー)が治療を行いますが、スピリット・ヒーリングでは、「霊界の医者(霊医)」が治療を行います。眼に見えない霊が地上人の治療をするというようなことは大半の人には信じられませんが、実際に霊界に医者がいて、地上の患者の治療を進めるのです。その結果、しばしば“奇跡的治癒”が発生することになります。
霊医は、霊界で患者向けの“霊的治療エネルギー”をつくり、それを患者に届けることで治療をします。地上のヒーラーは霊医の道具、地上の協力者・助手として、霊医からもたらされた霊的治療エネルギーを患者に与える役目を果たします。地上のヒーラーの身体を経た治療エネルギーが患者の身体に取り入れられることで、病気の治療が行われます。
患者を治療するのが「霊界の医者(霊医)」という点で、一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングは根本的に違っています。治療師が霊界の医者(霊医)であるというところに、スピリット・ヒーリングの最大の特徴・独自性があるのです。
スピリット・ヒーリングの治療効果
病気に苦しむ患者にとって、一番の関心事は「治療効果」です。治療効果が高いということは、病気を早く治す力があるということです。治療効果について言うなら、スピリット・ヒーリングは、あらゆる治療法の中で最も優れています。他の治療法(西洋医学や民間療法)を試みても治らなかった病気が、スピリット・ヒーリングによって即座に治る、といったことが起こります。スピリット・ヒーリングは、最も高い治療効果を持つ“最強の治療法”なのです。
とは言っても、どんな病気もスピリット・ヒーリングで治すことができるというわけではありません。それは、病気には複雑な摂理的要素、さまざまな霊的条件が関わっているからです。そのため実際の治療効果は、患者サイドの状況によって大きく左右されることになります。長年の病気が瞬時に治癒するといった奇跡的な結果が生じる一方で、患者に多くのカルマが残っている場合には、治療効果が全く現れないこともあります。また、治癒が部分的にとどまったり、後になって治療の効果が出てくるようなこともあります。
スピリット・ヒーリングの治療メカニズム
スピリット・ヒーリングの治療メカニズム(治療方法)は、次のようになっています。スピリット・ヒーリングでは、霊医が、地上の医学における治療薬に相当する“霊的治療エネルギー”をつくり、それを患者に与えて治療をします(*霊医は、患者一人一人に合わせた独自のオーダーメイドの霊的治療エネルギーをつくります)。
その際、患者サイドの霊的条件(霊的成長度・カルマの程度・霊体と肉体の質など)によって、治療エネルギーの受け入れ状況が決まります。霊医からもたらされた治療エネルギーをどのくらい取り入れることができるのか、またその治療エネルギーが身体のどの部分にまで届くのかは、患者によって異なります。この意味で、スピリット・ヒーリングの治療効果は、患者によって決まることになります。地上のヒーラーを介して届けられた治療エネルギーが、身体の上位(霊・霊の心)から下降して身体の各部を正常化することになりますが、それがどの部位にまで至るのかは、患者の霊的条件によって決定するのです。
スピリット・ヒーリングの目的
一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングでは、「治療の目的」という点でも根本的な違いがあります。言うまでもなく、一般のヒーリングは、肉体の病気を治療することを目的としています。しかし、スピリット・ヒーリングは、肉体の病気の治療が目的ではありません。肉体の病気を治すのではなく、肉体の病気の根本原因である「魂のトラブル・魂の不調和」を治すことを目的としています。霊医が治療を進めるスピリット・ヒーリングでは、肉体の癒やしよりも“魂の癒やし”を重視し、優先しています。
この点で、一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングとの間には、本質的な違いがあるのです。(*これについては、後で詳しく説明します。)
スピリット・ヒーリングの治療理論
一般のヒーリングとスピリット・ヒーリングでは、「治療理論」においても大きな違いがあります。「治療についての考え方・治療理論」が全く異なります。スピリット・ヒーリングは「神の摂理」に基づいて行われる治療であり、その治療理論はすべて『シルバーバーチの霊訓』の中に示されています。すなわち、人類史上初めて「神の摂理」に基づく病気と治療に関する理論(医学理論)を明らかにしているのです。
スピリット・ヒーリングの治療理論は、次のような内容から成り立っています。
①病気は、「神の摂理への違反(カルマ)」から発生している。神の摂理への違反が「カルマ」となり、病気という苦しみが生じるようになる。人間は、「神の摂理(自然法則)」に一致した考え方・生き方をしていれば、神の摂理と調和し、健康を維持することができる。病気は、本人の考え方・生き方が神の摂理から逸脱していることを示している。カルマは、病気による苦しみの体験を通して清算する(償う)ようになっている。
②病気による苦しみは、カルマを清算するだけでなく「霊的覚醒」をもたらすことになる。苦しみの体験によって魂が目覚め、地上人生において最も大切な「霊的成長」が促されることになる。人間は、逃れられない苦しみを体験しないかぎり、自分の考え方を反省したり、生き方を変えることはできない。その意味で病気は、人間にとって“ありがたいもの”と言える。
③病気による苦しみの体験を通してカルマが清算されれば、病気は自然に治癒するようになる。しかし、大半の地上人はカルマを清算する一方で新たなカルマをつくり、病気を生み出している。そのため多くの地上人が、病気を抱えて一生を過ごすことになっている。
④カルマによって病気が発生している場合、病気の原因であるカルマが消滅しないかぎり、病気は治らない。現代医学による対症療法を用いて一時的に痛みを消したり異常をなくしても、別の症状・別の病気として現れることになる。
⑤スピリット・ヒーリングは、苦しみの体験を通してほぼカルマが清算された患者に対し、“奇跡的治癒”を起こすことになる。霊医がつくった霊的治療エネルギーが注がれることで、カルマ解消の最終スイッチが入り、それが“奇跡的治癒”を発生させることになる。
⑥死んで肉体がなくなれば、肉体の苦しみはなくなる。しかし、カルマが残っている場合には、死後、新たな“霊的苦しみ(魂の苦しみ)”が生じるようになる。霊界における魂の苦しみは、地上における肉体の苦しみとは比べものにならないほどの苦痛をもたらす。また、大きなカルマが死後に持ち越された場合には、再生時にまでカルマが引き継がれ、再生人生において重い病気を患ったり、生活に困窮するなど、そのカルマに見合った苦しみを味わうことになる。
(3)シルバーバーチの交霊会とハリー・エドワーズ
ハリー・エドワーズは生前、スピリチュアル・ヒーリングによって多くの人々の病気を治しました。ハリー・エドワーズの治療では、しばしば“奇跡的治癒”が発生したため、彼は英国スピリチュアル・ヒーリング界の第一人者、20世紀最大のヒーラーと称賛されました。ハリー・エドワーズの評判・名声は絶大で、世界中のヒーラーや患者から尊敬を集めました。
ハリー・エドワーズは、シルバーバーチの弟子
ハリー・エドワーズは、シルバーバーチの交霊会に何度も参加しています。そしてシルバーバーチから直接、ヒーリングについて、さまざまな教えを受けています。スピリチュアル・ヒーリングに関する理論や知識・情報を、シルバーバーチから学んできたのです。
『シルバーバーチの霊訓』の中には、ハリー・エドワーズがシルバーバーチにいろいろな質問をし、それに対してシルバーバーチが懇切丁寧に答えている箇所があります。その意味でシルバーバーチは、ハリー・エドワーズの師であり、ハリー・エドワーズは、シルバーバーチの弟子と言えます。シルバーバーチから教えを受けたことで、ハリー・エドワーズは20世紀最大のスピリチュアル・ヒーラーになることができたのです。
肉体の病気を治すことより、「魂の覚醒」が大切
シルバーバーチは、ハリー・エドワーズに対して「スピリチュアル・ヒーリングの目的は、肉体の病気を治すことではなく、魂の病気を治すことである」と説いています。「魂の不調和を治して霊的覚醒をもたらすことが、スピリチュアル・ヒーリングの目的である」と繰り返し述べています。「肉体の病気が治っても、霊的覚醒がもたらされなければ、その治療は失敗である」とまで断言しています。シルバーバーチは、スピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)の目的は「魂の覚醒」、すなわち“魂の救い(霊的救い)”にあることを教えたのです。
ハリー・エドワーズは、こうしたシルバーバーチの教えに従って、患者の「魂の覚醒(霊的覚醒)」を願って治療に当たってきました。しかし実際には、肉体の病気が治っても霊的覚醒をする人があまりにも少ないため、シルバーバーチの前でそれを嘆いています。
スピリチュアル・ヒーリングの最終目的は、「霊的真理の伝道」
シルバーバーチがハリー・エドワーズに伝えようとしたのは―「スピリチュアル・ヒーリングは、霊的真理の伝道のための手段である」「スピリチュアル・ヒーリングは、患者に霊的覚醒を促し、魂の救いにつながってこそ価値を持つ」ということだったのです。
ハリー・エドワーズは、大規模な公開ヒーリングを行ったり、ヒーラーの組織を結成したり、ヒーラー養成のためのセミナーを開催するなど、スピリチュアル・ヒーリングの発展のために尽力してきました。ハリー・エドワーズのお蔭で英国は、スピリチュアル・ヒーリング大国の道を歩むことになりました。
しかし、ハリー・エドワーズが1976年に死去した後、彼が築き上げてきた英国のスピリチュアル・ヒーリングは、衰退の一途をたどることになりました。現在では、当時の勢いは失われ、かつての姿を見ることはできません。
(4)ハリー・エドワーズの“死後の後悔”
――なぜ、『シルバーバーチの霊訓』のPRをしなかったのか
スピリチュアリズム普及会では、長年にわたって『シルバーバーチの霊訓』の普及を進めてきました。そしてその一環として、ヒーラーグループによる「スピリチュアル・ヒーリングの無料奉仕」を行ってきました。ヒーラーたちにとって、ハリー・エドワーズはスピリチュアル・ヒーラーの手本であり、尊敬すべき人物でした。
ハリー・エドワーズに対する疑問
ヒーラーたちは、『シルバーバーチの霊訓』をスピリチュアル・ヒーリングの教科書としてじっくり学び、それを実践に移してきました。そうした中で、ハリー・エドワーズに対して一つの疑問が湧いてきました。それは、あれほど華々しい治療実績を上げ、世間の注目を集めるようになっていたにもかかわらず、なぜ彼は『シルバーバーチの霊訓』を人々に紹介し、読むように勧めなかったのか、ということです。ヒーリングの目的が肉体の癒やしではなく「霊的覚醒」にあることを知っていたのですから、治療をきっかけにして『シルバーバーチの霊訓』のPRをするのが当たり前だと思ったのです。
しかし、ハリー・エドワーズの口からは、『シルバーバーチの霊訓』を賞賛する声はほとんど聞かれませんでした。それは私たちにとって、本当に不思議なことでした。
『シルバーバーチの霊訓』のPRこそが、ハリー・エドワーズにとって“最大の使命”
ハリー・エドワーズが、ヒーラー養成に走るより『シルバーバーチの霊訓』のPRを優先していたなら、英国のスピリチュアリズムの状況は大きく変わっていたことでしょう。私たちは、それを残念に思いました。『シルバーバーチの霊訓』の伝道こそが、ハリー・エドワーズにとって“最大の使命”であり、肉体の病気を癒すことより、はるかに重要な仕事だったはずです。
2021年に「イエスの地上再臨」が実現した後、霊界にいた英国の先輩スピリチュアリストたちが普及会の交霊会に次々と現れ、励ましのメッセージを送ってくるようになりました。しかし、ハリー・エドワーズやハンネン・スワッファーといった『シルバーバーチの霊訓』と深い関わりがあった人物からの通信は、なかなか届きませんでした。「いったい何があったのだろうか?」と思っていたときに、彼らから通信が届き、その理由が明らかになりました。
彼らは死後、霊界に入って初めて「自分が地上時代になすべき使命が何であったのか」を悟ったのです。そして大きな後悔と懺悔の苦しみの中で、長い時を過ごすことになりました。
ハリー・エドワーズからの通信
ついに、ハリー・エドワーズからの通信が届けられました。彼からの通信は、これまで二度送られてきており、次に示すのは2回目の通信です。イエスの許可の下で、私たちの元に通信を送ってくることになったのです。
2023.02.11(土) 夜、21:50
ハリー・エドワーズ
「ハリー・エドワーズです。神に誓って。以前一度だけ出させていただいたことがありますが、死後、私が置かれた状況については、話をしたことがありません。恥を忍んで、お話しさせていただきます。
私は、スピリチュアル・ヒーリングで大きな名声を得ました。経済的にはいろいろと問題を抱えていましたが、ヒーリングの実績で名を上げました。『シルバーバーチの霊訓』にも度々登場し、知名度も高く、私としては、“ただただ一人でも多くの患者を治したい”という一心で、やってきたつもりです。スピリチュアリズムに多くの貢献をしたという思いで、他界したのです。ですが、死後の状況は私の想像とは違っていました。
スピリチュアル・ヒーリングは、患者を次々に治すことで、目に見えない存在の力を示す良い機会だと思っていましたが、実はスピリチュアル・ヒーリングは、神の真理を普及させる、すなわち、『シルバーバーチの霊訓』を普及させる一環として行われるものだということを、死んで初めて知ったのです。普及会の方が言うように、生前の私は、『シルバーバーチの霊訓』のPRに徹することはありませんでした
自分の名誉・名声など、自慢するつもりはありませんでしたが、ヒーリングの目的を間違えたのです。これは死後、霊界へ行って、大きな痛手となりました。英国のスピリチュアリズムの進展を遅らせた、と言ってもいい。
その後の英国は、ヒーラー養成の方向へ行ってしまった。すなわち、『シルバーバーチの霊訓』をPRする方向へは、向かわなかったということなのです。
自分の過ちについて、神に何度、許しを請うたかしれません。スピリチュアリストが他界すると、自責の念が、一般の人以上に重くのしかかるのです。これは、クリスチャンの懺悔以上に重々しいものです。クリスチャン以上に、大きな責任と使命が与えられていたからです。
この私の耐え難い厳しい試練を、何とか乗り越えるために、ずいぶんと暗い場所、言ってみれば、神の光の届かない場で、猛省の日々を送りました。
今、ようやくその大きな罪を許され、陰ながら普及会のヒーラーたちのお手伝いをさせていただいております。
『シルバーバーチの霊訓』に名を連ねながら、何たる愚行であったかと、せめてヒーリングをする度に、シルバーバーチのPRをしておけばよかったと、思うばかりです。
こうして恥を忍んで告白することにしたのは、スピリチュアリストは、決して道を外れてはならない、ということを申し上げるためです。この私のメッセージが、皆さまのお役に立てるなら幸いです。このような機会を与えてくださり、感謝いたします。
ハリー・エドワーズでした。神に誓って」
ハリー・エドワーズの“死後の告白”を紹介しました。ハリー・エドワーズは死後、霊界へ行って地上人生を振り返り、後悔することになりました。生前の彼は、自分に与えられていた使命を悟ることができませんでした。ヒーリングを真理普及のために役立てることができず、使命を果たすことができなかったのです。
今、ハリー・エドワーズは彼自身が述べているように、普及会のヒーラーグループの背後霊として働いています。それを通して「イエスの地球人類救済計画」に参加し、生前の失敗を償い、真理普及に貢献しようとしているのです。
*ハリー・エドワーズの名声・権威を“私利私欲”のために利用しようとするニセ霊能者・江原啓之氏
現在のハリー・エドワーズにとって、自分が生前に書いたスピリチュアル・ヒーリング関連の書物など、恥ずかしくて破り捨てたい、というのが偽らざる本音です。彼は、スピリチュアル・ヒーラーは『シルバーバーチの霊訓』を繰り返し読み、それを忠実に実行してほしいと思っています。今、ヒーラーとして活動している者は、普及会に繋がって、地上再臨したイエスの下で霊的真理の普及活動に人生を捧げてほしいというのが、彼の心からの願いなのです。そのような時に、事もあろうに江原氏は、生前、ハリー・エドワーズが著したスピリチュアル・ヒーリング(心霊治療)の書を翻訳・出版しました。
江原氏の出版の動機が何であるのかは、明らかです。ハリー・エドワーズの名声・権威を利用して、自分がスピリチュアル・ヒーリングの第一人者であることを示そうとする自己顕示にあることは言うまでもありません。江原氏は出版した書の巻末で、もっともらしいことを述べていますが、彼の邪心は霊界の高級霊には丸見えです。霊界にいるハリー・エドワーズ自身が、江原氏を強く非難しています。
スピリチュアリストを自称しながら、占いやお札や魔除けのグッズを売ったり、テレビでのニセ霊視などの所業はあまりにも愚かで、高級霊は見るに堪えません。「神の摂理」に忠実な生き方を目指すスピリチュアリストとは、とうてい言えません。世間の評判を気にし、人気取りと金もうけを目指すタレント指向の生き方は、高級霊にとって最も嫌悪することなのです。
霊界の事実を何も知らず、「神の摂理」に反した愚かな行為を平気で続ける江原氏に、高級霊が働きかけることは一切ありません。江原氏が、死後に訪れる自分の運命を少しでも意識できるなら、恐ろしくて足がすくんでしまうはずです。高級霊たちは皆、霊的真理を人騙しや自分の権威づけのために悪用するニセ霊能者・ニセスピリチュアリストを霊界の敵対者と見なし、相手にしません。“私利私欲”のためにスピリチュアリズムに泥を塗り、貶めてきたような人間にスピリチュアリストを名乗る資格はないのです。
(5)スピリット・ヒーラーになるための大原則
――霊界の高級霊が働かないヒーリングは、すべて偽物。地上再臨したイエスの生き証人にならないかぎり、スピリット・ヒーラーにはなれない
霊医が働いて成立するスピリット・ヒーリング
スピリット・ヒーリングは、霊界の高級霊が進めていく利他愛の行為です。地上のヒーラーを道具として、霊界と地上が協力して進めていく純粋な利他愛の行為です。したがって「スピリット・ヒーリング」が実現するためには、霊界の医者(霊医)が地上のヒーラーに働きかけることが必須条件となります。
これは、ヒーラーが高級霊にとって魅力的な人間でないかぎり、スピリット・ヒーリングは成立しないということを意味しています。『シルバーバーチの霊訓』を理解していないヒーラーには、霊医は一切働きません。『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解していない者はスピリチュアリストとして失格であり、スピリット・ヒーラーになることはできないのです。
さらに現在では、「イエスの地上再臨」を受け入れ、イエスと共に大霊団の一員として「地球人類救済計画」に献身することが、高級霊が働きかけるための不可欠な条件となっています。
不純で自己中心のニセ・ヒーラー
最近になってスピリット・ヒーリングの存在が知られるようになり、世間では多くの治療師がスピリット・ヒーラーを名乗り、本物を装って患者を集めようとしています。彼らは、『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解していませんし、地上再臨したイエスのために自らを道具として捧げようともしていません。彼らはスピリチュアリズムを利用して、金銭と名声を得ようとしているのです。なかには無料ヒーリングを謳っている者もいますが、それはどこまでも自分の行為を正当化するための偽善的ポーズにすぎません。そうした人間を、高級霊が道具として用いることは決してありません。
ニセの心霊治療家(ヒーラー)や霊能者は、霊的知識を悪用して人々を騙し、私利私欲に走っています。“病気から救われたい”と願う患者の弱みに付け込んで、法外な治療費を請求しています。霊的知識(霊的真理)を悪用することは、「神の摂理」に対するきわめて重大な違反であり、その報いは霊界で受けることになります。
霊的知識を語るヒーラーや霊能者自身が、実は「霊的無知」で、自分が“大きな霊的罪”を犯していることに気がついていないのです。そして死後、「神の摂理」によって、公平な裁きの場に立たされることになります。
地上と違って霊界では、ウソや隠し事は一切通りません。地上で成した悪事や不正はすべて白日の下にさらされ、筆舌に尽くしがたい苦しみを味わうことになります。霊的真理を悪用した罪の重さを、嫌というほど思い知らされることになるのです。霊界で味わうことになる苦しみと比べるなら、地上世界における苦しみの体験など、大したことではありません。死後の過酷な運命を知っているなら、とうてい霊的真理を悪用することなどできないのです。
ヒーリングより、“霊的真理の伝道”を優先すべき
私たちのところにはよく、自分もヒーラーになりたいという方から、「どうしたらなれますか?」といった質問が寄せられます。また、すでにヒーラーとして活動している方から、「仲間に加えてほしい」といった申し出を受けることもありますが、そのすべてをお断りしています。その際、私たちは必ず次のようなことを伝えています。「何もヒーラーになる必要はありません。それよりもっと大切なことは、霊的真理を一人でも多くの人に伝えることです。“霊的真理の伝道”こそ、あなたが優先すべきことです。ヒーラーになることではなく、良きスピリチュアリスト・良き真理の伝道者になることこそが重要なのです」と。
霊的真理の伝道より、自分がヒーラーになることを優先する姿勢に、その人間の霊的無知と利己性がはっきりと示されています。『シルバーバーチの霊訓』の普及を通して人々に真の幸福をもたらそうとするのではなく、ヒーラーになって自分の欲望・野心を満たそうとしているのです。自己の正当性をどれだけ主張しても、霊界から見ればその動機の不純さは、明らかです。
「イエスの地上再臨」を受け入れることが、“スピリット・ヒーラー”になるための必須条件
2021年の「イエスの地上再臨」以降、霊界の状況は大きく変化しました。すべての高級霊が、イエスの指示の下で一致団結して「地球人類救済計画」を推進しています。したがって地上人が高級霊の働きかけを得たいと思うなら、「イエスの地上再臨」を受け入れ、自らが率先してイエスの道具として歩む姿勢を示さなければなりません。そうでないかぎり、高級霊は働きません。いくら『シルバーバーチの霊訓』を学んでいても、イエスの地上再臨を受け入れることができない人間に、高級霊が働きかけることはないのです。
高級霊から見たとき、「イエスの地上再臨」を否定することは“最大の罪”を犯すことです。それは「神の摂理」に対する重大な違反であり、高級霊にとって“最大の敵”になることを意味しています。『シルバーバーチの霊訓』を愛読しながら、高級霊の敵になってしまっている人間がいるのです。
“真のスピリット・ヒーラー”になるために
真のスピリット・ヒーラーになるためには、『シルバーバーチの霊訓』を人生の指針として歩むこと、そして再臨したイエスの弟子として人生を捧げることが求められます。この2つの条件を満たしたとき初めて、高級霊はその地上人に働きかけ、援助するようになります。自分の低俗な野心と人気取りのためにヒーラーになりたいと思うような人間に、高級霊が働きかけることはありません。反対に“低級霊”がその邪心に付け込み、働きかけるようになります。
地上人が高級霊の導きと援助を得るためには、イエスの教えである『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解し、その実践に努めることが不可欠です。そして「イエスの地上再臨」を受け入れ、イエスの道具として人生を捧げることが必須条件です。そうした内容を持たない人間が、高級霊から相手にされることは決してありません。
真のスピリット・ヒーラーは、地上再臨したイエスの生き証人の立場に立つことになります。純粋な霊力の行使を通じて「イエスの地上再臨」の事実を人々に示すという、大きな使命を担っているのです。
(6)地上再臨したイエスによって進められる“ヒーリング革命”
――地球上の心霊治療の一元化
2021年4月に、「イエスの地上再臨」という人類史上最大の事件が発生しました。二千年前に十字架にかけられ他界したイエスが、霊界における二千年の準備期間を経て、再び「地球人類救済」のために地上次元に降臨を果たしたのです。(*「イエスの地上再臨」についての説明は、ここでは省略します。それについての詳しい内容は、普及会のホームページ(スピリチュアリズム・インフォメーション)やイエス再臨ニューズレターを通して公開していますので、それをご覧ください。)
イエスの地上再臨にともなう“大宗教革命”
イエスの地上再臨にともない、地球上のあらゆる分野に大変革が起きることになりました。イエスの地上再臨を機に霊界から、これまでになかった膨大な霊的エネルギーが地上世界にもたらされることになりました。
そうした霊的影響力の降下にともない、スピリチュアリズム運動は急激に世界中に広がろうとしています。また、「神の摂理」に反した地球上のすべての宗教が衰退・消滅の道をたどり、人類史上、前例のない“大宗教革命”が起こされようとしています。
心霊治療界の革命と、心霊治療の一元化
そうした大宗教革命の動きとともに、地球上で長い間行われてきた“心霊治療”の世界にも、根本的な大変革が起こされようとしています。神の摂理から外れた地球上の宗教が消滅していくように、私利私欲に駆られたニセの心霊治療(スピリチュアル・ヒーリング)も淘汰されていくようになります。そしてそれに代わって、イエスの承認を受けた「本物のスピリチュアル・ヒーリング」が世界中に広がっていくようになります。ニセモノが排除され、「心霊治療の一元化」が進んでいくようになるのです。これが、イエスの地上再臨にともなう“心霊治療の革命”です。
イエスの地上再臨を機に、地球上に初めて「本物の心霊治療(スピリット・ヒーリング)」が広がろうとしています。スピリット・ヒーリングでは、肉体の病気を治すことより“魂の病気”を治すことを優先します。肉体の救いより“魂の救い”を重要視します。病気の治療をきっかけにして「霊的覚醒」を促し、霊的真理へと導くことを目的としているのです。
真のスピリット・ヒーリングは、霊的真理の伝道と、イエスの地上再臨の広報を目的とする
地上再臨したイエスによって進められていくスピリット・ヒーリングは、「霊的真理の伝道」と「イエスの地上再臨の広報」を主な目的としています。ヒーリングを通して患者は、死後の世界(霊界)があること、そこにいる霊医によって自分の病気が癒されたことを実感するようになります。これまで体験したことがない霊的影響力の中に巻き込まれ、霊界と霊界の人々の存在を確信するようになります。そしてそれを機に「霊的真理(『シルバーバーチの霊訓)』を学ぶようになり、その学びを通して「イエスの地上再臨」を受け入れるようになります。
再臨したイエスによって進められる真のスピリット・ヒーリングは―『シルバーバーチの霊訓』の普及(真理の伝道)と「イエスの地上再臨」を広く知らせるための手段として展開していくようになるのです。
*現在、こうした形でスピリチュアル・ヒーリング(スピリット・ヒーリング)を進めているところは世界中で、普及会のヒーラーグループしかありません。霊界の全面的なバックアップの下で霊的真理の伝道の役目を担い、「イエスの地上再臨」の広報活動に参加しているところは、他にはありません。「イエスの地球人類救済計画」の中で、その役目を果たしているヒーラーは、現時点では日本にしかいないのです。
スピリチュアリズム普及会直属の「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」では、霊界の医者や高級霊と一体となって「霊的真理の伝道」を進めています。同時に「地上再臨したイエスの生き証人」としての役目を果たすために力を尽くしています。ヒーラーたちの奉仕活動の目的はすべて、その点に向けられています。
一人でも多くの方が『シルバーバーチの霊訓』を人生の指針として歩めるように、そして真理普及によって人類を救済しようとしているイエスの存在を知ることができるように、与えられた役目を全うしていこうと決意しています。
(7)地上再臨したイエス主催の“公開スピリチュアル・ヒーリング”
イエスによる“奇跡の心霊治療”
――最高次元のスピリット・ヒーリングが実現
2024年9月、東京と大阪で“世紀の公開スピリチュアル・ヒーリング”が開催されました。高級霊界にいたイエスは、2021年に二千年ぶりに地上次元に降臨しましたが、そのイエスによって公開ヒーリングが開かれることになったのです。二千年前、イエスはパレスチナ(イスラエル)地方で人々に心霊治療を行いながら、伝道を進めていました。キリスト教の新約聖書の中には、その様子が記されています。
この度のイエス主催の“公開スピリチュアル・ヒーリング”は、二千年前にイエスが人々に行っていた画期的な心霊治療を、21世紀の日本において再現したものです。それは地球人類の歴史の中で、まさに言語に絶する奇跡と言うべき出来事でした。再臨したイエスによって、人類史上“最高の心霊治療”が実現することになったのです。
これまで「日本スピリチュアルヒーラー・グループ」では、20年以上にわたって心霊治療(スピリット・ヒーリング)を行ってきました。『シルバーバーチの霊訓』に基づいて、遠隔ヒーリングや公開での直接ヒーリングによる奉仕活動を行ってきました。そこでは、高級霊が全面的に働く高次元の心霊治療が実現し、その結果、現代医学では不治とされた多くの人々の病気が癒されることになりました。これが人々に大きな感動と驚きを与え、公開ヒーリングでは、感涙にむせぶ人々の様子を何度も目にすることになりました。
イエスの存在を生き生きと実感
しかし、今回のイエス主催の公開ヒーリングでは、それとは次元の異なる状況が展開し、前例のない感動の渦が巻き起こりました。その場に集まった霊界の医師(霊医)の数も桁違いで、霊視能力が開けた人間(本物の霊能者)には、立錐の余地もないほどの霊の大群衆の姿が映りました。何十万、何百万という高級霊がヒーリングの場に結集して、地上ではあり得ない“霊的大スペクタクル”が展開することになったのです。
イエス主催の公開ヒーリングに参加するために集まった人々は皆、ヒーリングが始まると同時に、イエスがその場にいて、自らエネルギーを注いでくださっていることを感じました。イエスの存在を生き生きと実感し、霊界と一体化するという貴重な体験を持つことができました。皆、これまで味わったことのない大きな霊的刺激を受け、魂が高揚し、深い感動に包まれました。何人もの人が「神の愛を実感しました!」と語り、感激の涙を流していました。
当日、直接ヒーリングを受けた人の中には、長い間苦しんできた病気が癒され、帰宅したときに家族がその元気な様子を見て、驚きの声を上げたことが報告されています。
公開ヒーリングに先立ってイエスは、参加者たちに向けて、「皆の知人や親族の中に病気を患っている者や心身に異常をきたしている者がいるなら、その者に意識を向けるように」と言われました。そして実際にその通りにすると、イエスが発した治療エネルギーが相手に届けられ、病気が癒されました。しかもその治療エネルギーは、これまで閉じられていた霊的部分にも及び、肉体の異常が正されるだけでなく、魂にも変化が生じ、かつてない心境を持つことができるようになりました。深い霊的次元における癒しが、現実に発生したのです。
それによって私たちは、従来のスピリット・ヒーリングとの違い、再臨したイエスによる心霊治療の威力を目の当たりにすることになりました。これまでのヒーリングから数段階もレベルアップした驚異的な心霊治療の実態を知ることになりました。
イエスによる“治療伝道”の再現
心霊治療において最も困難な点は、霊的次元・魂の次元に対する治療です。イエスの心霊治療は、これまでの心霊治療(スピリット・ヒーリング)では手が届かなかった部分に直接、特別な治療エネルギーを注ぐことができます。霊と魂に対する最高次元の治療が可能となるのです。そしてその心霊治療を通して、「霊的真理の伝道」が進められていくようになります。イエスによる“奇跡の心霊治療”によって多くの人々が「霊的真理」を受け入れ、新たな人生を歩み出すようになります。
今回の公開ヒーリングを通して、今後の心霊治療(スピリット・ヒーリング)の進展と、人類救済のプロセスの一部を垣間見ることになりました。イエスによる心霊治療の展開にともない、これまでとは次元の異なる形で「霊的真理の伝道」が進められていくようになります。二千年ぶりに再現(再開)されたイエスの“治療伝道”によって、世界レベルで「霊的真理の普及」が拡大・進展していくようになるのです。