イエスの地上再臨と『シルバーバーチの霊訓』
インフォメーションNo.52
今回のインフォメーションでは、『シルバーバーチの霊訓』と「イエスの地上再臨」の関係について学んでいきます。現在、多くの方が『シルバーバーチの霊訓』を愛読していますが、残念なことにそうした人たちが、『シルバーバーチの霊訓』の本質を正しく理解しているとは言えません。『シルバーバーチの霊訓』に関する一番重要な内容(霊的背景)を知らずにいます。そのため「イエスの地上再臨」についての真実を把握できず、イエスの再臨と『シルバーバーチの霊訓』が無関係であると考えています。
『シルバーバーチの霊訓』と、2021年に起きた「イエスの地上再臨」との間には、きわめて密接な結びつきがあります。両者は、まさに一体不可分の関係にあるのです。イエスの地上再臨を理解することなくして、『シルバーバーチの霊訓』の真の意味と価値を知ることはできないのです。
(1)『シルバーバーチの霊訓』の霊的背景
――なぜ、『シルバーバーチの霊訓』という人類史上“最高の霊界通信”が実現したのか
1)『シルバーバーチの霊訓』は、人類史上“最高の宗教思想”
『シルバーバーチの霊訓』は、最高の宗教思想
『シルバーバーチの霊訓』の読者と言ってもさまざまで、つまみ食い程度の読み方でよしとしている人から、何十年にもわたって繰り返し読み、重要な点をノートに書き写してきたというような人もいます。
『シルバーバーチの霊訓』をしっかりと読み込んできた方は、それが人類史上“最高の宗教思想”であることを理解しています。『シルバーバーチの霊訓』は、スピリチュアリズム思想における最高峰であるばかりでなく、地上のすべての宗教の中で、最も優れた教えなのです。まさに『シルバーバーチの霊訓』は、地球人類が手にした最高の霊的叡智であり、人類救済のバイブルと呼ぶに相応しい唯一の書物なのです。
『シルバーバーチの霊訓』は、ニセの宗教に対する最強の防御壁
『シルバーバーチの霊訓』が人類史上“最高の宗教思想”であることは、その内容を世間一般の宗教の教え(教義)と比べてみれば、一目瞭然です。『シルバーバーチの霊訓』に匹敵する教え(真理)を説いている所はありません。『シルバーバーチの霊訓』と他の宗教の教義では、霊的真理の質と量において圧倒的な違いがあります。『シルバーバーチの霊訓』と比較検討してみれば、他の宗教の教義のどこが霊的事実と一致しているのか、どこが霊的事実に反しているのかが明瞭になります。
地上の宗教はこれまで、間違った教え・ウソの教えで人々を騙し、洗脳してきましたが、『シルバーバーチの霊訓』を基準にすれば、その間違いのすべてが明らかになります。他の宗教の教義の“真偽”が、細部に至るまではっきりと示されます。まさに『シルバーバーチの霊訓』は、ニセモノを撃退する強力な武器、ニセの宗教に対する“最強の防御壁”となるのです。
『シルバーバーチの霊訓』こそが“真のバイブル”
地球人類はこれまで、ニセの宗教に騙され、ウソの教えに洗脳されて、せっかくの地上人生を台なしにしてきました。多くの熱心な信者たちは死後、初めて自分が地上で信じてきた宗教の間違いを知り、それが霊的成長にとって大きな足かせとなってきたことを悟って、愕然とします。
宗教と言えば、現在、世界で最大の宗教であるキリスト教の名前が真っ先に浮かびますが、キリスト教が唯一絶対の真実・聖なる神の教えとしてきたバイブルには、「霊的事実」に反した偽りの教えが詰まっています。
重大な結論を言えば、地上世界においてバイブルの名に相応しい書物は、『シルバーバーチの霊訓』をおいて他にはありません。遠い将来には、『シルバーバーチの霊訓』は必ず、地球人類共通の“真のバイブル”となっていきます。
世界中の宗教にとって、最大の脅威となる『シルバーバーチの霊訓』
今後、『シルバーバーチの霊訓』が地球上に普及することにより、従来の宗教のウソと不正が暴露されるようになります。『シルバーバーチの霊訓』を知って、多くの信者がその宗教から離反するようになり、教団の存続が危ぶまれる状況に陥ることになります。間違いなく『シルバーバーチの霊訓』は、世界中の宗教にとって“最大の脅威”となっていきます。
将来、『シルバーバーチの霊訓』が地球上に普及するにともない、従来の宗教は徐々に淘汰され、消滅の道をたどることになるのです。
2)『シルバーバーチの霊訓』は、シルバーバーチという一人の霊の教えではない
『シルバーバーチの霊訓』と「地上の宗教の教義」との根本的な違い
――高級霊からの霊界通信と、教祖という一人の地上人の教え
『シルバーバーチの霊訓』について、もう少し理解を深めていきます。『シルバーバーチの霊訓』という人類史上“最高の宗教思想”は、どのようにして地上にもたらされることになったのでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓』の内容と、従来の宗教の教義には、根本的な違いがあります。従来の宗教の教え(教義)が一人の地上人である教祖から示されたものであるのに対し、『シルバーバーチの霊訓』は、霊界にいる高級霊からもたらされたものであるという点で、全く異なります。
教祖の中には、まれに高い霊能力を持った人物がいて、そうした教祖が神から受けたとされる啓示をもとに教義がつくられます。しかし、啓示やインスピレーションは、地上人(教祖)によって脚色されます。こうした理由により、高級霊から送られてくる教え(霊界通信)と、地上人(教祖)を通して示される教えでは、その内容に天と地ほどの違いが生じるようになるのです。
シルバーバーチの霊格が特別に高かったのは事実だが……
世の中には、スピリチュアリストのようにすでに霊的知識を学んでいる人が多くいますが、彼らは『シルバーバーチの霊訓』が優れている理由として、通信霊であるシルバーバーチの霊格が特別に高いという点をあげます。『シルバーバーチの霊訓』が優れているのは、霊界から通信を送ってきたシルバーバーチ霊が、非常に高い霊格を持った高級霊であるからだと言うのです。
その答えはまさに正解なのですが、『シルバーバーチの霊訓』が優れている理由は、それだけにとどまりません。それを理解するためには、ある重要な「霊的事実」を知っておくことが必要となります。
『シルバーバーチの霊訓』は、高級霊界のイエスから発せられたもの
――『シルバーバーチの霊訓』における“最大の奥義”
『シルバーバーチの霊訓』には、深い霊的背景があります。それは、シルバーバーチという一人の高級霊による霊界通信ではないということです。『シルバーバーチの霊訓』という名前を聞くと、通信内容はシルバーバーチという一人の通信霊の考え・教えだと思ってしまいますが、そうではありません。確かに『シルバーバーチの霊訓』の通信霊は、シルバーバーチという一人の高級霊ですが、その通信内容は、シルバーバーチという一人の霊のものではないのです。シルバーバーチファンの皆さんには驚かれると思いますが、それが事実なのです。シルバーバーチは、自分が携わっているスピリチュアリズム運動(霊的真理の普及計画)はすべて、高級霊界にいるイエスの指示の下で展開していることを明らかにしています。
シルバーバーチは、次のように述べています。
「イエスは進化した偉大な霊です。(中略)あなた方がスピリチュアリズムと呼んでいるこの真理――私たちにとってはただの自然法則の働きにすぎませんが――その普及の指揮を執っておられるのです。」
さらにシルバーバーチは、『シルバーバーチの霊訓』の内容は、より高い高級霊界からもたらされたものであり、自分はそのマウスピースにすぎないと述べています。
「私は、この地上へ私を派遣した高級霊団のマウスピースにすぎず、(中略)
私の役目は、私が所属する霊団からのメッセージをお届けすることです。」
「ずいぶん前の話になりますが、(中略)霊的メッセージを地上界へ届ける仕事を引き受けてくれないかとの懇請を受けたとき、私はそれを使命としてお引き受けしました。」
「皆さんは今、霊界での審議会で用意された叡智が、この私を通して届けられるのをお聞きになっていらっしゃるのです。」
こうした言葉を通して、『シルバーバーチの霊訓』が高級霊界からもたらされたもの、スピリチュアリズム運動を指揮しているイエスからもたらされたものであることが分かります。『シルバーバーチの霊訓』は、まさにイエスの教え(思想)なのです。これが『シルバーバーチの霊訓』における最も本質的で重要な点であり、“最大の奥義”なのです。
『シルバーバーチの霊訓』の実現に向けた、霊界側からの働きかけ
イエスは、霊界にいる多くの高級霊の中からシルバーバーチ霊を選び出し、地球人類にとって霊的救いの決め手となる「霊的真理・霊的知識」を伝える使命を与えました。イエスから使命を与えられたシルバーバーチが、地上に通信を送るまでの様子については『シルバーバーチの霊訓』の中で詳しく述べられていますが、要約すると次のようになります。
「イエスから使命を託されたシルバーバーチは、霊界の名簿の中から、自分の使命を果たすに相応しい霊媒を選び出し、地上世界に送り出すことにしました。こうして『シルバーバーチの霊訓』の専属霊媒モーリス・バーバネルが、地上に再生することになりました。シルバーバーチは、バーバネルが母胎に宿り地上人生を始めた時から、ずっと彼を見守り続け、霊媒の一生に付き添うことになりました。その一方で、将来のシルバーバーチの交霊会開催に向けて、さまざまな準備を進めていきました。シルバーバーチは霊媒との霊的一体関係を深め、同時にシルバーバーチ自身も通信の手段となる英語の習得に努力を傾けました。こうした準備のプロセスを経て、ついにシルバーバーチが、地上の霊媒を通して通信を送る時を迎えました。
最初はぎこちない通信でしたが、回を重ねるたびに通信のレベルが向上し、やがて英国人が驚くような流暢で完璧な英語を駆使して真理を語るようになっていきました。」
人類史上、最高・最大の霊界通信
『シルバーバーチの霊訓』は、文句なしに人類史上、最高・最大の霊界通信です。その内容の高さ・スケールの大きさ・正確さ・テーマの網羅性など、どの点から見ても他の霊界通信とは次元を異にしています。『シルバーバーチの霊訓』と世の中の宗教の教義では、雲泥の差があります。
高級霊シルバーバーチを通信霊とし、かつて北米に住んでいたレッド・インディアンを幽界サイドの霊媒、そしてモーリス・バーバネルを地上サイドの霊媒とする霊界通信は、その通信規模とシステムの複雑さからしても、また60年にわたる通信期間の長さからしても、前代未聞の奇跡的な通信と言えます。『シルバーバーチの霊訓』には、他の通信や霊媒現象の追従を許さない圧倒的な迫力と貫禄があります。それは、まさにイエスから始まった世紀の霊界通信なのです。
もし自分たちの宗教の教義が、それに匹敵すると言う人がいるなら、その根拠をぜひ示してほしいものです。自分の「霊的無知」をさらけ出すことになってしまうでしょう。
1981年、霊媒バーバネルの死をもって世紀の霊界通信が終了
こうした奇跡とも言うべきシルバーバーチの霊界通信は、1981年、霊媒バーバネルの死をもって終了することになりました。60年にわたって続けられた交霊会の膨大な通信内容は『シルバーバーチの霊訓』としてまとめられ、出版されることになりました。その後、『シルバーバーチの霊訓』は世界中に広まっていきました。
日本でもバーバネルの他界後、それほど時を置かずに次々と翻訳・出版されていきました。日本において、ほぼすべての『シルバーバーチの霊訓』が翻訳・出版されたことは、まさに奇跡的な出来事と言えます。
しかし、その一方で『シルバーバーチの霊訓』は、その真意が十分に理解されないまま広まっていくことになりました。感動的で心を打つシルバーバーチの言葉に惹かれて多くの人間がシルバーバーチのファンになりましたが、彼らは『シルバーバーチの霊訓』の本質を正しく理解することができませんでした。『シルバーバーチの霊訓』を単なる心霊的知識・心霊思想として見るだけで、その本質が宗教・信仰であることを理解することができなかったのです。『シルバーバーチの霊訓』の霊的意味(霊的背景)を深く読み取り、その歴史的使命を悟ることができなかったのです。そのため、せっかくの人類史上“最高の教え(宗教思想)”も、時間の経過とともに人々の意識の中から薄れていってしまうことになりました。こうしていったんは世界中に広まった『シルバーバーチの霊訓』は、徐々にその影が薄くなり、英国と日本以外では出版されないような状況に陥りました。
『シルバーバーチの霊訓』は、1981年に表面上のピークを迎え、その後、徐々に衰退していったかに思われましたが、霊界サイドでは、次のステージに向けての準備を着々と進めていました。『シルバーバーチの霊訓』は新たな段階に向けて、確実に歩みを進めていたのです。特に日本においては、『シルバーバーチの霊訓』を中心とする新たなスピリチュアリズム運動が展開するようになりました。他の国では『シルバーバーチの霊訓』が縮小する中にあって、日本ではますます広がりを見せ、スピリチュアリズム運動の中心を占めるようになっていきました。
そうした状況の中、2021年に「イエスの地上再臨」という想像を絶する前代未聞の大事件が発生することになったのです。
※『シルバーバーチの霊訓』が人類史上“最高の霊界通信”であることは、次のイエスのメッセージからも明らかです。
「当時(スピリチュアリズムの初期)、大量に地上に通信を送った意味は、霊界通信(霊的回路)の技術を向上させる点と、(霊界と地上の)霊的パイプを強固にすること、そして通信内容の質を向上させていく点にあった。しかし、何よりも“地上で享受するすべての叡智は霊界から発する”という、霊界の権威を示すことにあった。人間中心・物質中心――聖書のような人間の夾雑物中心の地上世界を“霊中心”――そこから派生する“利他性の発露中心”の世界へと変貌させるために、その霊的流れ、霊力の流入を増大させる必要があった。
そして、最終的に最高次元の神の霊的真理を示したのが、『シルバーバーチの霊訓』ということである。だから今は、他の霊訓は、当時の役目を果たし終えたのである。モーゼスの『霊訓』、カルデックの『霊の書』は、『シルバーバーチの霊訓』へと繋ぐための重要な役目を果たした。これらの二大霊訓でさえも『シルバーバーチの霊訓』の前座にすぎないことを、当時、通信に関わった霊たち自身が認識している。」
(2)イエスの地上再臨の実現
――地球人類にとって、最も重大な歴史の一ページが開かれる
2021年4月、「イエスの地上再臨」が実現
20世紀の初期に登場した『シルバーバーチの霊訓』は、それまで地球人類が手にしたことのなかった画期的な霊的叡智と霊的影響力をもたらしました。しかし、2021年に発生した「イエスの地上再臨」は、『シルバーバーチの霊訓』よりもさらに大きな霊的衝撃を地球人類に及ぼすことになりました。「イエスの地上再臨」という前代未聞の歴史的大事件は、真っ先に霊界全体に衝撃をもたらし、それに続いて地上のスピリチュアリズム界に衝撃をもたらすことになりました。今後は、地球上のすべての宗教に大ショックが広がっていくことになります。世界中の宗教が、「イエスの地上再臨」の霊的影響力の中に巻き込まれていくようになるのです。
先に述べたように、1981年のバーバネルの死後、40年間、地上のスピリチュアリズムは霊界からの働きかけの中で、次なる霊的ステージに向けて着々と準備を進めていきました。その準備が整い、2021年にそれまで高級霊界にいたイエスが、満を持して地上次元に降りることになりました。「イエスの地上再臨」という、人類史上“最大の事件”が発生したのです。
以前にも述べましたが、イエスは二千年前、神から託された「地球人類の救済」という使命を達成するために、地上(パレスチナ地方)に降臨しました。しかし、当時の人々の霊的無知によって、伝道を始めてわずか数年で死を迎えることになってしまいました。イエスは死後、時を置かずに本来の高級霊界に戻りましたが、そこでイエスは神に地上再臨を願い出ました。神の許しを得たイエスは、直ちに地上再臨の準備に取りかかりました。
霊界での1800年にわたる準備期間を通して、イエスは大霊団を結成し、1848年にその大霊団を用いて、地上世界で“スピリチュアリズム運動”を開始しました。そして20世紀(1900年代)の初期に、『シルバーバーチの霊訓』を地上に降ろしました。その後、ほぼ100年を経て2021年に、悲願だった「地上再臨」を果たすことになりました。こうしてイエスの二千年に及ぶ霊界での綿密な準備が実を結び、「イエスの地上再臨」によって、地球人類にとって最も重大で記念すべき歴史の一ページが開かれることになったのです。
「イエスの地上再臨」と、高級霊たちの驚き
イエスの地上再臨を知った高級霊たちは、驚愕しました。霊界全体に、大きな衝撃が走りました。高級霊界にいる無数の高級霊たちは、年に2回、クリスマスとイースターの時期に霊界の上層に集結し、イエス主催の“大審議会”に臨んでいました。すべての高級霊が大審議会でイエスと会えることを最大の喜びとし、その時を心待ちにしていました。大審議会でイエスと会える時の喜びを、シルバーバーチは感動的に述べています(*シルバーバーチの教え下・P44~46)。
そうしたイエス主催の大審議会に参加を許されてきた高級霊たちにとって、「イエスの地上再臨」は、天地がひっくり返るような大事件でした。高級霊たちは皆、イエスは霊界の高層から指示を発して、地球人類の救済を進めていくものとばかり思っていたのです。それが突如、イエスが直接、地上次元にまで降下したのですから、青天の霹靂とはまさにこのことでした。
シルバーバーチやインぺレーターといった私たちにとって馴染みのある高級霊たちも、イエスが地上に再臨するとは全く思っていなかったのです。イエスは地上再臨に臨む直前まで、そのことを高級霊たちにも一切知らせず、極秘のうちに準備を進めていきました。そして2021年3月末の大審議会において、イエスは初めて自らの地上再臨について語ったのです。高級霊たちの間から、どよめきが起こったのは言うまでもありません。そして高級霊全員がイエスに従って地上次元に降り、「地球人類救済計画」を進めていくことになりました。こうしてイエスの地上再臨を機に、霊界の状況が根本から大変動することになりました。
『シルバーバーチの霊訓』の通信霊であるシルバーバーチでさえも、「イエスの地上再臨」の事実を直前まで知らされていなかったことは、私たちにとって大きな驚きでした。イエスの再臨が秘密裏に進められたところに、きわめて特殊な事情と背景があったことが示されています。
シルバーバーチの通信は、“イエスの地上再臨はない”という前提のもとで語られてきたため、イエスの再臨によってその前提が覆されることになってしまいました。現在、シルバーバーチは、当時の見解(イエスの地上再臨はない)を全面的に訂正しています。
イエスの地上再臨後、シルバーバーチは、他の高級霊(パウロやインぺレーターなど)と共にイエスの側近として懸命に地上に向けて働きかけています。そしてしばしばイエスの計らいによって地上人である私たちの元に現れ、(イエスを通して)イエスと共に歩む喜びを伝え、励ましの言葉を送ってくれます。
※日本のスピリチュアリストの中には「イエスの地上再臨」の事実を受け入れられず、『シルバーバーチの霊訓』の言葉を利用して、躍起になってイエスの再臨を否定しようとする者がいます。そうした行為は、本人の不純な動機から出たことなのですが、姑息にも『シルバーバーチの霊訓』を都合よく利用して、自分の正当性を主張します。霊界から見れば、そうした地上人の心の内は丸見えです。
イエスの地上再臨を最も喜んだのが、シルバーバーチ本人だったのです。シルバーバーチにとって、地上人が自分の言葉を用いて「イエスの地上再臨」を否定するようなことは、決してあってはならないことです。そのため、シルバーバーチはそれまで自分自身に課してきた戒め(自分から地上人に直接、通信を送ることはしない)を例外的に破り、イエスの再臨を否定する者に対する厳しい反論を私たちに直接、伝えてきました。その言葉から、シルバーバーチの悲しみがどれほど大きなものであるのかが、ストレートに伝わってきました。
反対者は今後、霊界とのつながりが一切遮断されたまま、地上人生を終えることになります。彼らには死後“最大の不幸”が待ち受けているのです。
(3)地上再臨したイエスを通して、『シルバーバーチの霊訓』がさらにグレードアップ
地上再臨したイエスは、次々と地上にメッセージ(通信)を伝え、『シルバーバーチの霊訓』の内容を補強していきました。地球人類の霊性レベルから見て時期尚早として、『シルバーバーチの霊訓』の段階では秘密にされてきた内容が、再臨を果たしたイエスを通して少しずつ地上人に開示されることになりました。シルバーバーチの交霊会では語ることが許されていなかった深い霊的知識(奥義)が明らかにされることになりました。
こうして地上再臨したイエスを通して『シルバーバーチの霊訓』が、一段とレベルアップすることになったのです。
1)『シルバーバーチの霊訓』は、イエスの地上再臨のための準備として降ろされた
『シルバーバーチの霊訓』が地上に降ろされてきた60年間は、その後の「イエスの地上再臨」という歴史的大事件のための準備のプロセスだったのです。こうした『シルバーバーチの霊訓』に関する本質的な内容が、再臨したイエスを通して明らかにされました。イエスは再臨に先立ち、地球人類に自分の教えとメッセージを示し、地上再臨の受け入れ態勢を整えようとしたのです。
二千年前、イエスが地上に降りた時、イエスの思いと教えを理解する者は一人もいませんでした。イエスの真意は、12弟子たちにも理解されませんでした。それが、最終的にイエスをユダヤ人の敵対者に仕立て上げることになってしまいました。そして十字架上で殺害されるという悲劇を招くことになってしまったのです。
こうしたことがあったため、イエスはこの度の地上再臨に際して、前もって地上人に自らの教え(霊的真理)を示し、受け入れ態勢を準備しようとしたのです。シルバーバーチの交霊会が60年もの長い期間にわたって続けられたのは、「何としても地上人に真理を示さなければならない!」という、イエスの強い思いがあったからなのです。
したがって『シルバーバーチの霊訓』の中には、イエスが地上人に伝えようとした「基本的真理」が明確に示されています。今、私たちは『シルバーバーチの霊訓』を通して、イエスの人類救済計画の方向性と内容を、はっきりと理解することができます。
こうした「イエスの地上再臨」に至る一連の経緯を知ってみると、『シルバーバーチの霊訓』とは、まさにイエス自身の教えであることが明らかになるのです。
2)地上再臨したイエスによって、再生についての真実と奥義が明らかにされる
スピリチュアリストにとって幸いだったのは、再臨したイエスによって、これまで不明瞭であった「再生現象」についての真実が、詳細で明確な説明を通して明らかにされるようになったことです。
今一つ理解できない「再生の問題」
再生の問題は、スピリチュアリズム思想の中で重要なテーマの一つであり、『シルバーバーチの霊訓』における大きな特色でもあります。しかし、それにも関わらず再生についての真相は、今一つ明確ではありませんでした。そのため再生の問題は、スピリチュアリズム思想における“最大の難問”とされてきました。
シルバーバーチは当時、再生に否定的だった英国のスピリチュアリストを前にして、繰り返し再生について説いてきました。そうしたシルバーバーチの説明を通して、「再生は事実だが、これまで地球上で説かれてきたような再生は事実ではない。これまで信じられてきたような再生論はすべて間違っている」ということが明らかになりました。
とは言え、『シルバーバーチの霊訓』を繰り返し読んでも、再生についての真実は今一つ明瞭になりません。そこには、きわめて複雑な理由があります。実はシルバーバーチは、60年間の霊界通信を通して、再生についてほぼ完璧な回答を示してきました。しかし地上人側が、シルバーバーチが語った言葉の意味を正しく理解することができなかったのです。そして再生についての理解が不十分なまま、シルバーバーチの通信を編集し、『シルバーバーチの霊訓』として出版することになってしまいました。
『シルバーバーチの霊訓』の再生論には、こうした問題がありました。そのため『シルバーバーチの霊訓』を徹底的に読み込んできた方であっても、再生について正しく理解することができませんでした。これまで宗教で説かれてきたような再生論は間違いであることは分かりましたが、再生の真相を明確に理解することはできなかったのです。
交霊会の参加者の問題点
『シルバーバーチの霊訓』の再生論には、こうした交霊会の参加者に関する問題がありました。シルバーバーチの交霊会が始まった当初から、交霊会の参加者たちは再生に疑問を持っていたため、シルバーバーチに的外れな質問をしたり、その答えを間違って解釈していました。そして再生について十分に理解していないところで、編集作業を進めることになってしまいました。このような事情が重なって、シルバーバーチが説いた再生についての真実が正しく伝わらなくなってしまったのです。(*交霊会におけるシルバーバーチの通信は、初めは速記で、後にテープレコーダーを用いて録音し、保存されました。それが編集者によって『シルバーバーチの霊訓』としてまとめられました。そのため重要なシルバーバーチの言葉が見落とされ、お蔵入りしている可能性があります。)
私たち日本人の場合、『シルバーバーチの霊訓』を通して「再生の事実」を理解するのが難しくなってしまった別の理由があります。それは、英語の原書を日本語に翻訳する段階で生じた誤訳という問題です。誤訳がある上に翻訳者によって間違った解釈が施され、再生についての見解はいっそう複雑化し、混乱を招くことになってしまいました。交霊会参加者の問題、編集者の問題に加え、日本語への翻訳の問題によって、『シルバーバーチの霊訓』を通して再生の真実を理解することは、きわめて困難になってしまったのです。
イエスによって、「再生の真実」が明らかにされる
こうしたさまざまな事情が重なり、再生について正しく理解することは、ほとんど不可能になってしまいました。そうした状況の中、再臨したイエスを通して、これまで未解決だった「再生の問題」に根本的なメスが入れられ、明確な見解が示されることになりました。それによって地上人は初めて、再生についての真実・真相を知ることができるようになったのです。
イエスによって明らかにされた「再生の事実」とは、「再生の本体(実体)」についての見解です。何が再生するのか、ということです。シルバーバーチの説明から「再生の本体」が霊的意識(霊の心・魂)でないことは分かりましたが、再生の本体が何であるのかは分かりませんでした。その答えが、イエスによって初めて示されたのです(*それについては、別の機会に詳しく説明します)。イエスを通して「再生の真実」が明らかにされたことで、『シルバーバーチの霊訓』が完成することになったのです。
イエスによって『シルバーバーチの霊訓』が完全なものになったことを最も喜んだのは、霊界にいるシルバーバーチ本人でした。それをイエスが私たちに伝えてくれました。
3)さまざまな奥義の解明を通して、地上再臨したイエスの真実性が証明される
イエスは「神の摂理」に通じた超高級霊
――イエスによって未解決の難問が、次々と解決
地上再臨したイエスによって、再生についての真実が初めて明確に示されることになりました。実はイエスによって真実が明らかにされたのは、「再生の問題」だけにとどまりません。これまで地上人には秘密にされてきたさまざまな問題・未解決の難問が、次々と解決することになりました。『シルバーバーチの霊訓』の特殊で深い霊的背景についても明らかにされました。それを通して、地上人には想像もつかない大きな霊界の動きが示されることになったのです。
イエスによって、これまで未解決だった難問についての答えが示されるたびに私たちは、イエスが“宇宙と霊界の奥義”に通じた特別な存在、「霊的真理(神の摂理)」を完璧に理解した超高級霊であることを実感させられました。地上の誰一人知ることのなかった宇宙と霊界についての奥義(真実・真相)が明らかにされたことで、「イエスの地上再臨」が紛れもない事実であることが証明されることになりました。イエスは、これまで秘密にされてきた霊的真理と霊界の動きを明らかにすることによって、自分が地上次元に降りて働きかけていることを示したのです。
イエスによって、地球人類の知性レベルがグレードアップ
イエスによって明らかにされた奥義は、「再生の問題」をはじめ多岐にわたります。「天使に関する問題」「地球外生命についての問題」「地球の未来についての問題」など、『シルバーバーチの霊訓』では時期尚早として秘密にされてきた問題が、イエスの地上再臨を機に開示されることになりました。それを通して地球人類が、次の霊的段階に入ろうとしていることが分かります。
地球人類にとっての奥義が、イエスによって次々と解明されているという事実は、人類の救済は、再臨したイエスの下で展開される「霊的真理の普及」によって成されていくことを示しています。イエスが人類史上、初めて明らかにした霊的真理(神の摂理)の内容は、イエスの霊格の高さが、他の高級霊とは次元が異なるものであることを証明しています。霊的真理に少しでも理解のある人なら、誰もが「イエスの地上再臨」が真実であることを認めざるを得なくなります。
今の時点では、イエスが語ったすべての内容を公開することはできませんが、今後、人類の霊的進化に応じて、徐々に明らかにされていくようになります。地上再臨したイエスを通して、『シルバーバーチの霊訓』では明らかにされてこなかった「霊的真理・霊的事実」が示され、人類の霊的叡智の上限が飛躍的に向上することになるのです。