イエスから地上の全宗教指導者に向けてのメッセージ

――これまでの間違った教義を捨て去り、スピリチュアリズムの真理を受け入れよ!

インフォメーションNo.44-2

(1)地上の宗教は、すべて失格

――地上の宗教に対する高級霊の厳しい批判

宗教指導者が犯す大きな罪と、死後の“地縛霊グループ”

宗教組織(教団)を維持し、信者を指導・教育するのが宗教指導者の役目です。そうした宗教指導者は、自分たちの教団こそが唯一の真実であり、最高の正義であると説きます。自分たち以外の宗教や宗派は、すべて間違っていると教えます。

もしその宗教組織の教義が本当に霊的事実と一致していて、神と霊界が認めるものであるなら、“自分たちこそ真実、自分たちこそ正義”という主張には、それなりの正当性が認められることになります。

しかし、結論を言えば、地上の宗教の教えは「霊的事実」からかけ離れています。霊界から見たとき、地上に存在する宗教の中で「神の摂理」に一致しているもの、本当に正しいと言えるものは、一つもありません。それなのにいずれの宗教組織も、“自分たちこそが唯一の真実であり、最高の正義である”と主張します。そして教祖や創始者を神格化し、神の代理人として祭り上げます。信者たちは、“死後は自分も天国に行って、教祖と一緒に暮らすようになる”と信じています。

こうした間違った宗教的信念は、その指導者と彼に従う信者の心に他の考えを一切受けつけない分厚い霊的壁を生じさせ、“霊的牢獄”をつくり出します。地上でつくられたこの“霊的牢獄”は、死後の世界(幽界)にそのまま持ち越されます。そして幽界で、同じ宗教に属する者同士が引き合って“地縛霊のグループ”を形成し、そこで地上時代と同じ信仰生活を続けることになります。

死後の世界(霊界)は思念が支配する世界ですから、自分の考え方が間違っていることを自覚しないかぎり、明るい世界へ入っていくことはできません。地上的意識に囚われているかぎり、地縛状態から抜け出すことはできません。そのため幽界には、地上時代の宗教指導者を中心とする“地縛霊のグループ”が数多く存在しています。彼らは、みずからつくり出した地獄さながらの暗黒の地縛霊グループ(霊的牢獄)の中で、地上時代と同じ狂信的な信仰生活を続けることになるのです。

高級霊から見たとき、地上の宗教は存在しない方がいい

地上の宗教組織(教団)は、霊界の高級霊から見ると、すべて失格です。高級霊から見たとき、「地上の宗教は存在しない方がいい」ということになります。

宗教本来の使命は――人々の「霊的成長」を促し、真の幸福に導くことです。しかし、その使命を果たしている宗教は、地上世界には一つもありません。それどころか、ほとんどの宗教が人々の霊的成長を阻害し、摂理に反した方向に追いやっています。死後、信者たちを地縛状態に陥れることになっています。「地上の宗教は、すべて失格」――これが高級霊の常識となっているのです。

地上の宗教の実態

――人間中心の願い事信仰、神を利用しようとする御利益信仰

霊界から見て、地上の宗教がすべて失格であるのは、宗教が「霊的無知」に陥っているからです。神についての真実、死後の世界についての真実、そして人間自身についての真実が全く分かっていないのです。その結果、自分たちがつくり上げた神を信仰対象に祭り上げ、神にすがって自分の願いを叶えてもらおうとします。自分の利益を得るために、神を利用しているのです。こうした人間中心の“願い事信仰・御利益信仰”が、地上の宗教に共通する内容であり、地上の宗教の本質となっています。

熱心な信仰者が死後“地縛霊”になって苦しむことになるのは、地上の宗教の教えが間違っていたからです。「神の摂理」に反した教えを説き、人々を霊的成長という真の救いから遠ざけているのが、地上の宗教の実態なのです。

(2)イエスの地上再臨と、幽界における大宗教革命

二千年の霊的暗黒時代の歴史

地上世界では二千年の間、次々と宗教が起こり、やがて消滅していきました。その中で“唯一神”を信仰対象とするキリスト教とイスラム教が力を持ち、宗教版図を拡大して世界宗教を形成し、人々の心を支配してきました。

一方、地上世界を政治的観点から見ると、帝国主義的な覇権闘争が展開し、戦争につぐ戦争の歴史が続いてきました。多くの国家が誕生し、栄枯盛衰の道をたどる中で強大な軍事力・経済力を持った国家が現れ、強固な支配体制を築いて帝国を形成してきました。こうして帝国が次々と誕生し、やがて衰退して新たな帝国が取って代わるといった歴史が続いてきました。軍事力・経済力を背景にして他国を侵略し、それを支配下に置いて勢力範囲を拡大するという帝国主義的な富と権力の奪い合いの歴史が延々と続いてきたのです。こうした政治的動向の中で、人々は常に塗炭の苦しみを味わってきました。

21世紀になっても、いまだに帝国主義的な覇権闘争は消滅していません。グローバリズムという経済的覇権主義のもとで、一部の強者が圧倒的多数の弱者を支配下に置いて自らの勢力を拡大しようとしています。その一方で、時代遅れとも言えるような軍事的侵略戦争が起きています。今年に入ってロシアが、かつてのロシア帝国の復活を目指すかのように隣国ウクライナに侵攻しました。また中国も、帝国時代の領土を取り戻そうと目論もくろみ、周辺国への侵略の機会を窺っています。核兵器を持った独裁主義国家がそれを恫喝どうかつの道具として他国を侵略し、帝国時代の領土を奪い取ろうと画策しているのです。

こうして地上世界では、宗教的・政治的・経済的な面において革命的な出来事が発生し、人々はその激しい動きの中で翻弄され、悲惨な生活を強いられてきました。物欲とエゴに支配された地球人類は二千年もの間、霊的光の届かない「霊的暗黒時代」に留まり続けてきたのです。悲劇がまん延する地獄のような世界をつくり上げてきたのです。

「イエスの地上再臨」の実現

――人類史上“最大の事件”の発生

2021年4月、イエスの二千年来の悲願であった「地上再臨」が実現しました。イエスの地上再臨は、二千年ぶりにイエスが地上次元に降臨するという前代未聞の大事件でした。

霊的視点から地上世界を見たとき、二千年の間に2つの重要な出来事が発生したことが分かります。1つは、二千年前に起きた「イエスの降誕(地上への誕生)」です。もう1つは、2021年に起きた「イエスの地上再臨」です。地球人類の霊的成長という観点から見たとき、この2つの出来事ほど重大なものはありません。

イエスの地上再臨が実現するまで、地上世界は「霊的暗黒時代」が続きました。2021年のイエスの地上再臨によって人類は初めて、霊的光が射し込む「霊的新時代」を迎えることになりました。永い暗黒の歴史を経て、地球人類はようやく霊的光の中で霊的成長の道を歩むことができる「霊的新時代」を迎えることになったのです。

イエスの“人類救済の戦略”

――『シルバーバーチの霊訓』を世界中に普及、真理によって人類を救済する

イエスの地上再臨が実現した2021年は、地球人類にとって“最大の霊的転換点”――人類始まって以来の“ターニングポイント”になりました。イエスは、霊的暗黒の世界に閉じ込められていた地球人類を救済するために、二千年ぶりに地上に降臨しました。イエスみずから先頭に立って、人類を救うために“真理普及の大海原”に乗り出したのです。

イエスは、『シルバーバーチの霊訓』という最高次元の霊的真理を普及し、人々の霊的成長を促すという方法で人類救済を進めようとしています。こうして「霊的真理を世界中に普及することで地球人類を救済する」という、史上最大の人類救済計画が展開されることになったのです。

「イエスの地上再臨」にともなう地縛霊の解放と、幽界における“大宗教革命”

イエスは2021年の地上再臨に先立って、霊界下層(幽界)にたむろしていた“地縛霊の解放”に着手しました。霊界下層に集まって、厚いヘドロのような層を形成していた無数の地縛霊を解放し、そこに霊的光が届くようにしました。イエスは地上に再臨してからも、直接幽界に赴き、キリスト教聖職者の地縛霊の解放(救済)を進めていきました。

その結果、多くの聖職者の地縛霊が“霊的牢獄”から解放され、幽界に霊的光が届くようになりました。「イエスの幽界降臨」をきっかけに宗教関係の地縛霊のグループが次々と崩壊し、“大宗教革命”が起きることになりました。それまで幽界において宗教・宗派ごとに形成されてきた“霊的壁”が取り除かれ、すべての宗教がイエスの教え(スピリチュアリズム)のもとに一つになるという動きが発生することになったのです。こうして人類史上、前例のない“大宗教革命”が実現することになりました。

イエスによって救済された聖職者・宗教者の地縛霊たちは、イエスに従って「地球人類救済」のために働くことを決意しました。2021年を境に、霊界下層(幽界)の状況は大きく変化し、それまでの幽界に対する概念・イメージが根底から覆されることになったのです。

スピリチュアリストになった、かつての宗教指導者たち

イエスの地上再臨の目的の一つは、これまで人々に間違った教えを説き、人類の霊的成長を阻害してきた宗教を地上世界から消滅させることです。「霊的無知」な地上の宗教を、地球上から取り除くことが地上再臨の大きな目的です。それなくして、地球人類が真の幸福に至ることはできません。地上の間違った宗教を追放することが、人類救済の第一歩となるのです。

今述べたように、地上再臨を果たした後もイエスは“地縛霊の解放”に取り組み、幽界に居座り続けてきた宗教関係の地縛霊のグループを一掃しました。長い間、地上の間違った教義に縛られてきた聖職者たちは、「イエスの幽界降臨」に立ち会ったことでそれまでの信仰を捨て去り、スピリチュアリズムの「霊的真理」を受け入れるようになりました。現在、幽界では、地縛状態から解放されたかつての宗教指導者全員が“スピリチュアリスト”として歩み始めています。地縛霊のグループに属していた者たちが次々と、スピリチュアリズム運動の一員に組み込まれています。

そうした宗教指導者だった霊たちは、これまでの間違った生き方を償い挽回ばんかいしようと、イエスのもとで「地球人類救済」のために全力で働いているのです。

以上、霊界に関する最新情報を述べました。こうした幽界における大変動を感知できない霊能者や霊媒は、すべて“ニセモノ”と断定できます。彼ら“ニセ霊媒”は、低級霊のからかいの声や自分自身の勝手な思い付きを、霊界からの通信と決めつけます。また、意図的にウソをついて人々を騙し、カネや名声を手に入れようと画策します。

(3)地上の宗教指導者に対する“イエスのメッセージ”

――スピリチュアリズムこそ、人類を真の幸せに導くことができる唯一の宗教

イエスは、幽界における“大宗教革命”の成功を念頭に置いて、地上の宗教指導者に向けて強烈なメッセージを述べています。ここで紹介する通信は、2022年3月27日に送られてきたものです。現在、地上で宗教指導者の立場にある方は、どうか謙虚な気持ちで、イエスのメッセージに耳を傾けてください。イエスのメッセージは、指導者である皆さん自身だけでなく、皆さんに従う多くの信者の方々にも、真の救いの道を開くことになるのです。

この通信は、イエスの指導のもとで制作にあたってきた“神観”のビデオが完成し、それをイエスと一緒に最終チェックしている時に送られてきました現在、ビデオはYou Tubeで一部公開しています)。今回、特別にそのイエスからのメッセージを紹介します。

イエスから、地上の宗教指導者に向けてのメッセージ

「この“神観”が広まれば、世の中が根底から変わっていくようになる。この世の全宗教者に問いたい。神から与えられた宗教の使命を果たさずして、それを存続させることに本当に意味があるのか?――おのれの魂に問いかけてほしい!

スピリチュアリズムこそ、人類を真の幸せに導くことができる唯一の宗教である。この神観一つとっても、それがよく分かるのではないか? 私は、地球上のすべての宗教者に問いたいと心底願っている。

宗教のリーダーたる者たちよ!

私の声に、どうか耳を傾けてほしい!イエスが何を願っているのか、よくよく己の魂に問いかけてほしい! 私は心の底から、地上の宗教のリーダーたちに言いたい。

初心に立ち返り、かつての先人たちが霊界で、一人残らずスピリチュアリズムに改心している状況を、つぶさに見るべきである。霊界にいるあなた方の先人が、何を訴えているのか、耳をしっかりと傾けるべきである。

宗教家、思想家、全リーダーに告ぐ!

唯一、神が認めた教えである『シルバーバーチの霊訓』を教義の中心に据えるのだ! そのためには己のつくった、あるいはこれまで積み上げてきた負の遺産霊的無知からつくられた教義と宗教組織)をすべて壊し、捨て去らなければならない。何よりあなた方自身が、摂理にそって生まれ変わらなければならない。そのことを、しかと心得るがよい! 私は、地上の宗教に関わるすべての者たちに、己の宗教の過ちを自覚してほしいと強く願っている。」

(イエスからの通信 2022.03.27)

幽界で発生した“大宗教革命”の事実を知る者には、この通信が正真正銘、イエスからのものであることを確信することができます。宗教指導者の立場にある方々には、このイエスのメッセージを繰り返し読んでいただきたいと思います。そしてイエスが語る――「あなた方の先輩たち全員が、霊界で地上時代の宗教を捨て、スピリチュアリズムに改心している」という言葉の意味を噛みしめてください。

幽界では実際に、一部のかたくなで狂信的な再臨派エホバの証人、統一教会など)や、イスラム教の一派を除いて、大半の地縛霊グループは崩壊しています。一人一人が、かつての地上時代の信仰を捨て、スピリチュアリズムのもとで新たな道を歩み出しているのです。

“最後の審判”に匹敵するイエスの言葉

イエスの言葉は、地上の宗教指導者に「真実の教えに従うのか、従わないのか」という決断を迫る内容になっています。これは、まさに全宗教指導者に突きつけられた最後通告です。キリスト教やイスラム教では、終末に“最後の審判”が行われ、そこで天国に行くのか、地獄に行って永遠に苦しむことになるのかが決定されると説いてきました。

むろんこれは事実ではありませんが、今、宗教指導者に突きつけられているイエスのメッセージは、本質的には“最後の審判”と同じ意味を持っています。イエスの言葉にどう応えるかによって、本人だけでなく教団や信者の運命も決定することになるのです。霊界からの導き・援助・守護を得られない教団には、存在価値はありません。そうした教団は、人々にとって有害な存在に成り下がってしまいます。

宗教指導者は、想像もつかないほどの重い責任を背負っています。そしてその責任は、死後も背負っていくことになります。地上世界での名声や肩書は死とともに消滅し、霊界に持っていくことはできません。地上でまとっていた金メッキはあっという間にはがれ、摂理に背いた悪行に見合った苦しみが襲ってくることになります。こうした意味で、最も恐ろしい立場に立っているのが地上の宗教指導者なのです。

これまでインフォメーションで紹介してきた聖職者たちの死後の後悔と苦しみを思い出してください。それは、まさに現在の地上の宗教指導者の死後の状況を示しています。宗教指導者の方々は、先に述べた“ビリー・グラハム”と同じ立場に立っているのです。

私たちは、宗教指導者の方々に、声を大にして訴えます。謙虚な気持ちで繰り返し、『シルバーバーチの霊訓』を読んでください。その後で、普及会のウェブサイト(ホームページ)を見てください。そしてできることなら、信頼できる霊媒を通して、霊界にいる皆さん方の先輩たちの声を聞いてください。どうか、勇気を振りしぼって決断してください。この世的なものは“死”とともに、すべて消滅します。永遠に残るもののために人生を捧げ直し、神の御心にかなった生き方をしてください。イエスの心からの願いに応え、宗教者の皆さんが真に価値ある地上人生を送ってくださることを祈っています。

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