皆さんは、誕生前からスピリチュアリズムへの貢献を決意していたのです!

ニューズレター第27号

自分の人生を誕生前に決定

シルバーバーチによれば、私達は、地上でどのような人生をたどるのかをあらかじめ承知して生まれてきたということです。シルバーバーチは、次のような驚くべきことを述べています。

「地上に生を享ける時、地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。何も知らずに誕生してくるのではありません。自分にとって必要な向上進化を促進するには、こういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。ただ、実際に肉体に宿ってしまうと、その肉体の鈍重さのために誕生前の自覚が魂の奥に潜んだまま、通常意識に上がって来ないだけの話です。」

『シルバーバーチの霊訓(1)』(潮文社)p.38

シルバーバーチは、私達が、自分自身で再生人生の内容を選択して生まれてきたという事実を明らかにしています。こうした重大な霊的事実を、これまで指摘した宗教は地球上に存在しません。この一例をもってしても、シルバーバーチの教えが地球上のあらゆる宗教に優るものであることが理解されます。シルバーバーチに代表されるスピリチュアリズムとこの世の宗教では、霊的な内容において格違いなのです。

誕生前の決心を、すべて忘れてしまった地上人

さて、シルバーバーチは、私達が今回の人生を自分自身で選んだことだけでなく、私達が肉体を持つことによって、そうした誕生前の決意を思い出せなくなっている事実についても明らかにしています。大半の地上人は、まさか誕生前に自分で自分の人生を決めていたなどとは思いもよりません。しかしシルバーバーチは、それはただ思い出せなくなっているだけだと言うのです。どれほど霊感の優れた人間でも、誕生前に自分が決心した内容を覚えている人はいません。

カルデックの『霊の書』当サークル発行『スピリチュアリズムの真髄 「思想編」』)の中には、人間が受胎とともに霊界での記憶が失われていく様子がリアルに示されています。

「一般的には受胎の瞬間から意識の混濁が始まり、その時点で自分がいよいよ再生の過程に入ったことを直感します。その混濁は日を追って強まり、分娩に至ります。その期間中の霊の意識状態は睡眠状態に近いと思ってよろしい。分娩時が近づくにつれて意識は消え、過去の記憶も消え、それは誕生後もずっと思い出せません。」

『スピリチュアリズムの真髄「思想編」』(スピリチュアリズム普及会)p.164

人間は肉体を持つことによって、ほとんどすべての霊的感性と記憶を失います。地上の大霊能者・大霊覚者といっても、霊界からすればまるで赤子のようなものです。目隠しをされた人間に等しいのです。地上の宗教は、人間が肉体をまとうことによって、どれほど不自由になっているのかが分かっていないのです。

さて、スピリチュアリストである私達にとっての問題は――「今現在の人生が、果たして誕生前に自分自身で決定し、選択したようなものになっているかどうか」ということです。誕生前に自分で決めた道とは、無関係な方向に進んでいるようなことはないでしょうか。こうした疑問は、この世の人々には思いもよらないことですが、霊的真理と出会って広い視野を持つことを許された私達には、じっくりと考えてみる必要があるでしょう。

スピリチュアリズムへの参加を願う霊界の霊達

ここで少し、自分がまだ霊界にいたときの状況について思いをめぐらせてみることにしましょう。私達が、霊界人であったときのことです。

すべての霊界人にとって一番の関心事は、霊界人がこぞって参加しているスピリチュアリズムの進展状況であることは言うまでもありません。霊界の最下層にいる低級霊・地縛霊でないかぎり、霊達は皆、何らかの形でスピリチュアリズムの軍団の一員となって働いています。スピリチュアリズムは、人類史上初めて遂行されている霊界挙げての大プロジェクトです。地球の最高霊であるイエスを中心に展開されているこの大プロジェクトに参加し貢献できることは、霊界人にとって最高の喜びであり栄誉なのです。

スピリチュアリズムへの貢献の願い

皆さんも霊界にいたとき、間違いなく同じような思いを持っていたはずなのです。そして再生に先立って、何よりもまず地上ではスピリチュアリズムと係わりを持ち、スピリチュアリズムの一員として、できるかぎりの貢献をしたいと願ったはずです。当時のスピリチュアリズムに対する思いは、今の皆さん方のスピリチュアリズムへの思い入れとは比較にならないほど強烈でした。スピリチュアリズムの重要性を、今よりずっと実感を持って感じていました。肉体という鈍いよろいを着ていなかったために、真実がストレートに心に迫っていたからです。

おそらく皆さん方は、再生についての内容を決定する段階で、類魂のリーダー(指導霊)に次のように申し出たことでしょう――「自分が地上世界に再生したときには、ぜひスピリチュアリズムのために貢献できるような道を歩ませてください」。そして「前世のカルマ清算」と「類魂全体に対する霊的貢献」という点も含めて総合的に判断され、スピリチュアリストとしての再生人生が認められ、いよいよ地上に誕生することになりました。

予定どおりに、スピリチュアリズムとの出会いを果たす

シルバーバーチは、地上における出会いや出来事との遭遇に偶然はないと繰り返し述べています。今、皆さん方がスピリチュアリズムという「霊的に最大の出来事」に遭遇しているのは、決して偶然ではありません。明確な原因があって、今の結果が生じているということです。

スピリチュアリズムとの出会いを果たすために、生まれる時代・生まれる国と地域・生まれる両親を決めたのです。そうした具体的な計画があって、今このとき日本という国でスピリチュアリズムと出会うことになったのです。皆さん方が、地上世界でスピリチュアリズムと出会ったことに偶然的要素は一つもありません。すべては前もっての計画どおりに進んでいることなのです。

シルバーバーチは、地上人は肉体を持つことによって誕生前の決心を忘れてしまうと言っています。しかし、皆さんは今、その誕生前の決心の重要な部分を思い出したことになります。「自分は再生人生で、スピリチュアリズムのために貢献したい!」――これが皆さんが、再生に先立って決意した中心的な内容だったのです。

守護霊の必死の導きのお陰で

ここで忘れてならないことは、地上に誕生する前に皆さんは、自分の“守護霊”となるべき仲間の霊と綿密な打ち合わせをしてきたということです。皆さんは自分の再生人生をずっと導くことになる守護霊に、きっと次のように言ったはずです――「肉体を持つと、自分の今の決意は何も分からなくなり、おそらくスピリチュアリズムのことさえ思い出せなくなってしまうでしょう。どうか私を霊界から強力に導いて、何とかスピリチュアリズムにたどり着かせてください」

地上に誕生して肉体をまとった皆さん方の意識の中から、本当にスピリチュアリズムのことは消え去りました。守護霊は、そうした皆さん方を必死に導いてきました。その導きが功を奏して、皆さんは地上人生において予定どおりスピリチュアリズムにたどり着くことができたのです。

自分の導いてきた地上人が首尾よくスピリチュアリズムに出会えたということは、これまでの守護霊の導き・働きかけが成功したことを意味します。神聖な責任を果たしたことになります。それは言うまでもなく、守護霊にとって最高の喜びをもたらします。もちろんその後、これまで導いてきた地上人がどのような人生を歩むようになるのかという心配はありますが、取り敢えず一安心ということなのです。

一方、皆さん方と同じようにスピリチュアリズムのために貢献したいと願って地上に再生しながら、いまだにそれが実現していない人々も大勢います。しかし、そうした人々も霊界からの働きかけによって、スピリチュアリズムとの距離を少しずつ縮めています。

なかには、いったんはスピリチュアリズムとの出会いを果たしたものの、肉体の煩悩に負け、最高の貢献のチャンスを自ら放棄した人間もいます。真理を知っただけで満足し、肝心な実践にまで踏み出せず、せっかくの真理を無駄にしているような人々もいます。彼らは、そうした行為がこれまで必死に導いてきた守護霊に、どれほど絶望と悲しみを与えるのか知る由もありません。守護霊本人にとっては、長期にわたる献身的な愛が裏切られる厳しい体験は、自分自身のカルマを清算することになっています。)

スピリチュアリズムとの出会いは、再生人生の「真の出発点」

誕生前の自分自身の決意や、長年にわたる守護霊の導きといった事実を知らないと、スピリチュアリズムとの出会いは単なる偶然・運がよかったということになってしまいます。たまたまこの時代に日本に生まれ、さまざまな人との出会いや多くの出来事があった結果、偶然スピリチュアリズムに出会ったと考えてしまいます。

人によっては、自分は神から特別に愛され選ばれたために、こうした素晴らしい立場に立つことができたと思い上がるようになるかも知れません。あるいは反対に、何の能力もない自分が、どうしてこんな歴史的な大事業に真っ先に導かれたのか分からないと考えるかも知れません。

しかし、スピリチュアリズムとの出会いは、皆さん自身がそれを願い、出会いを果たすにふさわしい地上的環境を選んだからこそ実現しているのです。さらには、そのために陰から必死にサポートしてくれる守護霊の存在があったからこそなのです。

信じるか信じないかにかかわらず今皆さん方は、間違いなく誕生前の決意を地上で成就しつつあります。そしてその道は、霊的に見たとき最も価値ある地上人生なのです。シルバーバーチは――「あなた方は本当の意味で祝福を受けられた方たちです。なぜならば、あなた方は地上のいかなる富も影が薄くなるほど高価な霊的知識の所有者だからです」『シルバーバーチの霊訓(1)』(潮文社)p.69)と述べています。

皆さんは今、地上人として最も恵まれた立場に立つことができましたが、それを手放しで喜んではいられません。なぜならスピリチュアリズムとの出会いは――「誕生前の計画の出発点に、やっと立ったことに過ぎない」からです。

皆さんが再生前に選んだ人生は、スピリチュアリズムによってもたらされた霊的真理を学ぶことだけではありません。スピリチュアリズムを推進する「霊界の軍団の一員として、人類に貢献しよう、人類の救いのために働こう」ということだったのです。そう考えると、肝心なことはこれから始まるということになります。地上に誕生して以来、今日に至るまでの歩みは、実はすべて今後のスピリチュアリズム人生・霊的人生の準備だったということなのです。

「カルマ清算」と、「霊的成長」を同時に達成するスピリチュアリズム人生

さらに私達の再生人生には、別の目的もあります。すでに真理を通じて知っているように、地上世界ならではの重要な内容です。スピリチュアリズムのために貢献するだけでなく、私達個人にとっての不可欠な目的も果たさなければなりません。それは――「前世でつくったカルマ(悪因縁)を償い清算する」こと、これまでの歩みで成し遂げられなかった「霊的成長の埋め合わせをする」こと、そして地上での体験を霊界の類魂に持ち帰って、「類魂全体の成長に寄与する」ということなのです。

私達の人生の目的は――スピリチュアリズムへの貢献を通じて全人類への奉仕をし、自分自身のカルマを償い、類魂全体の霊的成長を達成することだったのです。

これで私達が、誕生前に決意した内容が、いっそうはっきりしてきました。私達は誕生前に、地上で遭遇する困難やトラブルについても知っていました。再生人生で遭遇する困難・障害・失敗といった苦い体験が、自分の霊的成長の足枷となっている「カルマを切り」、同時に「霊的成長を促す」ものであることを理解していたのです。

それはスピリチュアリズムに出会ってからも必ず、多くの試練や困難に遭遇することを意味しています。今皆さんは、試練や困難はできることなら避けたいと思っているかも知れませんが、実はその厳しい体験は、すべて皆さん自身の“魂”が望んでいるものなのです。脳を介しての顕在意識(パーソナリティー意識)と、隠された霊の意識(インディビジュアリティー意識)は、かくも大きく食い違っているのです。

「霊的成長」は、最も達成困難なもの

霊界では、霊的成長こそが最高の宝であることは常識です。曇りのない永遠的な判断力を持つ霊界人においては、「霊的成長」だけが願いなのです。神は人間を霊的存在として創造され、永遠に進化し続けるように造られたために、霊的進化は人間にとっての最も強い“霊的本能”となっています。人間は肉体を持つことによって、その強烈な霊的本能さえも自覚できなくなっています。)

さて、シルバーバーチは――「内部の神性の開発(霊的成長)は、達成困難なものの中でも最も困難なものです」『シルバーバーチの霊訓(1)』(潮文社)p.71)と述べています。霊的成長は、地上人類にとって最も価値あるものである一方、最も達成が難しいものであると言うのです。億万長者や有名人になることよりも、大作家や大科学者・大会社の経営者・大政治家になることよりも、ずっと難しいということなのです。

皆さんが霊界で願ったのは、スケールの大きな霊的奉仕と霊的幸福

シルバーバーチは――「価値ある賞ほど手に入れるのが困難です。容易にもらえるものはもらう価値がないということなのです。簡単に達成したものほど忘れやすく、簡単に失うことになります」と繰り返し述べています。

皆さん方が、誕生前に霊界で願ったのは、物質的な自分中心の小さな幸せではありません。そんな霊的に価値のないものを求める霊など一人もいません。再生人生において皆さんが成し遂げたいと願ったのは、「人類全体の幸せ・人類の永遠の救い」という壮大なものだったのです。そのために、わずか数十年という限られた地上人生を費やしたいと決心したのです。そして地上におけるスピリチュアリズムとの出会いを求めたのです。皆さん方は誕生前に、この世かぎりのチャチな名声や名誉・富を願ったのではなく、もっと大きな人類全体に対する奉仕人生・犠牲的人生を願ったのです。そうした歩みが結果的に、自分自身の霊的成長を促し、自分に最高の霊的幸福と喜びをもたらすようになることを知っていたからです。

本当のスピリチュアルな生き方とは

――「霊主肉従」の厳しい自己コントロール

世間では最近、「スピリチュアルな生き方」が流行語になっています。しかし霊的真理に照らして見ると、そこで語られている内容の多くは霊的本質から外れた口先だけのきれいごとに過ぎません。「本当のスピリチュアルな生き方」とは、シルバーバーチが説き続けてきた「霊を中心とした生き方」のことなのです。

霊的人生(本当のスピリチュアルな人生)を送るためには――「霊主肉従(霊的自己コントロール)」の厳しい努力が不可欠です。霊的成長のためには、世の中の人々がとかく敬遠したがる肉体の本能に対する自己コントロールが最低限必要とされるのです。この本質を抜きにして、スピリチュアルな生き方は成立しません。

さらに、本当のスピリチュアルな生き方とは――最終的に「自己犠牲をともなう利他愛の実践」にまで高められなければならないものなのです。そこに至るまでの過程では、この世の利益や富・幸福・楽しみを優先して求めるのか、それともそうしたものを後回しにしたり、自分にとって最も大切なものを犠牲にすることができるかどうかという厳しい選択を迫られるようになります。

厳しい自己との闘い・内面の闘いなくして、真のスピリチュアルな生き方はあり得ません。それでは中身のない単なるキャッチフレーズに終わってしまいます。霊的成長がなされることはありません。重要ポイントを欠いた「スピリチュアルな生き方」は流行語にはなっても、どこまでも偽物でしかないのです。多くの人々がすぐに飛びつき流行となるものは、例外なく本物ではないということなのです。

確実な霊的成長の秘訣

――「道具意識」と「自己犠牲」

これから私達は、スピリチュアリズムという「最高の人類愛」を実践しながら、同時に霊的人生の荒波を乗り越えて、自らの霊的成長を達成していかなければなりません。スピリチュアリズムのために自分のすべてを捧げられることほど価値ある生き方はありません。自分の限られた地上人生が「最高の人類愛」のために存在することほど、素晴らしいことはありません。私達スピリチュアリストには、そんな崇高な生き方ができるのです。

ただしそのためには、自らを「霊の道具」とすることが必要です。それによって、スピリチュアリズムを通じて霊界から地上へ働きかけたいと願う多くの霊達の応援を引き出すことができるのです。「道具意識」を持つことは、霊的成長にとっての最も賢明な方法なのです。

さらに、私達を確実に霊的成長へと導くもう一つの秘訣があります。それが「自己犠牲」です。シルバーバーチは――「己をてること-これが進化の法則です」と述べています。「道具意識」は、「自己犠牲」によっていっそう純化され高められることになります。

「霊の歩むべき本来の道は何にも増して困難なものです。(中略)それは自己犠牲を伴う長くゆっくりとして根気のいる、曲りくねった道です。」

『シルバーバーチの霊訓(1)』(潮文社)p.83

「人類愛のための自己犠牲の道」――これが今後、私達スピリチュアリストが目指す道であり、誕生前の決心を確実に成就する道となるのです。

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