「心の道場」の名称変更と、“ニューズレター”一時休刊のお知らせ

ニューズレター第49号

ニューズレターの発刊から12年が過ぎて

年に4回(3か月に1回)発行のニューズレターも、次回で50号を迎えるに至りました。発刊以来、早いもので12年の歳月が過ぎ去りました。その間、日本におけるスピリチュアリズムの知名度は徐々に高まり、同時にスピリチュアリズムを正しく理解し、霊界の意向にそって真理の実践に励む人々が増えてきました。残念ながらその一方で、スピリチュアリズムの霊的真理を利用して人々を騙し、あくなき私利私欲の追求に奔走するニセ霊能者・悪徳霊能者も現れました。

私たちのサークルには、人目につかないところで誠実な歩みをしている全国各地のスピリチュアリストの方々から、多くのお便りが寄せられています。そのお便りを通して、日本のスピリチュアリズムの霊的レベルが、ここ10年の間に着実に向上してきたことを実感することができます。

年に2回、高級霊界でイエスを中心として開催される大審議会において、日本のスピリチュアリズムの発展状況は、間違いなく高級霊たちに報告されていることでしょう。今後、日本におけるスピリチュアリズム運動はさらに大きく展開し、世界に先駆けて本物のスピリチュアリズムの手本を示すことになっていくでしょう。

スピリチュアリズム運動の本質

これまで何度も述べてきましたが、私たちが関わっているスピリチュアリズム運動の本質は――「霊界主導の地球人類救済プロジェクトである」ということです。スピリチュアリズムの一番の核心は、世間一般で言われてきたような心霊現象や交霊会・心霊研究のたぐいではありません。それらはスピリチュアリズムの初歩的段階における一つのステップにすぎません。

一方、スピリチュアリズムは、これまで地球上に存在しなかった新しい霊的知識・革命的な霊的思想をもたらしましたが、スピリチュアリズムはそうした知識・思想にとどまるものでもないのです。画期的な霊的思想・高次の宗教的思想は、スピリチュアリズム運動の一部分にすぎません。現在のスピリチュアリストの中には、いまだにスピリチュアリズムを新しい思想と思っている人がいますが、それは間違いです。霊的思想は、スピリチュアリズム本来の目的を達成するための手段なのです。

スピリチュアリズムを計画したイエスをはじめとする高級霊たちの意図は、心霊現象の上に霊的思想を重ね、その上にさらに「霊的真理の実践」を積み上げるというものです。そのため霊界側は、霊的真理を示すと同時に、スピリチュアリズムが単なる知識・思想にとどまることがないようにたびたび注意を喚起し、真理の実践へと地上人を導いてきたのです。スピリチュアリズムの最終目的である地球人類の霊的救済・霊的成長は、真理の実践にまで至らないかぎり達成されないからです。

実践のともなわない霊的思想は、何の価値もありません。口先で立派なことを言いながら、それを忠実に実行しないスピリチュアリストは、本物のスピリチュアリストではないのです。

スピリチュアリズムの進化と、今後のスピリチュアリズム運動の展開

これまでスピリチュアリズムは、現象レベルから思想レベルへというプロセスをたどってきましたが、これからは実践レベルの時代へと入っていきます。現在の思想レベルのスピリチュアリズムは、「霊的真理の実践」を中心とするスピリチュアリズムへと進化していくようになります。

今後、スピリチュアリズムは信仰実践としての時代に移り、すべての霊界人に共通の生き方となっている「神」と「神の摂理」への信仰を、地上でも行うようになっていきます。そうしてスピリチュアリズムは、これまでの地球上のあらゆる宗教を超越した「超宗教・高次元宗教」を確立することになるのです。

スピリチュアリズムは、地球人類を支配してきた「霊的無知」と、そこから派生した「物質中心主義」と「エゴイズム」を駆逐し、地球上に蔓延しているさまざまな悲劇(戦争・貧困・飢餓・間違った宗教による霊的牢獄・精神の荒廃・動物虐待など)を消滅させることになります。これが人類の“魂”が求め続けてきた、理想の世界・地上天国です。

もちろんそうした理想世界が、一足飛びに実現するようなことはありません。霊的真理の普及とその実践にともない、少しずつ築かれていくようになります。地球人類の霊的救いと霊的向上は、今後何百年、ひょっとしたら千年以上もの期間を懸けて徐々に達成されていくものなのです。それが“スピリチュアリズム”という人類史上、初めての本格的な「地球人類救済プロジェクト」の全容であり、今はまさにその大計画が出発したところなのです。

スピリチュアリズムというと決まったように1848年のフォックス家事件が出発点として取り上げられますが、これは霊界における長期間の準備のもとで、地上にスピリチュアリズム運動が展開するようになった出来事にすぎません。スピリチュアリズム運動そのものは、フォックス家事件の何百年も前から、ずっと霊界で進められてきたのです。それをさらにさかのぼれば、2千年前の“イエス”という最高級霊の「何としても地球人類を救いたい!」との人類愛と決意に至ることになるのです。

ハイレベル・スピリチュアリズムの確立

地上のスピリチュアリズムは、フォックス家事件以降160年の歳月を経て、初期の心霊現象の段階から霊的思想の段階へと少しずつそのレベルを引き上げてきました。そうしたプロセスはすべて、地球人類が霊的真理を実践して霊的成長を目指すレベルに至るための準備段階だったのです。

1848年から地上に展開を始めたスピリチュアリズムは、これから本来の目的である「霊的真理の実践」という信仰レベルへと引き上げられていきます。現時点での大半のスピリチュアリストは依然として心霊現象レベル・思想レベルにとどまっていますが、霊界からの働きかけは、より高い信仰実践レベルに向けてなされているのです。現象中心のスピリチュアリズム・思想中心のスピリチュアリズムから、信仰実践を中心としたスピリチュアリズム(超宗教としてのスピリチュアリズム)へと、その前線は確実に移行しているのです。

こうした信仰実践を中心としたスピリチュアリズムは、霊的レベルにおいて、従来のスピリチュアリズムとは大きく異なっています。したがってこれは“ハイレベル・スピリチュアリズム”と呼ぶことができます。とは言ってもスピリチュアリズム本来の目的に照らしてみるなら、やっと最低ラインに到達した、当たり前のレベルに至った、ということにすぎません。

このハイレベル・スピリチュアリズムの展開には、最高次元の霊的知識・霊的真理が不可欠です。それが『シルバーバーチの霊訓』やモーゼスの『霊訓』・カルデックの『霊の書』に代表される高級霊界通信に他なりません。今後はこれらの優れた霊界通信が世界中に広まっていくようになります。ネット時代にあって本物の霊的知識は、宗教や政治の壁を突き崩してどんどん浸透していくことになります。日本だけでなくアジアや世界各国で『シルバーバーチの霊訓』の存在が知られるようになり、スピリチュアリズムは大きな注目の的になっていきます。

地球人類の運命を決定するスピリチュアリズムは、高級霊界通信によってもたらされた霊的知識・霊的真理を羅針盤として、ハイレベル・スピリチュアリズムへと飛躍する時代を迎えています。私たちの背後には、スピリチュアリズムのさらなる普及とレベルアップに向けた霊界からの働きかけがあります。あとは地上に、霊的真理を実践していく“本物のスピリチュアリスト”が現れるかどうかにかかっています。本物のスピリチュアリストが増加するにともない、地球は根本から変化していくようになるのです。

霊界の軍団の一員として

私たち心の道場のメンバーは、そうした時代に導かれたことを心から感謝しています。短い地上人生の間に最高の霊的真理と出会い、スピリチュアリズムという霊界主導の救済プロジェクトの事実を知ることができたことを本当に幸運であったと思っています。そしてメンバー全員が、スピリチュアリズム普及のために人生を捧げようと決意しました。「世界三大霊訓の普及」と「ハイレベル・スピリチュアリズムの確立」という霊界の高級霊の願いを、自分たちのライフワークにしようと決心しました。

心の道場のメンバーの目標は「地球人類の救済活動への参加」という重大なものですが、これを進めるのはどこまでも霊界の大軍団であり、私たちは地上サイドの協力者にすぎません。自らを霊界の道具とすることによって、霊界の人々は私たちを活用して大きな働きをすることができるようになります。私たちのなすべきことは、「良き霊界の道具」となることです。自分たちの実績をあげようとするのではなく、あくまでも霊界の道具に徹することです。自分たちの力で人類を救おうとするのではなく、霊界主導の救済プロジェクトの“いち道具”として最大の貢献を目指すことなのです。私たちに、この世的な能力や財力がなかったことは幸いでした。自分自身の力に頼ることができなかったからです。

私たち心の道場は、霊界の軍団の一員として、霊界の人々が地上に働きかけるための足場になりたいと思っています。私たちは、「霊界の大軍団のスポークスマン」であり「PR係」です。霊界で今、どのような重大事が展開しているかを人々に知らせることが、私たちの役目です。

霊的知識・霊的真理を地上にもたらし、地球人類を救おうとするのがスピリチュアリズムの目標です。霊界の大軍団の戦いの目的は、地上人に「霊的真理」を示すことにおかれています。霊界の軍団の一員として人生を捧げる決意をした私たちは、当然その目的を共有しなければなりません。したがって私たちの使命は、スピリチュアリズムによってもたらされた「霊的真理」を、人々に正しく伝えることにあります。人類にとっての霊的宝ともいえる真理を、人間の手垢で汚したり、歪曲わいきょくすることは許されません。

霊的知識・霊的真理は、しばしば私利私欲のために悪用されますが、私たちは「霊的真理の灯台」として、それを純粋なまま地上の人々に伝えることを自分たちの役目としました。

サークルを大きくしない

私たちのサークルには、これまで多くの方々から「心の道場のメンバーに加えてほしい」との申し出が寄せられています。「心の道場を会員制にしてください」「心の道場主催の講演を各地で開いてください」といった要望もたくさん届けられています。しかし私たちは、そのすべてにお断りしてきました。

私たちのサークルは、霊界の道具として自分たちのできる範囲で精いっぱいの貢献をしたい、というところから出発しました。「奉仕のためのサークル」が心の道場のスタンスであり、会員を募ってサークルを大きくすることは、その主旨に反しています。私たちはこれからも「霊界の道具として奉仕に専念する」という姿勢に徹し、サークルの規模を拡大しないことをモットーにしてやっていくつもりです。

人間は弱いもので、苦しみに遭遇するとつい他人に頼りたくなります。自分より力のある人間にすがって慰めを得ようとします。相手が霊能力のある人間であればなおさら、その力にすがって何とか苦しみから逃れようとします。

私たちは、慰めを求める人々から一方的に頼られるような存在になってはならないと考えています。また、相手をそのように仕向けてはならないと思っています。霊的真理は示すけれど、あとは真理を手にした人が自分の足でしっかりと立ち、霊的人生を歩んでいけるように働きかけていきたいと考えています。これが会員を募集しないことの意味でもあるのです。

私たちの願いは、私たちと同じようなスピリチュアリズムのサークルや読書会が日本の各地に存在するようになることです。スピリチュアリズム普及のために誠実に歩んでいる外部のスピリチュアリストの方々に、立派なサークルや読書会をつくっていただけるように、できる限り協力していきたいと思っています。

サークルのメンバーの願い

私たちは、スピリチュアリズムの霊的真理が地球上に普及し、人々がそれを実践に移して霊的成長の道を歩めるようになることを心から願っています。こうした動きが地球上で広く展開し、人類を苦しめているさまざまな悲劇が駆逐され、世界中の人々が神のもとで本当の霊的家族として生きられるようになることを待ち望んでいます。

そのためには、まず日本中にスピリチュアリズムの高級霊界通信が行きわたり、シルバーバーチの名前を知らない人はいないというほどになって欲しいと思っています。全国各地に、真理実践の意欲と真の奉仕精神を喚起するような高い霊的レベルのサークルや読書会が生まれることを祈っています。

私たちだけが『シルバーバーチの霊訓』という最高の霊的宝を持っていても意味がありません。日本中の人々、アジアや世界の人々が霊的知識を手にし、神が与えようとしている幸福を享受するようになるまでは、私たちは幸福になることはできません。すべての人間が霊的真理によって救われ幸福になったとき、私たちも霊界の人々も初めて幸福になることができるのです。全人類が真理に従って霊的成長の道を歩み始めたとき、同じ地球人として真の幸福を共有することができるようになるのです。

『シルバーバーチの霊訓』を学ぶたびに、真っ先に霊的真理を手にした喜びを味わうと同時に、感謝の思いで胸がいっぱいになります。そして時期のきた人・自ら真理を求めるようになった人に確実に霊的真理を届けてあげたい、真理の所在を教えてあげたいという伝道の意欲が高まってくるのです。

私たちは常日頃、こうした思いを抱いて歩んでいます。

“ニューズレター”の一時休刊について

さて、次回でニューズレターは50号となりますが、これを機にニューズレターを一時休刊し、今後の展開に向けての準備を進めていくことにしました。再刊後(50号以降)のニューズレターは、実践に重点をおいた内容にしていきたいと考えています。さらには『シルバーバーチの霊訓』をともに読み進めながら理解を深めていくといった形での内容を盛り込んでいく予定です。

再刊時には、現在ニューズレターを継続してお送りしている皆様には、個別に連絡を差し上げます。またホームページを通じて、広くお知らせいたします。

なお休刊期間中も、これまでの活動はそのまま継続していきます。その間に、第3ホームページ・第4ホームページ開設の準備を進めていく予定です。今後も、自分たちの力の及ぶ範囲で、スピリチュアリズム普及のための活動を展開していきたいと思っています。

「スピリチュアリズム普及会」に、名称を変更します

ニューズレターの一時休刊に併せて、サークルの名称を「心の道場」から「スピリチュアリズム普及会」に変更することにしました正式には、2011年1月をもって「スピリチュアリズム普及会」に改称いたします)

これはスピリチュアリズムの霊的真理を純粋な形で日本中に、そしてアジアや世界に普及したいという私たちの願いをストレートに表現するネーミングです。同時に、霊的真理の灯台として真理の普及だけを目標とするサークル、霊界の大軍団のPR係(スポークスマン)としてのサークルに徹していきたいという思いを表しています。

今後の活動内容について

当サークルでは今後も、これまで同様、霊的ボランティア活動を展開してまいります。スピリチュアリズム関連の優良書籍(世界三大霊訓など)の自費出版、ニューズレターによる霊的真理の普及・啓蒙活動とハイレベル・スピリチュアリズムの推進、インターネットを活用してのスピリチュアリズム運動の推進、そして「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」によるスピリチュアル・ヒーリングの奉仕活動などです。

さらには「ホリスティック医学・健康学研究所」による真のホリスティック医学の普及、「健康フレンド」を通じての人々の健康づくりへの協力など、サークルの全力をあげて取り組んでいきたいと考えています。

こうした活動内容のすべてを、ホームページで公開していきます。

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