“フォックス家事件”に対する反対論者の捏造
――反対派の圧力に屈して“ウソ”をついた本物の霊能者の話
ニューズレター第46号
過去から現在に至るまで世の中には数多くの自称霊能者が存在し、実際には霊能力がないのに、さも霊能力があるかのように振舞ってきました。“ニセ霊能者”は人々の霊的無知に付け込み、デタラメな作り話をして
残念ながら霊能者を名乗る者の大半はニセ霊能者であり、スピリチュアリズムは常に彼らと闘ってきました。圧倒的多数を占めるニセ霊能者のウソや不正を暴き、
さて、スピリチュアリズムの歴史の中には、そうしたニセ霊能者とは異なる特殊なケースがあります。本当の霊能力の持ち主が、真実の霊的現象を起こしてきたにもかかわらず、周りからの批判・圧力に負けて「自分は
一般的に霊能者によるウソや詐欺といった不正は、霊能者自身の
そうした“ニセの告白事件”としてスピリチュアリズムの歴史の中で最もよく知られているのがフォックス姉妹による詐欺の告白です。“フォックス姉妹”といえば、スピリチュアリズムの出発点となった「ハイズビル心霊現象事件(フォックス家事件)」の当事者です。この2人の姉妹が引き起こした心霊現象から“スピリチュアリズム”は出発しました。その姉妹が揃って――「自分たちはウソをついていた。詐欺を行って人々を騙してきた」と告白したのです。2人の姉妹の告白は、まさにスピリチュアリズムそのものを否定し、その存在意義を失わせかねないほどのインパクトを持っていました。
これは反対者にとって、スピリチュアリズムに打撃を与える願ってもないチャンスでした。実際、現在に至るまでスピリチュアリズムに反対する人々は、フォックス姉妹の告白を事あるごとに引き合いに出し、“スピリチュアリズムは初めから詐欺であった”と主張します。そして鬼の首でも取ったかのように意気揚々とスピリチュアリズムを
しかしフォックス姉妹の告白は、実は反対者からの買収によってなされたものでした。姉妹の複雑な家庭環境と人間関係、そして人間的な弱さや煩悩に付け込んで、反対派が
反対派は、フォックス姉妹の最初の“ウソの告白”だけを大々的に取り上げますが、一年後にそれを
以下では、フォックス姉妹がウソの告白をするに至った経緯と、その告白の内容を見ていくことにします。