スピリチュアリズム・トピックス

“シルバーバーチの交霊会”参加者のその後

ニューズレター第24号

シルバーバーチの交霊会は、1981年のバーバネルの死をもって終了しました。シルバーバーチの交霊会の参加者、なかでもレギュラーメンバーは、その後どうしているのでしょうか。シルバーバーチの霊訓を編集した人々、シルバーバーチと直接話をした人々は、今何をしているのでしょうか。

交霊会が解散した後は、レギュラーメンバー同士の交流もそれほどなかったようで、トニー・オーツセンもあまり情報を持っていません。トニーに聞いたところでは、彼を除いて当時のレギュラーメンバーは、すべて他界しているのではないかということです。

バーバネルの死後、妻のシルビアは老人ホームに移り、十数年前に亡くなっています。トニーが特別に印象深い人物として名前を挙げたのがムーア夫妻です。夫のバーノン・ムーア氏がメソジスト派の元牧師であったことは、皆さんもご存じのことと思います。霊訓の中にたびたび登場し、初期にはシルバーバーチと激しい論争をしたり、その後レギュラーメンバーになってからも、何度も本質に迫る質問をしています。そして妻のフランシスは交霊会の速記者として、シルバーバーチの霊訓を世に送り出すための大きな貢献をしてきました。シルバーバーチは、「この二人は、私が出会わせたのです」と言っています。そして二人の結婚に際して、シルバーバーチは祝辞を述べています。(『シルバーバーチの霊訓 スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』(スピリチュアリズム普及会)  p.193)

ムーア氏は40~50年間、交霊会に参加していました。トニーはムーア夫妻について――very very lovely people!(とても魅力的な人間), very very spiritual people!(とても霊性の優れた人間), very nice spiritualist!(とても素晴らしいスピリチュアリスト)であったと絶賛しています。ハート出版の『シルバーバーチのスピリチュアルな法則』に序の言葉を寄せていますが、そのムーア氏も6年ほど前に亡くなり、妻のフランシスも2年前に他界しています。

シルバーバーチの霊訓の中に、ポールとルースという子供達がクリスマスの交霊会に招待されて、シルバーバーチと語らう様子が述べられています。父親のポール・ハリス子供と同名)はジャーナリストで、40~50年前にアメリカへ移住しました。トニーは、その後の詳しい様子はよく分からないが、おそらく15年ほど前に死亡したのではないかと言っていました。母親のフェイは92~93歳の高齢まで生きていたそうですが、今の様子ははっきりとは分からない、おそらく亡くなっているのではないかとのことでした。子供達も生きていれば、70歳を超える老人になっているはずです。それ以外のメンバーについては、トニーは知らないとのことです。

シルバーバーチという歴史的な交霊会に参加し、それを地上世界に広めるために多大な貢献をしてきた先輩スピリチュアリストも、トニーを残して皆、霊界に旅立ちました。そして彼らの名前も徐々に地上世界から消え去ろうとしています。

しかし残された『シルバーバーチの霊訓』は、その後もますます光を増し、世界中に行き渡り、地球人類の歴史を大きく変えようとしています。当時の交霊会の参加者達は、スピリチュアリズムのための捨て石となって、この世を走り抜けたのです。

ホーム

はじめての方へ

サイトマップ

サイト内検索

トップ